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和書 507156 (269)



加藤清正―太閤の夢に殉ず (PHP文庫)
販売元: PHP研究所

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

読み出していきなり引き込まれました。全編に渡って善くも悪くも「これが加藤清正という男だ」と納得させられてしまいます。

秀吉(木下藤吉郎時)との出会い、おねね(北政所)を母のように慕う姿、福島正則(市松時)と友情を育む姿等々、木下家で養育される冒頭から楽しめます。

本書において清正の武勇や義侠心が存分に発揮されるのは朝鮮出兵の所です(この部分は明、朝鮮視点からも細部まで描かれています)。小西行長が明との同盟を模索する間、愚直なまでに太閤の意に添おうと奮戦する姿には感動しました。

『小西行長』については同出版社から本が出ているので合わせて読んで頂くと清正、行長のそれぞれの姿勢での太閤に対する忠誠心を知ることができます。

関ヶ原の後に、政権を奪取しようとする家康に表立って対立はしないものの秀頼に忠誠を尽くす姿は心打たれます。

家康の理不尽な要請にも拘わらず、朝鮮出兵時の折りに学んだ築城知識を駆使し、数々の築城に携わった清正。最後まで愚直な姿は日本人の好む所でしょう。

同氏の書籍は他にもいくつか読ませて頂きましたが(島左近、蒲生氏郷、真田幸村)、フィクションもオーバー過ぎず1番楽しめました。





太平記〈上〉 (カドカワ・エンタテインメント)
販売元: 角川書店

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太平記〈下〉 (カドカワ・エンタテインメント)
販売元: 角川書店

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太平記〈中〉 (カドカワ・エンタテインメント)
販売元: 角川書店

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廃帝 (角川時代小説倶楽部)
販売元: 角川春樹事務所

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 光厳院に関心があるので、買って読んでみた。故村松剛の「帝王後醍醐」と近年出版された光厳院の評伝からプロットを未消化のまま借用して、それにフィクションを所々に入れただけのお粗末な「小説」だ。光厳院の「回想」をはじめ、会話に追号を使わなくてもいいのに。




札差市三郎の女房 (角川時代小説倶楽部)
販売元: 角川春樹事務所

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

なんと言っても市三郎がすごい。江戸時代でも現代でもなかなかこれだけの人物はいない。読み進んでいくうちに、引き込まれてしまった。よく映画を見た後に、主人公に入っているということが言われるが、まさしくそれ。読んでいる途中から自分が市三郎になったような錯覚に陥った。綾乃、志摩守、奉公人との関係なかで市三郎の魅力を十二分引き出している。タイトルこそ市三郎の女房となっており、綾乃が主人公のようにも感じるが(主人公の捉え方は主観的なものなのでタイトルが主人公とは決まっているわけではないが)、この作品ではなんと言っても市三郎だと思う。自分としては千野作品の中でお気に入りの一冊であり、他人にも自信を持ってお薦めできる。




義元謀殺〈上〉 (角川時代小説倶楽部)
販売元: 角川春樹事務所

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義元謀殺〈下〉 (角川時代小説倶楽部)
販売元: 角川春樹事務所

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宮本武蔵―立川文庫傑作選 (角川ソフィア文庫)
販売元: 角川書店

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紀・三国志―乱世の幕、上がる (カドカワノベルズ)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

超能力少年孔明が黄巾賊退治する導入部からはじまるトンデモ三国志。
この作者には別の三国志小説もあるが、この作品に呆れ果てたので読んでません。
鎧兜を身につけず、剣を持たなかった孔明の美学が判らんのか、このタコ!
人殺しの美学を求めるなら三国志に題をとる必要はない。


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