和書 507156 (333)
奇貨居くべし 黄河篇
販売元: 中央公論新社
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秦の始皇帝の父ともいわれる呂不韋。韓、魏、趙、秦、楚と旅を続け、
乱世の時代の波に翻弄されながらも、自らの生き方について、常に正面
から向き合って問い、悩みながらも人としての器を大きくしてゆく呂不韋
の青年時代が描かれている。孫子、孟嘗君らとの出会いや別れが、彼を人
として更に大きく飛躍させる。
混沌とした現代社会の中で生きる私達の孤独や苦悩にも投影すること
ができ、前を向いて苦難を乗り越えて行こうという活力を与えてくれる
一冊。さりげない言葉のやりとりや描写までいきいきと蘇り、心にしみ
わたる本です。
帰化した侵略兵―朝鮮の役異聞
販売元: 新人物往来社
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帰還!―古着屋総兵衛影始末 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店
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前作で遭難した総兵衛率いる大黒屋の面々。いよいよ日本に帰ってきます。といってもすんなり帰れる訳がない。時代的にはまだ綱吉の時代ですが、5代といえばまぁざっと150年。言ってみれば徳川幕府第1期の終焉です。江戸の本店を追われた奥方・美幸&生まれたばかりの7代目春太郎も危難の目に…。
前作でベトナム辺りまで遠征した一行は、今回は琉球へ。個人的に沖永良部にルーツを持っているので、琉球衆が大黒丸に乗り込むのは「おおっ!」て感じでした。とにかく読んでいただくとして、(ヒントはこれが第1部クライマックス)私は早く「鎌倉河岸」を読みたい~!
気概あり―薬用人参にかけた男たち
販売元: 新声社
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危機の外相 東郷茂徳
販売元: 新潮社
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A級戦犯=悪というイメージが定着しつつあるなか、
本当に彼らは悪だったのかな、という素朴な疑問を
解決してくれました。
戦犯として裁かれた人の中には、このような素晴らしい
人もいるのか、と戦後生まれの私たちは認識しておかなければ
なりません。
また、WW2が、WW1に敗戦したドイツなど諸国に、
「これ以上戦争を起こさせないように」と、戦勝国が苛酷な
賠償金をさせすぎ、植民地没収をした。それによりドイツに
苛烈なインフラ・失業率50%近くになり戦敗国政府の失望をうみ、
ナチスを台頭と産んだ。どの人間にも闇の部分は必ずある。
それを引き出してしまったのは皮肉にも戦勝国であり、
WW1の分け前に不満だった日本が、ナチスの鬱懐に吸い込まれて
しまった、というのが昭和初期の大きな流れではないか、という
筆者の歴史観をみた気がした。
聞き屋与平―江戸夜咄草
販売元: 集英社
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「小説すばる」に6回にわたって連載した連作小説です。
時は江戸時代。明暦の大火からしばらく経ったころ。
所は江戸一番の盛り場、両国広小路。
仁寿堂という薬種屋のご隠居が、五日に一度、店を閉めたあと机と腰掛けを表通りに持ち出します。
机にかぶせた覆いの垂れのことろに、「お話、聞きます」と書いてある。辻占いでなく、単に話しを聞くだけの「聞き屋」というちょっと変わった商売をはじめるところです。
ただ話を聞く。
お代も客の志しだい。
何か胸につっかえのある者が男の前に座り、ある客はポツリポツリと、ある客は一気に吐き出すように話をはじめます。
男の名前は与平。
父親が立て直した薬屋を、自分の代で更に大店(おおだな)に発展させ、3人の息子に店をまかせたあと悠々自適の楽隠居……と世間の評判です。
しかし、与平には、墓場まで持って行かなければならない秘密があります。鯰の長兵衛という岡っ引きが、与平が何事か隠していることを確信していて、聞き屋をしている与平の前に現れては、客の支払いの一部を巻き上げて帰っていきます。
何でも金目当てでものを考える長兵衛に、いい加減、与平はうんざりです。
体の不調を覚えた与平は、残された時間が短いことを覚ります。
もっと話を聞かなければならない。もっと。
冥土の土産にするには、まだまだ足りない。
そんな与平の前に、他家に嫁いで無縁となっているはずの先々代の店主の女房が現れて、物語は展開をはじめます。
先々代の女房が鯰の長兵衛に話した疑念とは……。
本書には、制約の多い封建社会を舞台に、それでも一生懸命生きた庶民が描かれており、山本周五郎の庶民物の雰囲気が漂っていました。
著者の宇江佐氏は山本周五郎の衣鉢を継ぐ作者の一人かもしれません。
桔梗屋の陰謀―時代小説集
販売元: 文芸社
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木々を吹く風
販売元: 女子パウロ会
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黄菊白菊―江戸の女恋づくし
販売元: 実業之日本社
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菊一文字 (レグルス文庫)
販売元: 第三文明社
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