和書 507300 (361)
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女王蜂(クイン・ビー)出撃! (徳間文庫―レヴァイアサン戦記)
販売元： 徳間書店
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クイーニー〈上〉 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)
販売元： サンケイ出版
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クイーニー〈下〉 (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ)
販売元： サンケイ出版
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空想村
販売元： 新風舎
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空中ブランコに乗る中年男 (講談社文庫)
販売元： 講談社
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空中鬼 (祥伝社文庫)
販売元： 祥伝社
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陰陽師 弓削是雄のシリーズ長編第３作目。今度の敵は、自由に空中を飛びまわり、人間を内側から爆発させてしまうとんでもない力を持った、名づけて空中鬼。
シリーズも３作目ともなると、レギュラー陣の性格付けや役割分担もハッキリしてきて、髑髏鬼を中心とした息のあった掛け合い漫才のような会話や鬼との戦闘場面などとても楽しめ、安心して読んでいけます。まあ、マンネリ化への第一歩という危険もあるにはあるのですが。
今回鬼退治とともに重要なことが、淡麻呂のほのかな恋心。神が宿っていたために人一倍大きな頭を持ち、うまくしゃべることもできなかった蝦夷の子の淡麻呂にとって、これが初恋だったのでは。その相手というのが夢の中で出会った少女というのだから、神の目を持ち未来を予知できる人にはない能力を持った淡麻呂らしいといえばらしいのですが、あまりにも報われなさすぎるのでは・・・。なんともかわいそうに。などと思いつつ読み進めると、そこは名手 高橋克彦、悲しくも美しい話に仕上げています。
ここで注意。私事なのですが、喫茶店で人を待っている間に読んでいたら、あんまり切なくて目がウルウル、涙が出そうでとても困りました。最近涙腺が緩んできたというのもあるのですが、電車の中など人前で読んでいると、きっと私と同じ目にあっちゃいますよ。
空獏 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)
販売元： 早川書房
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空母艦隊血風録 (ジョイ・ノベルス)
販売元： 有楽出版社
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「個性の強い指揮官たち」と出版社からの紹介にあるが、私に言わせれば個性が強いのは指揮官だけではない。米側のやたらと神罰を説く神父、日本側の食に拘りを持つ僧侶とハルゼー、スプルーアンス、山口などの指揮官を凌ぐ怪人物たちが暴れ回る独特の味わいがある。例えて言えば、チーズ等の発酵食品のようなもので、取っつきにくいが慣れると病み付きになる魅力を備えている。
海戦後、救助された乗組員満載の甲板で、信仰心が足りない、と説教を始める神父に、それを殴り倒す提督二人という状況は空前絶後であろう。
戦闘に関しても、やや大味な感があるもののテンポ良く展開が進み、個性的なキャラクター達と相まって他にはない魅力を提供している。
トンデモと言い切るにはしっかりしており、正統派というにはアクが強い。そんな独特のポジションを占める本書だが、他の作品にない魅力を秘めているのも確かである。
空母艦隊血風録〈2〉 (ジョイ・ノベルス)
販売元： 有楽出版社
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1巻のプロローグで、矍鑠とした現代のハルゼー、山口の両提督の姿に唖然としたが、この2巻のプロローグではさらに度肝を抜かれた。神父と坊主の双方がピンシャンしているのはまだ1巻を読んで納得できるが、二人ともかなりの地位についており（？！）、それに加えてイギリスと日米の関係が悪化、その上バチカンが吹き飛ぶという前代未聞の展開に、プロローグで語られたこの世界の現代の方が気になるというのは作品としてどうかと思わないでもない。
本編の方でも、登場人物達は1巻に輪を掛けて大暴れしているが、やはり続刊であるが故に展開の強引さが目に付くようになってきた気がする。
ノリとキャラクターだけで話を引っ張るというのは流石に無理が大きい（それでも、網走で岸壁から海に飛び込んで飛龍で泳いでいく坊主という状況には驚いた）と思うので、戦争の展開にもう一工夫欲しいという気がしないでもない。
とは言え、粗製濫造される仮想戦記とは一線を画す魅力は未だ健在であり、史実以上に母艦航空戦力を失った日本側、きな臭くなってきた米英の関係なども含めて、今後の展開が気になるシリーズである。
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空母轟沈―高速魚雷艇HIT&AWAY作戦 (白石ノベルズ)
販売元： 白石書店
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