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和書 507216 (62)



QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

高田崇史のすごいところはQEDシリーズを途切れることなく、ほぼ1年おきに出しているところである。それがどんなに大変なことか、このシリーズの読者ならばお分かりのはずだ。

QED的な日本史史観は、当初は「屁理屈」と受け取られかねないものだった。それだけ独特だったのである。しかし、膨大な史料と独自の視点を駆使した説得力に圧倒されて、まさしく「隠されてきた日本史の真実」と徐々に読者に認識されるようになった。

今年の竹取伝説であるが、やや低調に感じられた。これは逆説的な意味があり、桑原たたる氏的な史観が浸透したからこそ陳腐化してしまったという皮肉な結果である。「東照宮」や「ベーカー街」のように時代や国をずらせばまだまだ面白いものになっただろうが、何度か取りあげられた平安時代では、驚きが薄くなるもやむを得ない。

ミステリ部分も今回はややとってつけた風に感じられるが、さて、ほかの方のご意見はどうだろう?




QED 竹取伝説 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この本だけでなくQEDシリーズすべてに言えることですが、雑学が増えますね。
私は殺人事件そのもののトリックよりもそちらを楽しみに読んでいます。
歴史の好きな方はすごく楽しめる作品だと思います。





QED 龍馬暗殺 (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 QEDシリーズは、事件の謎解きに場を借りた、歴史の謎解きである。歴史の隠された面にスポットを当てて、常識を覆し、隠された謎を明らかにする、そんなテレビの特番にありそうなワクワク感に最大の魅力がある。
 今回は幕末の大きな謎の一つである、坂本龍馬暗殺の真犯人捜しである。ただ、龍馬暗殺の謎に関しては、最後の一点を除いて、これと言って目新しい指摘はなく、今までのように、思わず本を取り落としそうな「驚き」はなかった。まあ、「60へぇ」というところで、物足りなさも覚える。その分、タタルの博覧強記のうんちくが少な目で、今までより読みやすくなっているのが、プラス。
 今回、タタルたちが巻き込まれるのは、高知県の山奥、謎めいた集落で連続して起こる殺人、自殺事件。事件そのものには、これまた大きな謎はないが、タタルの謎解きに続いて明らかにされる、秘められた事情は、かなりほろ苦い。
 相変わらず怪しいタタルだが、奈々ともに、巻を重ねるごとに魅力を増している。タタルのうんちくに当たって(?)、食わず嫌いになっていた人にも、お勧めの一作である。




QED―ベイカー街の問題 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

QEDシリーズは日本の歴史(裏歴史とでもいいましょうか・・・)を題材にしているのが多い中で、
この作品はシャーロックホームズの謎についての考査となってます。
子供の頃にポプラ社のシャーロックホームズしか読んだことの無かった私に、
もう一度、シャーロックホームズを読むきっかけを作ってくれた作品です。
なるほど、この本を読んでからシャーロックホームズを読むと、一段と面白く読めます。




QED―百人一首の呪 (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 今年一番はじめの本紹介は今まで読んだことがなかった高田崇さんという人の「QED」シリーズの第一作です。けっこう人気シリーズで、森博嗣や浦賀和宏、殊能将之、舞城王太郎、新堂冬樹らと同じく講談社のメフィスト賞出身者ですが、その中でもかなり上に位置する方のようです。
 さて、作品内容ですが、シリーズの基本的パターンしては、殺人事件とそこで提示される歴史的な謎を主人公たちがといていくというのが基本パターンのようで、主人公は今作の主人公であった、漢方医の桑原崇、その大学時代の後輩で別の病院で薬剤師をしている棚旗奈々のコンビが今後も活躍する模様です。シリーズ第一作ということでたぶんに顔見せ的な感じで本書では二人のキャラが紹介されていました。
 後ろぐらいところもありつつも、株式投資で巨万の富を築いた真榊大陸(だいろく)。彼は年に一度正月にだけ家族が集まる自宅、通称カルタ屋敷で後頭部を殴られて死亡した。彼は死に際して、手近にあった五枚の百人一首カルタの中から一枚のカルタをダイイングメッセージとして握りしめて死んでいた。果たして、その一首が意味するものは何だったのか?
 ということで、Q.E.Dのシリーズ第一作を読んでみましたが、蘊蓄の量が半端ではありませんでした。京極夏彦の京極堂シリーズに勝るとも劣らない圧倒的な知識量で高田氏は物語を作り上げていきます。しかも、本当の歴史的な謎として残されていた「百人一首はなぜ百人一首なのか」「そして、どうして歌の内容がこんなによくない駄作が含まれているのか」を奇麗に一つの論文として小説の中でまとめきっています。これには、圧等されるとともに脱帽してしまいました。自分がたまたまこちら方面に詳しくないだけかも知れませんが、百人一首に限らず全ての歌集というものの見方、読み方、組み立てにここまで深い意味や隠されたことがあったのかと目から鱗が落ちる思いでした。単に自分があまりに無学だという話かもしれませんが、本当に打ちのめされた気分とともに高揚感をもって読みました。
 ただ、惜しむらくはそれくらい高いレベルの蘊蓄(余談ですが北村薫氏も解説でこれについては絶賛していました)を入れていっているだけに、逆にミステリ、殺人事件の部分がちょっとチープというか薄すぎる気がして、そのギャップ・落差が気がかりでした。ミステリ部分が今後強くなっていくのかどうかわかりませんが、もし弱くなっていくとしたら、ミステリは添え物として読む方向になっていくかも知れません。

