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和書 507214 (23)



小説 企業戦士
販売元: 文芸社

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起業前夜〈上〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 山一證券の破綻を下敷きに、証券マンの葛藤を描いた長編。主人公が魅力的。出世欲、穏健、臆病と確かに普通のサラリーマンではあるが、仕事ができて、強い正義感があり、部下からも慕われ、仕事絡みの人脈も良好と言うことなし。憧れのサラリーマン像がある。
 物語は、“飛ばし”と呼ばれる利益供与の噂を耳にした主人公が、会社の改革に孤軍奮闘するが……
 上巻よりも下巻に力がる。改革の私案をまとめ、会長に直訴する辺りからテンポが速く、最後まで一気に読まされた。単に会社、仕事だけではなく、家族や友人などの人と人との結び付きなどもしっかり描きこまれていて、登場人物が立体的に感じられる。小説としての完成度は高い。
 上下2巻の長編だが、少しも長く感じない、寧ろ短いぐらいだった。面白さにおいては、今までに読んだ著者の作品では一番。お勧めの1冊。




起業前夜〈下〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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企業の闇に棲む男 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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危険銀行 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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起死回生 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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非情銀行で覆面作家としてデビューした著者が、
銀行を退職し、出版と同時に覆面を脱ぎ、作家として歩みだした渾身の作品。
臼井、若木、矢野、古川の主要登場人物の個性が際立っており、
その命名にも著者の仕掛けが込められている。
「組織の為」「人間の為」それぞれに生きる主人公の姿を通し、
何の為に生きるかを読者に問う作品。
登場人物が語る言葉の数々は、デビュー作の「非情銀行」に比べ、
『組織と人間』というテーマについて著者の主張が
よりダイレクトに読者に訴えかけてきているように感じる。
決して単純な勧善懲悪の話ではなく、誰もが悪玉にも善玉にもなりうる危うさが描かれている。
組織に生きる社会人には教訓となる刺激を沢山味わえる作品。




起死回生
販売元: 新潮社

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この本との出会いは、私が今おかれている【出向】の二文字の検索がきっかけだった。私は、地方のある会社に出向を命じられ、まさしく取引金融機関の代表として事業再生の任を負わされている身である。物語はメガバンクを舞台とした構成であるが、私のような地方銀行員が読んでも充分に臨場感を肌で感じ取ることが出来る。
この本を踏み台として、中小企業の再生に全力を尽くしたい。こんな個人的な事情が、評価に結びついたかもしれない。




起死再生 (広済堂文庫)
販売元: 廣済堂出版

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傷―邦銀崩壊〈上〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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いやぁおもしろかったです。

筆者は小説『日本国債』でも市場を操作するストーリー展開を逆説的に用いて、市場を冒涜する行為を戒めています。
ヒロインが真実を暴いていく姿は経済小説にはまらない一人の女性のドラマであり、一方で世界金融のパワーゲームの中で日本特有の国民性に起因する歪みに警鐘を鳴らした経済小説と言えると思います。
登場人物が非常に多くて何度も立ち位置を確認しながら読み進めましたが、それだけに市場がいろんな人に影響を与える世界なんだと改めて感じました。

タイトルにヒロインの行動の真理が込められていますね。読み終わった後納得。
女性特有の武器をも行使してしまいますが、これも深層の「傷」をテコにしての行為だし、身を挺してすべてを裁こうとした姿に哀しみを感じます。
男性なら犠牲を払うにしても違う方法を取るでしょうね。
並の女性では不可能であろう金融の世界であのポジションを勝ち取るに至った過去を少しずつ明らかにしていきます。
女性作家だからこそこうした繊細な心理を表現できるのだろうし、この結末を導いたヒロインの生き様と決意が最後までこの小説の厚みを支えています。




傷―邦銀崩壊〈下〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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下巻でだいぶヒロインの目的が浮かび上がってきます。
ほんとにここまでできるのか、と疑わしく思いながらも、ここは小説、ヒロインの過去の「傷」がすべての行動を可能にしたのだと妙に納得させられました。

金融再編期に実際に起こったいくつかの事例が織り込まれていて、景気が上向いてきた現在でも当時の動きを思い起こさせるストーリー展開でおもしろかったです。
経済小説として、というよりもヒロインを突き動かした深層の謎解きがおもしろかったですね。
男性はどうこの小説を読まれるのか気になるところです。


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