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和書 507300 (261)



魔界転生〈上〉 (角川文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

忍法帖のファンになるずっと前から、「魔界転生」の名は聞き及んでいました。映画などの予告を見て何のゲテモノかと思っていました。忍法帖にはまってみてびっくりでした。まさか魔界転生が山田風太郎先生の書だとは。

読んでみれば見事な決闘の緊迫感、人々が平気で死んでいく先生独特の虚しさ、巧みな風景描写。さらに先生のお手並みで最も感動するところは、史実に絡めて物語をお書きになり、その事物が歴史的に不明か先生のご想像であっても真実であったと読者に信じさせてしまうところです。いくらその時代について造詣を深めても、無理なく信じさせてしまうのです。

また、後まで生きている人を平気で殺してしまったり、その人物が史実では後まで生きていることを紹介してみる荒唐無稽さがこれまた面白いのです。

残念だったのは、「柳生忍法帖」で十兵衛並の手練れかと思われた「柳門十哲」が唯の達人になっていたことです。物語上仕方のないことですが。

魔界転生ほどの大文章が今日なぜあのように軽んじられ、安く映像化されるのか残念でなりません。奇抜なエンターテインメント性の高さが災いしたのでしょうか。出版当時にこういった作品が少なかったがために、現代までも俗な映像娯楽の原作とされてしまうのでしょうか。先生の分断での扱いが不当に低いのは少なからずこのせいもあると思います。

ちなみに、転生するのは男だけ、細川忠興の夫人は出ていなかったように思います。




魔界転生〈下〉 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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下巻から、本格的な戦いになります。
特に、父である柳生但馬守との勝負と、心理描写は凄いの一言!

恐るべき魔人達相手に次々と仕留める十兵衛も凄まじいが、やはりなんといっても宮本武蔵!
どの死闘も凄いが、やはり武蔵との勝負は、最終決戦に相応しい迫力!
激しい剣撃戦ではなく、「達人対決」らしい、一瞬の勝負の妙が面白い!
この小説は物語と言うより、歴史上のIfだ。
戦国時代に間に合わなかった剣の達人、柳生十兵衛がもし、全盛期の宮本武蔵、荒木又右衛門、父、柳生但馬守、柳生如雲斎、宝蔵院、田宮坊太郎と戦えばと言うIfだ!
そのIfを存分に楽しめる伝奇小説、それが、『魔界転生』だ!




幻少女 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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 角川mini文庫収録作もこの本で読めるのはうれしい。他のホラーアンソロジーで読んだ作品も混じってるけど…。
 すごい奇抜さ、目新しさは無いが、嫋々とした雰囲気がいい。著者の怪奇を愛する熱情がところどころに織り込まれている、なんとなく不思議で、恐ろしくて、心せつなくなる掌編集だ。




満月の夜 古池で (角川文庫)
販売元: 角川書店

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いつもの坂東さんの作品にある毒も怖さもないので、物足りなさが残りますし、人間が動物(カラス)になるお話は、イソップ物語かなにかに有りそうだし・・・。





メガロドン (角川文庫)
販売元: 角川書店

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サメはやはりいい。
絶滅、保護、乱獲、孤高、1匹狼…etc、
ぞくぞくする響きが心の底から滲み出てくる。

「メグ」は雌が主役。
餌が何であれ、子を産むため貪欲に貪る。それが本能。
男がこの本を読むと自分の女を死ぬほど抱きしめたくなるだろうし、
女だったら、読んだその日に猛列に男を求めるかもしれない。

全長20メートル、白き先史の偉大な命。
存分に彼女に酔うといい。

めったにない興奮だ。




目撃者を消せ (角川文庫)
販売元: 角川書店

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山田長政の秘宝―シャム日本人町の超人 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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夢にも思わない (角川文庫)
販売元: 角川書店

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主人公は好奇心旺盛でかなりの行動派、その親友は洞察力が鋭く知性的なクール。このお話はこの二人を軸に進んでいく。

物語序盤、突然起こる殺人事件。殺されたのはある女の子のいとこだった。
主人公はその女の子が好きで、どうにかしてその子のハートをゲットしたいと思い、真相解明に乗り出す。もちろん親友も一緒だ。
しかし、物語中盤で以前その子が親友と良い感じになっていたことを知る。「コイツもあの子のことを好きなんじゃないか? でも、それならなぜハッキリ言ってくれないのだろう」という心の葛藤、モヤモヤ。
子供が大人になろうとしている瞬間である。

宮部みゆきの作品には、面白い(共感できる)大人がしばしば登場する。ここでは敢えて書かないが、その辺も楽しみにして読んでほしい。

また、この本は「今夜は眠れない」の続編となっているので、ぜひそちらを読んでからこちらを読んでほしい。




許された殺意 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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ユンカース・カム・ヒア〈2〉 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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