 ということで、今後の作品を読んでみてということで評価は5の3にしておきます。




QED―百人一首の呪 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 今年一番はじめの本紹介は今まで読んだことがなかった高田崇さんという人の「QED」シリーズの第一作です。けっこう人気シリーズで、森博嗣や浦賀和宏、殊能将之、舞城王太郎、新堂冬樹らと同じく講談社のメフィスト賞出身者ですが、その中でもかなり上に位置する方のようです。
 さて、作品内容ですが、シリーズの基本的パターンしては、殺人事件とそこで提示される歴史的な謎を主人公たちがといていくというのが基本パターンのようで、主人公は今作の主人公であった、漢方医の桑原崇、その大学時代の後輩で別の病院で薬剤師をしている棚旗奈々のコンビが今後も活躍する模様です。シリーズ第一作ということでたぶんに顔見せ的な感じで本書では二人のキャラが紹介されていました。
 後ろぐらいところもありつつも、株式投資で巨万の富を築いた真榊大陸(だいろく)。彼は年に一度正月にだけ家族が集まる自宅、通称カルタ屋敷で後頭部を殴られて死亡した。彼は死に際して、手近にあった五枚の百人一首カルタの中から一枚のカルタをダイイングメッセージとして握りしめて死んでいた。果たして、その一首が意味するものは何だったのか?
 ということで、Q.E.Dのシリーズ第一作を読んでみましたが、蘊蓄の量が半端ではありませんでした。京極夏彦の京極堂シリーズに勝るとも劣らない圧倒的な知識量で高田氏は物語を作り上げていきます。しかも、本当の歴史的な謎として残されていた「百人一首はなぜ百人一首なのか」「そして、どうして歌の内容がこんなによくない駄作が含まれているのか」を奇麗に一つの論文として小説の中でまとめきっています。これには、圧等されるとともに脱帽してしまいました。自分がたまたまこちら方面に詳しくないだけかも知れませんが、百人一首に限らず全ての歌集というものの見方、読み方、組み立てにここまで深い意味や隠されたことがあったのかと目から鱗が落ちる思いでした。単に自分があまりに無学だという話かもしれませんが、本当に打ちのめされた気分とともに高揚感をもって読みました。
 ただ、惜しむらくはそれくらい高いレベルの蘊蓄(余談ですが北村薫氏も解説でこれについては絶賛していました)を入れていっているだけに、逆にミステリ、殺人事件の部分がちょっとチープというか薄すぎる気がして、そのギャップ・落差が気がかりでした。ミステリ部分が今後強くなっていくのかどうかわかりませんが、もし弱くなっていくとしたら、ミステリは添え物として読む方向になっていくかも知れません。

 ということで、今後の作品を読んでみてということで評価は5の3にしておきます。




QUIZ/完全版
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

人生ではじめてはまったドラマで思い入れは強く、又それ故にドラマのラストには???だったので期待していました。”完全版”とは何を意味するのか・・・と。 正直な所プロローグや結末以前に、物語として小説として文章があまり面白く感じませんでした。 これはシナリオ本なの?

良く知り過ぎているので客観的に物語を追えていないのではないかというのをさし引いても、小説としての流れがないので入り込みにくい。

蓮見と桐子のやりとりが新たに加えられた事で少しはスッキリしたと思うが、ここらへんをもっと掘り下げて書いてくれないと、わざわざ”完全版”として出す意味がないのではないの?”事件後”はもう出てるんだし。

ネタバレになりそうなので詳しくは書けないが、いろいろ解釈がある桐子の去就については、私は楽観的な解釈をしました。そうしないとこの物語の意味がない!もし字面通りだったら許せない! ともかくこれ読んでまたいろいろ考えて楽しもう~というマテリアル。




R(リアル)-0 amour (祥伝社文庫)
販売元: 祥伝社

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R(リアル)-0 Bete noire (祥伝社文庫)
販売元: 祥伝社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この世はいったいどうなるのか、この世を救うことはできるのか・・・
怖さはちょっと欠けるけど、先が気になりのめり込みます。
できれば「ゆび」から読んだ方がもっと面白いです。




R.O.E 交戦規則
販売元: 徳間書店

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工作員との幾度の戦闘描写は一級です。
残念なのは敵味方含めて主役達の背景設定が好きになれません。少し偏っている感じがしますので☆1つ減点。
ストーリー展開は面白いので、徹夜で読み進めてしまいました。


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