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和書 507300 (371)



黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

こちらは、蒔生と節子の視点で語られる物語です。

蒔生のお当番で、物語全体を貫いていた梶原憂理の謎が解けます。
ただ、かなり最初のほうで、事情はだいたい察せられるかなあ、という気もしました。
ありきたりではあるのですが、ひとまず彼の話で物語全体の山場が終わるかな、という感じでした。

ラストは節子。
彼女の視点で、旅の一行はJ杉までたどり着き、終わりを迎えます。
彼女なりの語り口であらわされる自然の大きさと、蒔生を中心としたどろどろとした人間関係の中、唯一外側にいたかのように見えた彼女の事情とが、よくマッチしていました。
これまでの3章でそれほど内面があらわされていなかった分、節子のお当番はおもしろかったです。

旅が終わる切なさもよく出ていたし、いいお話だと思いました。
恩田陸さん、下手なミステリー書くより、こういうお話のほうが向いている気がします。




クロニカ―太陽と死者の記録
販売元: 新潮社

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木乃伊の独特の喋りに何故か魅せられた方は多いようですね。
名古屋弁と勘違いしていらっしゃる方がいますが、
あれは間違いなく三河弁であります。
(著者の粕谷女史は愛知県豊田市で幼少時代を過ごされたそうですし)
三河弁の特徴は、語尾に「じゃん・だら・りん」がつくことです。
「**だら」とワマンさん何回もおっしゃってますね。

なお、知り合いの三河人によると、
「三河弁は味があって優しいのよ」とのこと。
以上、愛知県は尾張と三河の狭間に住む者の戯言でした。

クロニカに関しては、ファンタジーノベル大賞受賞時の
「太陽と死者の記録」のままのタイトルのがよかったような?
気もするのですが、内容はぐんぐん引き込まれる感じでとてもよかった。

インカ帝国に新たに興味を持ちましたね。
そういった意味でこの本との出会いは強烈でした。
(いつかクスコやマチュ・ピチュ遺跡に行ってみたいな・・・)
それでは。




黒猫がくれた物語
販売元: 新風舎

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黒猫の三角 (バーズコミックススペシャル)
販売元: 幻冬舎コミックス

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3年前から毎年、ゾロ目の日にゾロ目の
年齢の女性が殺される事件が起きていた。

過去の事件から導き出された法則に従うなら、
今年は六月六日に44歳の女性が殺されることになるのだが…。


本書ならではの「語り/騙り」の仕掛け
によって示される犯人は、意外性十分。

シリーズ1作目から「コレ」をやるのが、
森博嗣の森博嗣たる所以というところでしょうか。

〈ミッシング・リンク〉を繋げる数学的で
整然とした法則と曖昧で漠然とした動機―。

“理系ミステリ”という決まり文句で語られがちな森氏の作品ですが、
本作でテーマとなっているのは「人間心理の複雑さ、不可解さ」という
文系好みのものです。


我々は、現実で起きる陰惨な事件の犯人に眉をひそめつつも、どこかで
「こいつよりはマシ」という倒錯的な自己肯定をし、やり切れない日常
のなかで、かろうじて心理的均衡を保って生きています。

犯罪以外の犯人の人間性をすべて捨象し、彼を「モンスター」とすることで、
社会的・生活的矛盾を彼らに集約させ、自らもいつ同じ立場となるか
分からないのに、ストレスのはけ口として恬淡としています。


森氏は、そうした小市民の生態を理解しつつも、
違和感を感じずにはおれない人なのでしょう。




黒猫の三角 (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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森博嗣の新シリーズ。新キャラの紹介とラストの意外さのためにあるといっていい作品。それにしても、この展開には感心させられました。前作に比べて、ややミステリーっぽさが弱く、一条ゆかりの「有閑倶楽部」っぽい雰囲気。森さんのクールな雰囲気が好きなのですが、ドロドロした男女関係がテーマのシリーズらしく、星3つです。




黒猫の三角―Delta in the Darkness (講談社文庫)
販売元: 講談社

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森博嗣の新シリーズ。新キャラの紹介とラストの意外さのためにあるといっていい作品。それにしても、この展開には感心させられました。前作に比べて、ややミステリーっぽさが弱く、一条ゆかりの「有閑倶楽部」っぽい雰囲気。森さんのクールな雰囲気が好きなのですが、ドロドロした男女関係がテーマのシリーズらしく、星3つです。




黒猫のシムクロティー (新風舎文庫)
販売元: 新風舎

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思いやりにあふれていて、荒削りだけど読んで損は無いと思います。こんな友達がいたらいいな、というか、私がこんな友達になれるようにならなくてはいけないな。そう思える、友情のお話です。番外編では楽しみながらも、じーんとくる場面もあって、何度も読みたい。そう思います。




クロノス・ジョウンターの伝説
販売元: 朝日ソノラマ

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この本は梶尾氏自らノベライズ作品として書き下ろし、映画化された「この胸いっぱいの愛を」の原作で、「クロノス・ジョウンター」というタイムマシンを駆使した純(?)恋愛小説です。
「クロノス・ジョウンター」はタイムマシンといっても「物質過去噴出機」ですので、実際には過去にしかセットできません。ただ、過去に留まる時間は制限されており、制限時間を過ぎると「遡った年数+遡った年数の3乗」の未来に飛ばされてしまいます。ですから遡る年数を操作することによって未来へも行けるわけです。また、過去に留まる時間を延ばすための装置(ブレスレット)というものがあってそれを使えば過去に長く滞在することが可能になりますが、一度それを使うと二度とクロノス・ジョウンターを使用することはできません。
このように原作では機械の性能や長所、短所などをこと細かく描きながらストーリーが進みますので、「会った瞬間から恋愛に発展したり」「難しいことがすぐに実現したり」と皆さんからブーイングされているような不自然な点もあります。でも全体的な内容は十分面白いのでそれはそれでいいのではないでしょうか?ノベライズ作品のほうは、機械の存在についてはほとんど触れられておらずストーリに重点を置いていますし、脚色も優れていますので、小説としての完成度は原作より高いと思います。
ただ、「クロノス・ジョウンター」の秘密を知りたい方は、ぜひ原作を読んでください。




黒船襲来―幕末架空戦史 (ジョイ・ノベルス)
販売元: 実業之日本社

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黒百合、白薔薇 (新風舎文庫)
販売元: 新風舎

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