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和書 507216 (7)



図南の翼―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

先王が亡くなって27年、恭国は荒れていた。
誰もが新王を望むがなかなか、現れない。
じゃあ、あたししかいない!?

って言うわけで蓬山をめざした珠晶12歳。

なんか、威勢がいいし強気でこういうキャラ好きだなーって、思ったのもつかの間、
なんて小賢しい。口が減らない。あぁ、生意気。
この子嫌い。
でも、読むのはやめられない・・・
歩きながら読んでたしね、実際。

少しずつ、少しずついろんなことがわかっていく珠晶。
それでもやっぱり、まだまだ子ども。
きっと、本当の苦労はこのあとなんだろうなぁって、思う。
まだまだ幼い考えの珠晶がこのあと、どう成長するのか
その続きに期待して、星5つにしたいところをあえて、4つに。
だって、ここで、星5つにしちゃったらこの先それ以上つけれなくなるものね。

このシリーズを1作読み終えるたび、小野不由美さんてすごいなぁって、感心します

それと、最後のほうで、懐かしいひとが登場します。
元気そうでうれしかったな。




黄昏の岸 暁の天―十二国記 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この物語の続きは!!
一番気になるところです。謎が多いし・・・。
現在、十二国期は何年も執筆していない、
(今後も出ない)みたいですが、この続きだけでも
書いてほしい!!

この麒麟が幸せになってほしい。




月の影 影の海〈上〉十二国記 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「十二国記」は総じて言えば、王と王の半身である麒麟の物語、彼らが収める十二の国の物語です。

 麒麟が王を選び、王は麒麟と運命共同体となの国を治めていくのですが、彼らがいかに仙(不老不死の仙人)や神獣であったとしても、心を持つ人間に近い生き物であり、彼らの生き方そのものが国を左右し、民の命を左右します。もちろん王の資質がなかったり、王になりたくなかったりする王が立つこともあり、そんな彼らがいかに王になってゆくのか、またたとえ名君と言われた王であってもいつかは終わっていくというのが、この物語の読みどころです。王と一蓮托生の麒麟もまた適切でない王を選んでしまう(天啓には逆らえないので。ただし天啓自体に実体はない)ことがあり、「選ばれた人間」であっても万能ではありません。そして、そもそも天啓とは何なのか天意とは…と深みのあるテーマを持っています。ちなみに、恋愛色は皆無でストイックです。
シリーズ第一巻は、蓬莱(現代日本)で高校生をしていた陽子が、突然自分を主と崇める無愛想に麒麟に出会い、異世界に吹っ飛ばされるところから始まります。上巻は新しい世界でなんのサポートも受けられず、裏切りにあったり、襲われたりと散々な旅となっています。こんなに苦労しているファンタジーも珍しい、です。たいていは新しい出会いなんかがあって仲間が増えていくのが横道なので(笑)。上巻は苦しい描写をひたすら追っていくことになります。







月の影 影の海〈下〉十二国記 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「十二国記」は総じて言えば、王と王の半身である麒麟の物語、彼らが収める十二の国の物語です。

 麒麟が王を選び、王は麒麟と運命共同体となの国を治めていくのですが、彼らがいかに仙(不老不死の仙人)や神獣であったとしても、心を持つ人間に近い生き物であり、彼らの生き方そのものが国を左右し、民の命を左右します。もちろん王の資質がなかったり、王になりたくなかったりする王が立つこともあり、そんな彼らがいかに王になってゆくのか、またたとえ名君と言われた王であってもいつかは終わっていくというのが、この物語の読みどころです。王と一蓮托生の麒麟もまた適切でない王を選んでしまう(天啓には逆らえないので。ただし天啓自体に実体はない)ことがあり、「選ばれた人間」であっても万能ではありません。そして、そもそも天啓とは何なのか天意とは…と深みのあるテーマを持っています。ちなみに、恋愛色は皆無でストイックです。

 下巻になって、陽子はやっとふかふかしたかわいい鼠の姿の半獣、楽俊と出会うのですが、散々な目にあっていたので簡単には信じることができない陽子…。月の影影の海はファンタジーの中でも人間くさく弱い部分を容赦なく扱っている作品で、読み応えがあります。「王」にならずに馴染んだ蓬莱(日本)帰りたいと泣く陽子。どちらかというとおどおどしたおとなしい高校生だった彼女が、いきなり途方もなく大きな役割を与えられ戸惑う気持ちが丁寧に描かれています。後半に登場する頼もしい協力者である、陽子の国「景」の隣国「雁」の王様とその麒麟もなかなか魅力的です。蓬莱(日本)で育ったふたりは500歳…この物語だとほんと長寿のひとが多いので、自然とも大きくなります。「雁」の王様は元戦国武将なんですよ。現代を生きてきた陽子と戦国武将が協力し合っていくのがなんだか不思議と面白くて。下巻はよく読み返します。




図南の翼 十二国記 講談社文庫
販売元: 講談社

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跳ねっ返りの女のコと一方、屈強だが生きるのが不器用な男が、いっしょに旅をする。旅をしながら、女のコは人生を学び、男は人の情のありがたさを知る。
こういう設定は、よくあるかもしれないけど、読む方にしたらハマッちゃうんだよね〜。

