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和書 507214 (45)



銹色の警鐘
販売元: 中央公論社

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三人の賢者 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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小説 ザ・ムーブメント
販売元: 文芸社

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ザ・商社マン―THE NEGOTIATION vs CHINA
販売元: YSS企画出版

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ザ・ラストプログラム
販売元: 日本文学館

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ザ・リコール
販売元: ダイヤモンド社

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ダイヤモンド社の経済小説大賞はいつも注目しているが、今年の受賞作である「ザ・リコール」を読んだ。読み始めてすぐに、三菱自動車のリコール隠し事件をベースにしていることが分かる。車の構造上の欠陥が生じている蓋然性が高いにもかかわらず社会的評価の失墜と多大なコスト発生をためらってリコールを避けようとする自動車会社、自動車会社と共謀して保険料の支払いを抑えようとする損保会社、これらの不正を告発しようとする損保会社の社員の攻防を描いている。さらに、自動車会社、損保会社それぞれが大企業であり、この問題を奇貨として、社内における自らの影響力の拡大を狙うグループが暗躍するが、いかにもモラルの下がった組織にありそうな話で、描写になかなかのリアリティがある。きっと著者自身の損保会社における勤務経験が活きているのだろう。「コンプライアンス」という言葉が一般化して久しいが、この言葉がいったい何を意味し、組織の一員としてどのように行動すべきかということを正面から考えさせられる一冊。




座礁 巨大銀行が震えた日
販売元: 朝日新聞社

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この作品は江上金融小説の中では優れている。江上氏の他の小説でよくある「あり得ない」、「そんな馬鹿な」がない。それもそのはず、江上剛氏が第一勧銀/広報部次長の時の、世間を揺るがした1997年「総会屋事件」そのもので、自分自身のことであるから筆致も力強く迫力がある。最初から最後まで話の流れは矛盾や不自然なことはない。企画、広報、総務、秘書、審査その他全ての描き方は違和感がない。登場する主人公、大洋産業銀行/広報部次長の渡瀬正彦は正に江上氏そのものだ。実際には北海道新聞の記者が嗅ぎ付けた一勧/六本木にあった問題融資であった。本書はフィクションとしているが、川神商事、住倉銀、共和相互銀、フィクサーの小野田、今太閤のの中田元首相の名が並び、それに大洋産業銀行となれば殆どノンフィクションだ。




疾駆する夢〈上〉 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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敗戦の廃墟から立ち上がった男の物語。
戦争を知らない人たちには、想像できないような何も無い時代に、
捨てられた自転車に、小さなエンジンを付けたところからスタートした
主人公の多門大作が、世界的な自動車メーカーになります。

多門大作が、通産省の官僚にも屈することなく、ユーザーに愛される車を作るのは、
読者の共感を呼びますよ。
痛快です。
若い人には、国産自動車の発展を知ってもらい、年配者には、懐かしい自動車の名前が出てきますから堪りませんよ。
佐々木譲、この作者にハズレはありませんね。
お勧めですよ。




疾駆する夢〈下〉 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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疾駆する夢
販売元: 小学館

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手先の器用な若者であった主人公の多門大作が、終戦後始めた自動車修理工場を、紆余屈折を経ながら巨大自動車メーカーへ成長させていく物語。

混乱している終戦直後にアメリカ軍相手の商売で自らの成長を誓う様子や、朝鮮戦争で一回り大きくなっていく過程。また、成長の節目節目で幾度となく官僚とぶつかっていく様子は、まさに、日本経済の縮図そのものではないでしょうか。官僚に自由経済をゆがめれそうになる箇所や、バブル期に会社を銀行に支配される箇所などは非常にリアルでした。

それら途中の内容が充実していたため、最初に書かれていたアメリカへの本社移転後の新社長が誰かという興味が徐々に薄れていき、すっかり忘れていたところ、最後に思いもしなかった人物を登場させるところは驚きましたが、最初の部分を読み返すことで、その意味がよく理解できるとともに、折に触れてその名前(別の人物ではあるものの)を出していたところは作者のうまさを感じました。この最後の部分をよんで、最初を読み返すことができたという点については、最初に掲載された週刊誌の読者に比べて恵まれていると感じると同時に、週刊誌で一度この作品を読んだことのある読者も、再度読んでみることをお勧めします。


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