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和書 507216 (397)



安達ヶ原の鬼密室 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

いわゆる「本格」の行き詰まりの象徴のような
短・中・長の三篇が収録された作品。

もはや奇怪なお館も珍奇なトリックも出尽くした感があるのは
何も今に始まったことじゃあない。
「本格」派の方々は,既存のトリックに自分なりのアレンジを加える。
そのアレンジは,普通の人なら(=おそらくそおトリックをしかけた犯人も含めて)
誰も知らないような微細な,もしくは最新の自然科学上の知識か,
文章構成上の工夫という形になることが多い。
それらの工夫がなおさら「本格」の行き詰まりを
象徴してしまっているような気がするのだが。

以後の作品で,歌野氏はすぐれたトリックを考案し,
作品として発表しているので「本格」もまだまだ捨てたものではないのかもしれない。
しかしながらやはり,過去の推理小説の大家が言ったように
「推理小説なんて,人生のうちで何本も書けるものではない」のかもしれない。

いくつかの凡作の上に,後世に残るような作品は書かれるのだろう。





悪漢探偵 淫の収穫篇 (トクマ・ノベルズ)
販売元: 徳間書店

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悪漢探偵 濡れた標的篇 (トクマ・ノベルズ)
販売元: 徳間書店

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悪鬼 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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悪鬼の罠 (広済堂文庫)
販売元: 廣済堂出版

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悪鬼の罠―ろくでなし、やったるぜ! (ジョイ・ノベルス)
販売元: 有楽出版社

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アッシュロード
販売元: 双葉社

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いわゆるやくざの抗争を描いているのだが、そこに元女優、そのマネージャー、息子を絡めた話。
前半の展開がゆっくりな間は目立たない筋の粗さが、後半になって展開のスピードが上がってくると目立ってしまう。
主人公の一人、やくざの組長である木島も前半はうまく書けているが、後半になるとその性格も含め魅力が薄れてくる。
主題の一つである母と子供の葛藤もうまく描いているとはいえない。似たような表現も繰り返し登場するなどちょっとダルな感じである。




アッシュロード (双葉文庫)
販売元: 双葉社

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スキャンダルで姿を消していた女優が、武闘派極道に狙われる。

エンターテインメントにハンドルを切った作品。

テレビドラマにしっくりきそう。




アップ・カントリー―兵士の帰還〈上〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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上下あわせて1700ページです。むちゃくちゃ厚いです。片手で読むのは、文庫でもきつい、という本です。
さて、『将軍の娘』がベストセラーになった、ネルソン・デミル。『将軍の娘』に登場したブレナーの、その後&活躍です。
残念ながら『将軍の娘』で活躍したシンシアは(名前はしょっちゅう出てきますが)全く登場しません。かわりに、怪しいスーザンと言う女性が色を(文字通り)添えます。
いまだにアメリカの小説にはベトナム戦争の影と言うか、何か感じさせる部分が結構あります。
しかし、既にベトナム戦争後の世代との格差が随所にあらわれるところを見ると、それでは60年間戦場に赴いたものがホボいない我が国で、反戦をうたってもなかなか若者の心には響かないだろうな、と思ったしだいです。

脇役、特にベトナム大佐がとてもいい。
ストーリー的には、これだけ厚いわりには余り混乱しないで、す、っと読めるかな。ベトナム戦争を知らない世代に、是非読んでほしいね。
アメリカの、神経質な派兵の原点がここにあります。




アップ・カントリー〈下〉―兵士の帰還 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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上下あわせて1700ページです。むちゃくちゃ厚いです。片手で読むのは、文庫でもきつい、という本です。
さて、『将軍の娘』がベストセラーになった、ネルソン・デミル。『将軍の娘』に登場したブレナーの、その後&活躍です。
残念ながら『将軍の娘』で活躍したシンシアは(名前はしょっちゅう出てきますが)全く登場しません。かわりに、怪しいスーザンと言う女性が色を(文字通り)添えます。
いまだにアメリカの小説にはベトナム戦争の影と言うか、何か感じさせる部分が結構あります。
しかし、既にベトナム戦争後の世代との格差が随所にあらわれるところを見ると、それでは60年間戦場に赴いたものがホボいない我が国で、反戦をうたってもなかなか若者の心には響かないだろうな、と思ったしだいです。

脇役、特にベトナム大佐がとてもいい。
ストーリー的には、これだけ厚いわりには余り混乱しないで、す、っと読めるかな。ベトナム戦争を知らない世代に、是非読んでほしいね。
アメリカの、神経質な派兵の原点がここにあります。


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