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和書 507378 (224)



トゥバ紀行 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 トゥバとはモンゴルの北に1921年から1944年までの23年間だけ存在した独立国で、その後はソビエト・ロシア共和国の自治州となった国です。この国に1929年入国したオーストリア出身の民俗学・考古学者メンヒェン=ヘルフェンの貴重な記録です。
 トゥバ人はテュルク系の言語を話すテュルク系民族ですが、モンゴルの支配を長く受け、宗教もモンゴルの影響からラマ仏教が信仰されていましたが、シャーマニズムも根深く庶民に信仰されていました。
 その後トゥバは、清朝と帝政ロシアが領有権を争い、当初は清朝が支配下に置きましたが、やがて帝政ロシアが領有することになります。ソ連が誕生すると、ソ連の意向の下、一旦トゥバ人民共和国として独立しますが、これは、最終的にロシア共和国に編入させるためのステップに過ぎませんでした。ソ連の強い監視下にあって、外国人の入国が不可能であったその短い独立国期間に、幸運にも入国できた唯一の外国人が著者でした。
 トゥバは、モンゴルの強い影響を受けてはいますが、その基盤にはテュルク系の遊牧文化が残り、トゥバ独自の素朴な文化・社会を形成しています。しかし、人々の暮らしは非常に貧しく過酷な様子が様々記されてます。一方、ソ連による植民地支配の様子も記録されています。例えば列車内で、KGBの工作員がわざと政府を批判する発言を大声で発し、同意するものがいないかと様子を窺いますが、事情を察している乗客達は無視を決め込みます。
 本書は、ソ連という大国の植民地として翻弄され、過酷な状況におかれる少数民族の実態と、社会主義者である著者が、ソ連の帝国主義的植民地主義を世界に告発した貴重なルポルタージュとなっています。
 なお、トゥバは自治州としてロシアに編入されますが、その後自治共和国となり、さらにソ連崩壊後は、ロシア連邦を構成するトゥバ共和国となり独立性を取り戻しつつあります。




日本アルプス―山岳紀行文集 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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北槎聞略―大黒屋光太夫ロシア漂流記 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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ロシアでの約10年もの漂人生活から帰ってきた、大黒屋光太夫のたくましさ、勇気に深く感動しました。後半は女王に謁見したりとなかなかに良い生活をしていたようですが、帰国を熱望し帰ってきたところもまたかっこいいです。COOL!!
当時のロシアの生活が直に伝わってきたような気もします。またリアルな江戸時代の日本人の気持ちも悲しく伝わってきます。
当然江戸時代の文なので多少読みにくいので星4にさせて頂きました。
是非ノンフィクションを読んでください。




随筆集 明治の東京 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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季節へのこまやかな感覚を呼び覚まして
くれるような情景が、柔らかな筆致で
描かれている随筆。
周囲の雑音や日常からほんの少しの間逃れて、
静かに心を放ちたい時に読みたくなる本。

淡々として柔らかい鏑木清方の文章に触れていると、
せわしない日常に追い立てられ、乾き、尖っていた心が、
慈雨を享けたように柔らかくほどけていく。
日本画の知識はないけれど、機会があれば鏑木清方の絵も
ゆっくりと時間をかけて眺めてみたい。




イワン・チャイの花 (Furai‐sha visual press (2))
販売元: 風来舎

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インハバナ―ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ・ストーリー
販売元: アーティストハウス

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『ブエナ〜』ブームに便乗して、売れ筋の本を出版することは、商売としては別に悪いことではないでしょう。ただ、それにしてもこの本は中身が無さ過ぎる。
まず、キューバ音楽用語の単純な読み間違いや誤表記が多い。作者の知識不足の賜物でしょう。本一冊出すなら、もう少し対象を研究してからにしてほしかった。単なるアイドルの追っかけムックと同じ。ブームとは罪作りだ。




インカコーラ―ペルー紀行 (海外旅行選書)
販売元: 図書出版社

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因果鉄道の旅―根本敬の人間紀行 (ワニの本)
販売元: ベストセラーズ

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自分が感受性が豊かな20歳のころにこの本を読んで衝撃を受けた。特に内田の話。人間の愚かな部分を全て持ってるような内田の話は人間観察に興味がある自分には衝撃的で、自分の他人を見る目が変わったし、この本は人間の本質を理解する上でバイブルだと思った。
しかし、それよりは成長した今、むしろこの本には嫌悪感さえ覚える。今なら、内田って自己愛性人格障害で済む話。内田の行動に目新しさも衝撃も無い。
そういう人格障害の人間を面白ろおかしく書くことが最低の行為にも思える。
奥崎謙三のビデオもそうだが、この人、人間へのリスペクトが無いよね。人間がちょっとおかしくなってしまう理由を突き詰めずに、ただおかしくなった人間をネタに笑いを取るという。
そんなのがライフワークとはなんかねって感じ。





イングランド「ケルト」紀行―アルビオンを歩く
販売元: 彩流社

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書名の副題のアルビオンとは、古代ローマ人がイギリス本島につけた名前で、イングランドの古名だそうです。
「島のケルト」に関する記述が興味を惹きました。どちらかといいますと、武部好伸さんは島のケルトにより関心を持っておられるように感じました。すなわち、アイルランド、スコットランド、ウェールズ、マン島、コンウェール、フランス・ブルターニュ地方の文化の成り立ち等です。フランス、ドイツ、オーストリアに広がっている大陸のケルト文化と併せてこれからより深い研究が望まれるところです。
とにかく、日本人がほとんど行くことの無いイングランドの辺境まで訪れる熱心さと探求心には頭が下がります。いわば未知の領域ですので、本書のような紀行作品がとても重要な意味を持つのは語るまでもないことです。マン島の人々との交流を読むに連れ、筆者のフレンドリーさが伝わってきました。マン島、コンウェールあたりもケルト文化の探求には、はずせない地域でもあるというのが本書によって理解できました。

後半は南イングランドやコンウェールに残るアーサー王伝説に関する遺跡やお祭りを訪ねられたこともあって大変詳しい記述が続きます。土地の方にとってこのような英雄伝説は自分のアイデンティティの存在を証明するもので大切にしているのがよく分かりました。

大英博物館の収蔵物の素晴らしい展示品との出遭いも含めて興味深いお話が続きました。確かにイングランドにも沢山のケルト文化の足跡があると感じました。異文化理解の橋渡しとしてこれからも筆者武部さんの続編を読みたいと願っている一人です。




イングランド―ティーハウスをめぐる旅
販売元: 文化出版局

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イングランド好き、紅茶好き、お菓子好きのため、
つぼにはまりまくりでお気に入り一冊です。

派手ではないけれど、おいしそうなお菓子と
たっぷりのお花や木々にとともにあるティーハウスの写真は
イングランドらしく、とても素敵です。

お菓子のつくりかたや、ティーハウスの地域別インデックスもついています。
ロンドンのお店なら行けるかも?と
真剣に検討したくなります。。。


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