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和書 507214 (29)



銀行告発 (光文社文庫)
販売元: 光文社

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銀行という組織の中を生き抜いてきた著者だからこそ説得力のある小説。
胸がすくようなラストシーンでは、絶妙なタイミングで冒頭からの謎も解明され、
読み終わった後には爽快感が残ります。
ストーリー中盤の調査委員会のシーンで主人公・貴之の堪忍袋の緒が切れ、
堰を切ったように話始めるシーンや、
強制捜査の直前、経験もないはずの貴之が迅速に手を打つシーンは、
おそらく著者自身の経験そのものであったと思われ、
著者が組織と人間の問題と真正面から向き合い、戦ってきたことが伝わってくる。
また他の登場人物が難問に立ち向かう中で見違えるように変わっていく姿を通して語られる
「危機は人を強くする」との一言。
それは銀行を愛し、組織と人間の問題を避けずに、その解決を自身に課した責任感が
危機に直面した自分を果てしなく強くしていく様を表現しており、
著者の魅力はまさにこういう経験を経た人物であるからこそだいう事を改めて気づかされる。
文庫本のあとがきでは、銀行を退職するときの情景が克明に記され、
迷いや葛藤を隠すことなく表現しながらも、
等身大の人間として人生に向き合い、信念に向き合っていく姿に胸を熱くさせられる。




銀行再編物語 (新風舎文庫)
販売元: 新風舎

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銀行消失 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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銀行人事抗争 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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銀行人事部崩壊 (ハルキ文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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銀行総務特命
販売元: 講談社

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銀行総務部 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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銀行大合併―短編小説全集〈上〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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銀行大統合―小説みずほFG(フィナンシャルグループ) (講談社文庫)
販売元: 講談社

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第一勧銀、日本興銀、富士銀行の3つの銀行による「みずほ」統合の、その端緒から足掛け数年に渡る経緯を描いた「小説」。この場合、小説というのが曲者。小説とすることで適度に著者の創作が入っていますよ、ということなのだろうが、現経営陣を美化した提灯記事的な印象しか残らない。
最初から最後まで著者の視点は、経営層、それも三行間の軋轢をくぐりぬけた現経営陣しか見ていない。途中で外れていく人物に対しては「恐怖政治」「陰のCEO」または「フセイン」などと揶揄する一方で、現経営陣については、「決断力がある」「意思が揺るがない」「信念をもった」等、歯が浮くような描写が頻発する。また統合の作業を行った従業員や取引先の視点といった複眼的な視点に欠け、社長が国会に召還されるまでになった「大システム障害」という点については、公式発表をそのまま転記しているだけ・・。システム障害の原因分析といった掘り下げはない。ここから何を読み取り、何を得ればよいのだろうか。
純粋に「経済小説」として見ても、山もなくだらだらと続く印象。また、特定の言い回しや表現が何度も出てくる文章のつたなさは相変わらず。




銀行大統合―ドキュメント・ノベル「みずほフィナンシャルグループ」
販売元: 講談社

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 興銀、富士、一勧が統合してみずほフィナンシャルグループが誕生するまでを描いた「ドキュメント・ノベル」。小説といっても、主人公がいるわけでもなく、三行の頭取らの行動と心情を時系列で淡々と描いたもの。読者は、普通の小説にように登場人物に感情移入してハラハラドキドキすることも、経済小説の楽しみの一つである経済のダイナミズムや企業の細部を伺い知ることも、期待できない。

 この本の価値は、第1に、みずほ誕生の経緯を小説形式で学習できたこと、第2に、会社が重要な意思決定をするときにはこういう段取りで相手方、社内、OB、マスコミと交渉、根回しをするのかということを知ったということ、この2点。そういう実用的価値は認めます。もちろん、ドキュメント・ノベルということで、8割方は事実であると仮定した上で言えることですが。


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