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和書 507300 (62)



ちほう・の・じだい (ハヤカワ文庫JA)
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

男女間を書くのではなく、「人間性」を書くことで、不思議な空気を作り出す、カジシン氏。
 星新一氏がドライであり、阿刀田高氏がウエットな作風であるのに対し、
 カジシン氏はハートフル。無常の愛を感じます。

 「せつない」というのは、こういう作品を指すのではないか?そう思わせる短編集。

 ハチャハチャや、パロディを同時収録する懐の深さも心地いいのです。




ちゃれんじ? (角川文庫 ひ 16-5)
販売元: 角川書店

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 さいえんす?と比較すると・・・・

・テーマに一貫性がない。
・様々なものにチャレンジする訳でもないので、タイトルとの関連性がない。
・エッセイとして本にまとめるほどの内容ではない。

 しかしながら、スノーボードに楽しそうに取り組んでいる東野圭吾の様子は微笑ましい。
それを読んでとやかく言うのもどうだろうか?





ちゃれんじ?
販売元: 実業之日本社

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 作家・東野圭吾本人言うところの「おっさんスノーボーダー」奮戦記である。
 全体的に「雪乞い」の印象が強いのだが、いかにこのスポーツにのめり込んでいくかが主観的に書かれていて、スノーボードに興味がなくても楽しめる作品。もともと体育会系の著者だが、上達することで達成感を得るのがスポーツの楽しさであると捉えていて、スノーボードの技術面に深く立ち入ることなく、いかに楽しんでいるかを率直に綴った内容は関西人のサービス精神も混じって楽しいかぎり。
 連載エッセイだが、途中にフィクションの回が混じったりして厭きないし、最終章にはおまけの書き下ろし小説まで含まれているのでお得である。 




ついてくる (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

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世界観の構築はさすがだと思う。でも、謎の解明になると、とたんにパンチがなくなる。最終的に一体誰の何に対する呪いなのかということもウヤムヤで「ついてくる」という意味も希薄で、別にこれにこだわる必要はないんじゃないかとさえ思える。よく目にするが大きな謎を提示して興味をひきつけるのは良いけど真相がまったく釣り合ってない作品には読後、がっかりしてしまう。




ついてくる―京都十三夜物語
販売元: アミューズブックス

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最初の頁を開くだけで仰天する1冊。この本には著者だけでなく、「監督」が存在する。たんなる装丁や構想を超えて、1つの作品をコラボレートしている。内容に応じた、場面や登場人物の心境を補完する写真、ビジュアルが満載。文字の書体や級数も自在に変化していく。著者も記しているように、たしかに“邪道”であり禁じ手のオンパレード。が、読み進めていくうちにこの創意工夫も物語の1つであることがわかる。
若いカップル(夫婦)のゴールデンウィーク中の奇妙な出来事というストーリーを下敷きに展開する京都を舞台にした13の物語。まるでドラマか映画のように大団円へ向けてテンションを増す展開が読者をも巻き込んでいく。読み終えての印象は、とにかく「骨太」。よい意味で、読者をグイグイねじ伏せていく圧倒的な内容にただただ圧倒される。一般的な小説ではないが、奇想天外な体験をしたい人にはおすすめ。




ついらくした月 [冒険ファンタジー名作選(第1期)] (冒険ファンタジー名作選)
販売元: 岩崎書店

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私は『アルマゲドン』を見ても、大して感動はしませんでしたが、幼少時にこの本を読んだことが原因だと思います。何故なら、この作品はアルマゲドンと違い、人類賛歌ではなく、人類の醜さとエゴ、そして、世界の終焉を描いた作品だからです。

月が落ちてきて、戦争をしていた人類は戦争どころではなくなり、復興の為に力を携えていく・・・と思いきや、月の豊富なエネルギー資源に目を付け、再び利権絡みで戦争を起こしてしまう・・・という人類の愚かしさを警鐘的に描いていた作品だったからです。

現在の戦争にも通じる人間の愚かしさを児童本故に判りやすく書いているとはいえ、非常に重いテーマがアルマゲドンのお涙頂戴のものよりも、深く印象に残りました。




つかぬことを言う (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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つきあってはいけない (ハルキ・ホラー文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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平山氏のシリーズを愛読している者にとっては少し物足りないカンジがするかもしれない。パンチの効いた恐怖感もなく、少しずつ積み重なるような恐怖感も無い。たとえていうなら「こんなヤツが居たらしいよ~」「へー怖いね~」ぐらい。しかし、一人暮らしの女性が夜、黙々と読めば十分怖いかもしれない。




つぎの岩につづく (ハヤカワ文庫SF)
販売元: 早川書房

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エキセントリックであるという前評判のある筆者ですが、読後にけっこう詩情を感じる短篇が多く心に残ります。特にUgly Seaは素敵な話です。




つばき、時跳び
販売元: 平凡社

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 熊本を舞台に、語り手の男と、つばきという女の間に繰り広げられる、時を超えた出会いと別れのロマンス。タイムトラベルとロマンスの相性はとてもいいものですが、この小説も、そのふたつを使って心地よく、切ないファンタジーの世界に浸らせてくれました。
 山本周五郎の名品「その木戸を通って」(『おさん』所収の短篇)を彷彿させる前半から中盤にかけての品のよい味わいは、さながら美味しい緑茶の香りのよう。主人公が惹かれていく江戸幕末の女性、つばきの凛として可憐な美しさが、心にしみましたね。百年以上が過ぎた未来の世界の中にも、昔と変わらずに残っているものがある。そのかけがえのないありがたさを描いたシーンが素敵だったなあ。
 ラストの展開は、作者の面目躍如といったところでしょうか。時を超えた愛の主題が、作品の真ん中を発止と射抜いている。胸がいっぱいになりました。
 『時をかける少女』『転校生』『さびしんぼう』の大林宣彦監督が映画化してくれたらいいなと、そんな気持ちに駆られた一冊。読後感の胸にしみたことといい、期待以上の読み心地に星五つ。


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