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和書 507156 (267)



サイレントメビウス外伝 幕末闇婦始末記〈1〉香津美斬魔剣 (角川文庫―スニーカー文庫)
販売元: 角川書店

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勝山心中 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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勝山心中
販売元: 講談社

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桂の花―幕末純愛伝
販売元: 廣済堂出版

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桂籠 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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桂籠とその他の短篇
販売元: 講談社

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活路 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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うーん、781頁もの大部。とにかく、手に取るとずっしりと重い。厚みもなかなかのもので、
普通一冊の文庫分では出さないだろう。
でも、正直なところ、これを上下巻に分けないでいてくれて良かった。
実際には、この厚みからくる重量感そのののが、何と言うかな、この小説の中の若い剣豪達
の、日々の人生の重みをずっしり感じる。そんな効果をもたらせている。

非常に特徴的、個性的な、ヤットウ(刀)使いの若者が二人、これにもう一人の三人が主な
登場人物。この三人の周りに、来れまた大変個性的な、刀磨き、女達、そして寺の住職が登
場する。もちろん、何人もの剣客、剣豪が登場しこれもみな個性的である。
女性はともかく、何人か登場する住職が、思想的には重要な役割を果たしている。

剣にのみ生きる若者たちが、結局剣を通じてでしか心を通じさせることができず、そのため
わかり合う時は、お互いの真剣を交える時と言う皮肉な運命。
だから、わかり合うには命を懸けずんはおられず、結局一人一人と取り残される。
剣劇シーンは極めて激しく、一方で静かである。
語り口調は有り変わらず、短いセンテンスを畳みかけ、リズムを作っている。

私は、北方の作品は、現代物のハードボイルドに時代モノがまさっっていると思っている。
本作品は北方の他の時代モノのように実際に存在した歴史上の人物を扱っているわけではな
い。フィクションとしての時代モノの中で、質量ともに、一番の傑作ではないかと思う。




活路
販売元: 講談社

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火天の城
販売元: 文藝春秋

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本書は織田信長に仕えた熱田神宮の宮大工岡部又右衛門とその息子以俊が、
信長の威勢の象徴とも言うべき壮大な安土城を築き上げていく物語である。

まず、大工棟梁に視点を置いて戦国時代の気骨溢れる人間模様を描こうと
した試みがすばらしいと思う。
あの時代、自分の名を上げることが男の本懐であっただろうが、
岡部一門は築き上げた城こそ自分の分身であり象徴として、
そこに職人魂と大工とは言え例外ではない命の危険を掛けて挑んでいる。

木組みを作り上げたときに暴風雨を受ける最中で、
倒壊を心配する息子に父がこう述べる。
「この天主はわしそのものだ。倒れるなら、わしもいっしょに倒れる。それだけだ。」

壮大なプロジェクトの中、
総棟梁でもある父の背を見ながら成長していく息子。
半人前と見られることに反感を覚えながらも、
数々の妨害や災難・信長からの無理難題をその目で見ながら、
しだいに父が背負っている総棟梁の責任の重みを噛み締めていく。

華麗な信長の生き様を支えた地味で決して陽の当たらない大工たち。
信長軍団は戦上手と先見性だけで成り上がったのではなく、
その作り上げた適材適所・技術集団があったからこそ、
破竹の勢いで戦国時代を駆け抜けられたことが容易に想像できます。

それを支えた戦国時代の職人の本懐とは何か。

男気と愚直な生き様に心打たれます。






旅涯ての地〈上〉 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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舞台こそヨーロッパであるものの、著者の「じっとり湿った空気」はこの本でも健在。
映画化された死国や狗神に飽きたら、ぜひ一度手にとって欲しい一冊です。下巻まで寝るのも忘れて読みきりました。


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