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和書 507214 (73)



ハゲタカ〈上〉
販売元: ダイヤモンド社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

会話部分が多く、描写も凝っていないので、
比較的読みやすい経済小説だといえるでしょう。

読んでいて感じたのは、
1.ストーリーの構成バランスが悪い…。
2.名称の付け方が萎える…。
という点です。

個人的には、
「なぜ、ここにページ数を使うんだろ…」
「なんで、ここを省略するんだ!?」
と思う部分が多々あり、バランスの悪さが特に気になりました。

とはいえ、
全体でみると十分楽しめるデキだったので評価は星4つとさせていただきました。




ハゲタカ〈下〉
販売元: ダイヤモンド社

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 いよいよ3人の主人公がクロスしはじめたところで、上巻は終わりました。

 下巻は、ハゲタカ投資家の青年が、老舗の中堅菓子メーカーの債権を買い取って経営権を手に入れる過程からスタートします。経営に失敗して多額の負債を負っているというのに、この会社のオーナー一族は、自分たちの豪奢な生活を会社のカネでまかない続けることを当然と考えています。
 あまりにどん欲で身勝手なオーナー一族の姿を見せられるうちに、なんだかハゲタカ青年が正義の味方のように見えてくるから不思議です。

「そうだ、そんなごう慢なやつらは会社から追い出してしまえ!」

 労働組合や他の関係者のあと押しを得ながら青年がオーナー一族を追放し、読者は青年が悪人ではないことを確信します。

 青年は次のように指摘します。
  経済成長自体は、間違いなく日本が世界に誇れたことですから。
  ただ問題は、その翳りを見落としたことであり、それ以上にバブル
  以降に何もしなかったことです。

 つづいて、栃木県の代表的地方銀行である足助銀行の破綻をきっかけに、中禅寺湖、日光を舞台にした、老舗ホテル経営権の攻防がスタート。ホテルを手に入れようとするハゲタカファンドの青年と、老舗ホテルの経営再建に腐心する女性主人公が対峙し、いよいよ、全ての伏線がつながりはじめます。
 上巻ではピアノに近寄らなかった青年がピアノの名演奏をかなでることで物語が展開しはじめ、父親の割腹自殺の真相がとうとう明かされます。ホテル買収のゆくえと、ハゲタカ青年の胸に去来する想いとは……。

 上巻で感じた名作の予感を裏切らない終章でした。
 下巻だけで300ページ以上ある長編が、不思議とが長く感じません。




白虹―グイン・サーガ(26)
販売元: 早川書房

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光の公女―グイン・サーガ(27)
販売元: 早川書房

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ハリガネムシ
販売元: 文藝春秋

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表紙とギャップのある作品
読むに耐えないほどの暴力描写だが、単に
過激なだけではなくその底辺に生きる人の物悲しさを感じる。
ともすると人事じゃないなぁと、ふと思う。
どこかで自分はそこに立つかもしれない。
もしくは気づかす立っていたかもしれない。
実は、日常に隣接してるグロテスク
そういう怖さを感じてゾクっとした。
過激な暴力、性描写部分よりも、主人公がサチコとの旅先で老人にとった行動によっぽどリアリティーを感じて気分が悪くなった。
なんとも「いたたまれない」という感じ。
人が無意識に目をさらして見ないようにしているものがクローズアップされている。読後感は、、、ヨクナイ。




腐蝕の構造 (ハルキ文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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2007年に刊行された、森村氏の小説論を作家志望者を主たる対象として詳細に解説した『小説道場』(小学館)には、本格推理派から社会派への傾斜を強めた代表作として『腐食の構造』(日本推理作家協会賞受賞)が指摘されている。『高層の死角』でのトリックメーカーしての作風はむろん残しながら(殺人事件はホテルで実行される)、そこに原子力開発(濃縮ウランの開発化)をめぐる企業と国家の貪欲な駆け引きという社会問題を巧みに盛り込んだ意欲作である。著者には格別の想いがある<山>の情景描写も印象的である。ハルキ文庫版では600頁を超え(講談社文庫版は552頁)、著者が綿密な構想とそれを確実に裏付ける地道な取材とを重ねたときに生まれる文字通りの力作であり、主題が有する社会性・話題性もさることながら、そうした一連の問題群の背景にある人間ドラマも鮮やかに描かれている。森村作品には常に<人間>に対する深い洞察力と、ときにその人間が自らの意識を遥かに超越する行動をおかす危険性を内に秘めていることへの鋭い観察力が文体そのものに刻み込まれている。タイトルにある「腐食」という言葉も、一見すると、「企業と国家の癒着」というありきたりの意味かと思いきや、最終章からも分かるように、腐食の主たる構成分子はやはり「人間」であった。『腐食の構造』をなす企業や国家、それを構成する人間の思惑は複雑に絡み合い錯綜しているのである。本作品は本格(推理)派と社会派の融合作品であるが、読み終えてみると後者の色彩が強い。とはいえ、個人的には些か本書は冗長な感じが拭えない。内容的に豊かであることは認めるが、もっとコンパクトに仕上げることはできないものか。主人公の雨村や彼が握っていた濃縮ウラン開発技術の話も途切れ、次第に<愛>をめぐる人間ドラマが中心部に居座ってくる。たしかに力作であるが、正直なところ抜群の読後感を得ることはできなかった。






不良社員群 (ハルキ文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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ハード・ラック・ウーマン
販売元: 講談社

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プレSE奔走す―システムはこうして受注される (PARADE BOOKS)
販売元: パレード

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陽よ、明日に輝け
販売元: 双葉社

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