和書 507378 (303)
蚕の村の洋行日記―上州蚕種業者・明治初年の欧羅巴体験 (セミナー〈原典を読む〉 (5))
販売元: 平凡社
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1994年に国文学研究資料館で行われた「夏期原典購読セミナー」の講義録をまとめたもの。
著者の丑木氏は同館所属の研究者で、日本近世・近代の地方政治史が専門。
本書は上州島村の蚕種業者5人の洋行日記・手紙を読み解いたもの。蚕種とは、蚕の卵のこと。これを孵化させ、幼虫から繭にして、絹糸を取るわけである。日本産は質が高いとされ、たくさん輸出されていた。横浜で外国使用人が買い付けるのが普通だったが、直接、ヨーロッパまで売りつけに出掛けた者たちもいたのである。島村の業者は明治12年から15年まで4回もイタリアへ渡っている。そこでの体験が分析されるのである。
経済、文化、宗教と、さまざまな側面が論じられている。ただ、いささか焦点に欠けるようにも感じた。特に、明治の一般の人たちの異文化体験を取り上げると述べておきながら、その面での収穫は少ないのでは。
開高健の旅、神とともに行け。
販売元: 集英社
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会社を辞めてインドへ行こう!
販売元: 近代文芸社
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旅の王道―人と人をつなぐ50歳からの世界一周旅行 (海象ブックス)
販売元: 海象社
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中津・宇佐の道ほか (街道をゆく)
販売元: 朝日新聞社
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奥州白河・会津のみち;赤坂散歩 (街道をゆく)
販売元: 朝日新聞社
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愛蘭土紀行 (街道をゆく)
販売元: 朝日新聞社
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愛蘭土紀行 (街道をゆく)
販売元: 朝日新聞社
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本所深川散歩;神田界隈 (街道をゆく)
販売元: 朝日新聞
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本郷界隈 (街道をゆく)
販売元: 朝日新聞
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このシリーズを全部読んではいないが、この巻は、たぶん、とてもよい出来だと思う。東京在住ではない人には、物足らないかもしれないが、東京在住か、東京出身者なら、まず、身近な小さな話題で、歴史を覗くことが出来る、散歩の格好の書であることがわかる。でも東京以外の人だと、ちょうど東京の人が、他県の「大文字の歴史」に由緒がある場所には惹かれても、「小文字の歴史」の由緒には入っていきにくいのと同じ理由で、少しつまらないかもしれない。晩年独特の臭みを発揮して、ちょっとだけガッカリした司馬遼太郎だったけど(特にエセー系は臭かった)、この巻はさらりとしていて、よかった。