和書 507156 (375)
黒白異聞記
販売元: 文芸社
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天保蘇民伝―戯れせんとや (黒須紀一郎伝奇小説)
販売元: 作品社
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覇王不比等〈第1部〉鎌足の謎 (黒須紀一郎伝奇小説)
販売元: 作品社
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われわれは日本史で壬申の乱について教わったが、その実態が何だったかについて先生は説明しなかった。また、「万葉集」で天智天皇の歌について教わったが、この天皇が誰であるかについての説明は無く、天皇は天皇としてそれ以上は教えようとしない。だが、大学の授業の時に天智天皇は天武天皇によって殺され、それが壬申の乱だったと教えられて仰天した。しかし、それ以上の秘密が日本史には隠されていて、天智天皇は百済系の支配者として君臨したのであり、天武天皇は新羅系の支配者だった事実について、この本は藤原不比等の生涯を軸にして描き、日本最大のタブーに挑んでいる点で、非常に衝撃的な内容によって貫かれている。人はこれを小説だと思いたいだろう。だが、タブーとされている歴史の真実を語るためには、小説の形をとらなければならないことが多いし、そういった仕事は売文を商売にする作家よりも、テレビや映画のディレクターやシナリオライターに、本当に有能な人が多いということを本書は証明していると痛感させられた。特に第二部が圧巻である。
覇王不比等〈第2部〉あすかの嵐 (黒須紀一郎伝奇小説)
販売元: 作品社
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覇王不比等〈第3部〉日本誕生 (黒須紀一郎伝奇小説)
販売元: 作品社
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現世浄土―婆娑羅太平記〈第5部〉 (黒須紀一郎伝奇小説)
販売元: 作品社
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真言立川流―婆娑羅太平記〈第1部〉 (黒須紀一郎伝奇小説)
販売元: 作品社
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亡霊跳梁―婆娑羅太平記〈第6部〉 (黒須紀一郎伝奇小説)
販売元: 作品社
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黒塚
販売元: 集英社
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設定自体は悪くない。
不完全な吸血鬼となってしまい、
100年ごとに胴体を変えないと生きていられない義経と、
甲斐甲斐しくその義経に寄り添う黒蜜。
色々移り変わる世界も、それぞれの伏線も中途半端。
テンポはいいけどそれだけ。
「いつの間にか崩壊していた世界と、その世界を支配しようとする2つの勢力」
荒唐無稽な設定を生かしきれず、大きな風呂敷の上で小さく踊っているような、
色んなものを都合よく用意したにもかかわらずそれを生かしきれてない感じが、
読了後もすっきりとしない何かを残して気持ち悪い。
ラストも一昔前の少年誌のような
「え!?それで終わるの?」という歯切れの悪さ。
風呂敷を畳みきれなかったので丸めてポイ、という終わり方。
「俺たちの戦いはこれからだ!」みたいな。21世紀にそれかよ、と。
全体的に話が浅い。それに尽きるかと。残念。
黒頭巾旋風録 (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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幕末の北海道を舞台に、アイヌを酷使する和人を懲らしめる、勧善懲悪の義士の活躍物語です。今まで佐々木譲さんは、ベルリン飛行指令、エトロフ発緊急電、ストックホルムの密使など、第二次世界大戦前・中の緊迫した国際環境の中での冒険活劇作家として大いに愉しんできました。時代劇を書かせても筆は衰えません。ただ、なんとなくバットマン&ロビンあるいは怪傑ゾロみたい。良質の娯楽作品として一気読みしました。北海道旅行のカバンに入れて、長旅の途中に読むと一層良いでしょう。ただ、眉間に皺を寄せて重厚な小説を読みたい方はパスして下さい。