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和書 507300 (342)



燦めく闇
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「たとえば、音楽のように愉しんで貰えれば、と思った次第なのだ」という、作中人物の語りがソノママ紹介になりそうな感じ
ストーリーにがっつき、謎解き、じゃあなくて…距離をもってBGMのように読める怪奇幻想短編集

古城、人形、深夜特急、博物館、聖夜、ゴシック趣味人のツボを抑えたモチーフを
癖のある独特の語り口で描き出す全13編収録
文体は装飾多いけども、内容はおもいっきし耽美ってわけでもないので
表紙にビビらずいってみて大丈夫

どこかで必ず「え?」と、予想を裏切るストーリーは、
井上作品を読みなれている人には「愛すべきマンネリ」
初めて読むひとには「小洒落たトリックを読むよろこび」というあたり

音楽というようりは、レトロなホラー映画を見終わったような読後感
著者がホラー映画マニアなので、
キャラクターの台詞に作品名の引用も盛りだくさん
作品自体が恐怖映画のオマージュなんじゃないかと勘ぐりたくなるものも有り
ホラーパロディとしても読めます
ホラー好きな人は、作品から辿って映画なんかもチェックしてみるとどっぷり浸れる類の本

惜しむらくは、井上作品を読み倒していると再録が多く感じること
でも、装丁も凝ってるんで、
ファンならば一冊くらい本棚に置いておいても、なかなか良さそうです




キラレ×キラレ (講談社ノベルス (モF-39))
販売元: 講談社

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Xシリーズ第2弾は切り裂き魔事件です。一見、無差別にみえる事件に隠されたものは・・・。今までの森作品には見られないシンプルで、現実的かつ現在の日本が抱える病理を内包した展開になっています.殺人事件もありますが、これがなくても十分、不気味で恐ろしい事件だと思います.こけおどしの密室殺人などよりずっと面白いと思いました.最後でてきた美女は練無かとおもいましたが、時代がちがいますね。またまた西之園萌絵さまが締めくくってくださいます.good job!




霧の呪術師―天狗童子〈3〉 (ソノラマ文庫)
販売元: 朝日ソノラマ

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霧の中の終楽章
販売元: 新風舎

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霧の中の二剣士 (創元推理文庫)
販売元: 東京創元社

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ポーの弟子だったラヴクラフトから指導を受けたライバーのヒロイックファンタジー。今作もすばらしい出来栄えです。作品リストは…
「憎しみの雲」1963
「ランクマーの夏枯れ時」1959
「海こそは恋人」1968(書き下ろし)
「海王の留守に」1960
「間違った枝道」1968(書き下ろし)
「魔道士の仕掛け」1947(ライバーデビュー前のシリーズ第一作の改稿)
タイトルだけでも魅力的。浅倉久志の訳も最高です。
今作は、「霧」がテーマ。全編に霧の中のような非現実感が漂います。それでもさすがラヴクラフトの流れをくむ現実主義の視点は、どこまでも現実的に非現実を描き出します。特に「ランクマーの夏枯れ時」は、その喜劇的な展開と、宗教をおちょくったような視点、それでいてどこか神秘的な雰囲気さえ漂う傑作だと感じます。また、これまでと違い、この地球の過去が舞台となっている「魔道士の仕掛け」は、ネーウォン世界がまだ設定として確立していないライバーデビュー前の作品がベースになっていますが、書き下ろしの「間違った枝道」が挟まることでなぜ舞台が地球なのかが説明されており、番外編ではなくしっかりと本編として、それも魔術的・幻想的要素の濃い名作となっています。
相変わらずの超絶技巧が冴え渡る傑作短編集です。浅倉訳で読めて、本当に幸せです。




霧のむこうのふしぎな町 新装版 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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1979年出版だそうです。小学校の一年生の時に図書館から借り出して読みましたよ。懐かしい。本書が『千と千尋の神隠し』の元ネタとはずっと知りませんでした。映画を見てもピンと来なかった。インスピレーション程度でしょうね。そんなに似ていませんよ。
無国籍な世界です。ヒロインの名前からして「リナ」です。1970〜80年代というと女の子の名前は「○○子」が多かったのではないかな。舞台は日本のはずですが、リナちゃんが山間の霧の向こうで何故かヨーロッパの町を発見するんですね。住人も外人さんで。その外人さんたちは全員日本語を喋っていますが。最近になって読んでみて、ああ、これは西欧風のテーマパークなんだな、と思いました。だからどうというのではありませんが、「ああ、ナルホド」となっただけです。本書出版から十年後には日本は日本人の願望通りに無国籍テーマパーク化していきます。尤も最後の最後には常に「日本語」が立ちはだかりますが。ハンナ・アーレント曰く「最後に残るのは母語です」。
ともあれ、自分だけが特別選ばれてその特別な町に招かれるというファンタジーに気持ち良くなっていた記憶があります。「招聘される」という感覚ですか。ハリポタなんかを見ても分かりますが、子供の虚栄心は古今東西同じです。挿絵がお話の効果を高めています。80年代の『りぼん』などと同じ匂いがして懐かしかったです。




霧ホテル
販売元: 講談社

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霧雨の降る街では…
販売元: 文芸社

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は言い過ぎですが。非常に面白い作品!!




キリス=キリン〈3〉宿命の時 (C・NOVELSファンタジア)
販売元: 中央公論新社

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キリス=キリン1 - 森の王 (C・NOVELSファンタジア)
販売元: 中央公論新社

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  Jim Grimsley は、アメリカ南部を舞台に、主にゲイ男性達の魂の結ぼれを描いてきた作家である。 彼の地特有の深い信仰ゆえの闇が齎す悲しみと、浮遊感溢れる文章と物語には、いつも魅了される。

 その彼の初ファンタジーが00年出版の本作である。 ファンタジーならではのお約束は多分にあるものの、この分野では異色作と云えるだろう。 第一は主人公が操る“魔術”の描写。 元々彼の文体は感覚を喚起させる型だが、コンピューター・グラフィックにしたMRI解析を文章化する様なそれは、読者の想像の限界に挑む。
 第二は本作が初めてでないにしろ、ファンタジーにゲイのロマンスを前面に出し、性を持ち込んだ点にある。 暗示では無く文字にして。 ファンタジーのモデルである古の神話や伝説そして歴史に、今で言う同性愛は数多く存在する。 が、今日までそれらの殆どは異性愛風に歪められたか、暗示に留められてきた。 従って、長期間戦を共にし固い友愛で結ばれているにも関らず英雄達が戻るのは、常に必ず美しい姫の元なのである。 恐らく本作執筆の動機のひとつは、それに対するゲイ側からのアンチテーゼの表明であろう。 だからと云って本作の世界は同性愛者の楽園では決して無く、ホモフォビアは存在する。 作品世界≒神話・伝説・歴史と現代とは繋がっているのだ―

 さて、この度の初日本語版、結果は御覧の通り。 どうやら“お約束”の部分が気に入られた様で。 衣替えした、相変わらずの反復。 翻訳に恣意的な省略が見られる為、彼の作品を読み続けてきた方は今まで通り原著を。


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