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和書 508052 (33)



ある映画人の定年 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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ある映画監督―溝口健二と日本映画 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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禅猫 (中公文庫―てのひら絵本)
販売元: 中央公論新社

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あんときゃ笑った
販売元: 太田出版

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いいもの見つけた (集英社文庫)
販売元: 集英社

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 高峰さんのエッセイの大ファンです。この本は、『コットンが好き』『瓶の中』同様、彼女の鋭さとユーモアとこだわりを堪能できる、身近なお気に入りのもの1つについて1つのエッセイの、”モノエッセイ”。装身具、靴、服、台所用品、お気に入り便利グッズなど。写真もきれい。
 この本で特に思ったのですが、彼女の”モノエッセイ”は、所謂”虚飾の世界”にいて、きれいな格好をし、派手な生活を見せなくてはいけない人が、
「何とか普通の人間になりたい!!本当に好きなものだけ持ちたい!!自分でありたい!!」
という、必死で、せつない、いじましいまでの叫びなんですね。勿論、そうした悲しみは、大反響を呼んだ自伝同様、突き放して鋭い感覚で捉えられ、ユーモアと明るい自嘲に包まれているのですが。例えば「何の何子ではなく、自分のセリフを話したい」という『瓶の中』での一言は、何かあんまりにもギリギリで、可哀相にさえなります。
 そして、それが、女性や主婦の、
「忙しい毎日だけど、たまにはきれいなものが見たい!ちょっとだけでいいから生活にメリハリが欲しい!!」
という声なき必死のニーズと、不思議と一致するのでしょう。
 特にファッションの部分は、彼女としては「なるべく地味に、経済的に、オシャレに」という非常に知的な勝負なのですが、普通の女性から見れば、むしろ素直に学びたい憧れの世界のTPOだったりします。足に合う靴の買い方、歩き方、着物の小道具、スカーフ、スーツ、ドレス…今でもまだまだ西洋式のマナーや習慣に慣れないところのある日本女性ですが、昔はもっとですね。西洋式がカッコイイというわけではないですが、ちょっと憧れ(そもそも、彼女の時代の「スター」は、文字通り、手が届いてはいけなかったのですから!)、日常生活にオシャレを取り入れるには絶好のエッセンス。今の私でもへえ~へえ~です。
 これは、大変とは言え華やかな女優と、自由とはいえ庶民の主婦の間を取った、といっては両方に失礼ですから、結局…女はみんな同じ、ということでしょうか。高峰さんの場合、若い頃にすごく不自由だったせいか、特に自分でいられる幸せの感じ方が強いんでしょうね。
 あと、彼女は非常に、ひとつのものについて、買う時も、使う時も、実に細やかに色んな見方をしますね。そういうところ、普段、例え世界が狭いと言われていても、ちまちまと色んなことを考えるのも楽しい女性のツボです。




「いき」の構造 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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恋愛は哲学者の不得意分野といわれる。ゲーテ、ピカソといった芸術家たちに比して、恋多き哲学者という話はまず聞かれない。ニーチェの痛ましい片思いもさることながら、スピノザがラテン語を一少女に教えていたことが詮索されたり、ハイデガーとアーレントの恋が騒がれるのも、いかにも地味なこの業界ならではのことだ。だが、ヴィーナスよりはミネルヴァの使徒である哲学者たちにも例外はある。わが九鬼周造がそれである。名著『いきの構造』の核心は恋愛論であり、九鬼は「<いき>は恋の束縛に超越した自由な浮気心でなければならぬ」(p48)と断言して、結婚という制度的束縛を嘲笑する。

 このたび、詳細な注と解説を付した文庫版が出版された。九鬼は西洋哲学や文学・芸術だけでなく、江戸時代の風俗や衣装、文学などを縦横に引用するので、言葉の注釈や図版が豊富なのは本当に助かる。これによって「いき」のイメージが生き生きと甦る。何よりもまず美的であることを重んじた九鬼周造その人の魅力と、芸の広さにあらためて感服。




いきなりハッピー (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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UA、ダンカン、ヴィンセント・ギャロ、アラーキー、清水ミチコ、ナイナイの岡村君、浅野忠信、近田春夫、石野卓球、山田詠美。一つとしてハズレのない対談ゲストの人選に大いなる期待を感じて購入。ゲストラインナップにセンスを感じる読者には内容も満足度大でしょう。しかし、この本の真骨頂は著者が対談連載中妊婦なこと。45歳にして双子初妊娠、そして出産。34歳の夫とのアツアツぶり。そのハッピーがスピーディーに炸裂していく感じが、ドキュメンタリーでスリリング!人生盛り上がって笑うしかない状況に遭遇している著者に対面して思わず出るゲストの素の対応。意外なほど味わい深い本でした。




いちご新聞 キャラクターおりがみ教室 (サンリオギフトブック)
販売元: サンリオ

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いつか聴いた歌 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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イラストレータ和田氏が、アメリカのスタンダード・ナンバーを取り上げ、歌の解説と共に歌手、当時の思い出等を綴ったエッセイ。

「お楽しみはこれからだ」でも驚いたが、著者が驚異的な記憶力を持っていること(著者の記述は記憶のみに頼っているのだ)と、対象(今回は音楽)にマニアックなまでの深い愛情を持っていることに感銘を受けた。

取り上げる曲はちょうど100曲。具体的には「ビギン・ザ・ビギン」、「スターダスト」、「やさしく歌って」、「いつか聴いた歌(タイトル作)」等々。歌詞の解釈も新鮮だ。勿論、氏のイラストも付いている。読んでいると、ゆったりとした気分になり、古き良きアメリカを彷彿とさせる(比較的新しい歌もあるのだけれど)。

「お楽しみはこれからだ」を文字通り楽しんだファンの方には、その音楽版として楽しめるし、勿論独立した良質のエッセイとしても鑑賞できる絶対お勧めの一作。




いつでも君のコト一番に想ってるよ (新風舎文庫)
販売元: 新風舎

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