珠晶は12歳で国王になるため、妖魔が住む黄海へ旅立つことを決意。旅の途中で用心棒&道案内として雇われることになる頑丘。本書はこのふたりの物語である。
果たして珠晶は国王になれるのか。なぞの人物、利広とは? 妖魔に襲われ、ひとりまたひとり旅の仲間が命を落とす。壮大な物語の結末やいかに。

展開も早くとてもおもしろい内容でした。
この本だけでも十分に楽しめますが、物語の背景にある麒麟や玉座について知りたい人は、「東の海神 西の滄海」を先に読むことをおすすめします(関連する人も出てくるし)。




東の海神 西の滄海―十二国記 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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『魔性の子』を読んで、十二国に興味を持ちました。
発表順からいうと3作目にあたるのかな。でも物語を歴史順に並べると、本作が最初にあたるので、この「東の海神 西の滄海」から読みました。

読み出した頃は、『魔性の子』の麒麟と本作の麒麟(六太)のイメージがずいぶん違う(軽いノリ)なので違和感がありました。
それと、登場人物の呼び名がひとりの人物に対して、氏名だったり姓名だったり役職だったり入り乱れて出てくるので、名前を把握するのにやや時間がかかりました。
どちらも読んでいくうちに解消されますけど…。

前半部分は雁国や十二国、登場人物像の把握に費やされますが、戦(内乱)というキナ臭い話になると、俄然おもしろみが出ます。
愚帝を装っていた尚隆が、いかに民のことを考えた賢帝であったのか、内乱勃発の噂を聞きつけ、兵に志願する民が殺到するくだりは、感銘を受けます。

ほんと、今の政治家たちに読んでほしいですね!




十二国記 2003カレンダー
販売元: 講談社

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講談社X文庫に掲載されていた挿絵と同じモノで構成されています。書き下ろしの新イラストを期待する気持ちもあったので少し残念ですが、それでもやはりこの大きさで山田章博氏のイラストを眺められるのは、ウレシイものです。BS放送のテレビアニメでファンになった方にも是非オリジナルイラストのもつ雰囲気を楽しんで欲しいです。




12星宮殺人事件 (飛天文庫)
販売元: 飛天出版

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12番目のカード
販売元: 文藝春秋

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リンカーン・ライム・シリーズは、毎回事件が起こる場面設定がまったく違いま
す。今回はニューヨーク、ハーレムが舞台になっています。時代はさかのぼり約
140年前の南北戦争終結後から1920年代のニュー・ニグロ・ムーブメント、いかに
汚い言葉で相手を罵しるかを戯れに競う“スナッピング”公共物にスプレーで落
書きをする“バブルレター”などの黒人カルチャー、アフリカン・アメリカン
日常会話“AAVE”、ハーレムの貧困や荒廃した高校生の日常生活が丁寧に、
またいきいきと描かれていました。そうしたアフリカン・アメリカンのカルチャー
は本作品を読むまで関心を持つこともなかったと思います。ディーバー自体もそ
れほど詳しくない状態から徹底した取材をして、ディーバー自身の視点でストー
リーに書き込んでいるので、ハーレム、ブラック・カルチャーが非常にわかりや
すく理解できました。

ストーリーはハーレムの女子高校生が理由もわからず殺し屋から命を狙われるの
ですが、彼女がなぜ命を脅かされなければならないかが、ひとつのテーマになっ
ています。そして殺し屋から被害者を保護するために、「コフィン・ダンサー」
に登場以来シリーズ常連のローランド・ベルも活躍します。情報とストーリーの
バランスは非常に難しく情報が多すぎても雑多になってしまいますし、少なけれ
ばリアリティがなくなる。今回はアメリカン・アフリカン・カルチャーの描写に
力が入って活劇部分があっけなかった印象を受けました。

しかし縦糸にあたるライムの苦悩やサックスを含める仲間の危機もしっかり描か
れていますしシリーズを読んでいる方なら楽しめたのではないでしょうか。逆に
本作品だけを読んでもシリーズの面白さは、十分伝わり難いのではと思いました。




13のエロチカ (角川文庫)
販売元: 角川書店

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 男性の性は時空を越えて飛翔しているように見えても、実は卑小な想像力の表層に由来しますが、女性の性は身体の奥深くで異次元とつながっているような気がします。
 でも、それもまた男性が勝手に抱くファンタジーなのかも知れず、実は女性の性もその想像力に由来する部分が小さくはないのでしょう。
 坂東真砂子さんと言えば、『山妣』『蛇鏡』『死国』『狗神』『桃色浄土』『曼荼羅道』『善魂宿』『蟲』など、日本の土俗的な舞台を巧みに設定し、その中で抑圧されつつも昇華されていく性と生を描いた作品の数々で知られています。
 そうした作品群と並べると、現代的な舞台設定の中で展開する本書は少し異色で、ここに収録されているのは、自分の身体の奥底から湧き起こってくる性に戸惑いつつも受け容れていく若い女性たちについての13個の物語です。
 でも、よく読むと土俗的な脚色を利用した坂東さんの主だった作品群とも通底する部分が多く、逆に舞台設定における仕掛けが少ない分だけハッキリと、坂東さんの主題がよく見えるような気がします。


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