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和書 508052 (281)



超ジャズ入門 (集英社新書)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

タイトルにつられて買ったのだが、「論理的でない文章」の代表みたいな本。
全体的につまらない内容が多く、聞きたくもない説教をおカネを払って延々と聞かされたような気分…。

まず、ジャズ好きが一般人にとっていかに気色悪い存在であるかという演説から始まり、実は「ジャズは怖くな〜い」という内容のメッセージが展開される。
他の人に自分の好みを押し付けるな!、そんなことするから初心者には怖いのじゃ、みたいな書き方をしておきながら、後半になるほど自分の主観をグイグイ押し付けてきて、まさに著者自身が怖いオッサンの一人になっている。

マイルス・デイビスとブルーノート・レーベルだけ聴けば十分…みたいな書き方もしているが、あまり親切かつ論理的なアドバイスとも思えない。
これ以外でも名盤はあるわけだし。

よせばいいのに、ジャズの歴史とかエピソードを紹介する入門書なんてくだらん、とさんざん類書をこきおろしているけれども、そういうシツコイ説教を不必要に延々と聞かされる本書の価値が、批判されている類書よりも高いとは思えない。
少なくとも、私みたいに急速にジャズにはまった入門者にとっては、歴史とかエピソードはかなり興味深いし、ジャズの楽しさを知る有力なルートだと思う。たとえば、内藤遊人『はじめてのジャズ』などは、非常に良心的で面白い本である。

意見として個人的に強く同意したのは、CDにオマケの別テイクなんて付けるな、歴史的名盤が破壊されるというレコード会社に対する批判。
これはそのとおりだと思う。
私なんて、買ったばかりのCDから別テイクを外したものを焼き直しているぐらい。

というわけで、意見に同意できる箇所もあるのだけれども、いかんせん不快感をもよおすほどの文章のタッチは、潜在的なジャズファンを減らしかねない点において、まったく残念という他ないように思います。
本書のコンセプトは、書名にあるとおり「入門」のはずであって、想定読者層はジャズに興味を持ち始めた人のはずであるから、内容とコンセプトのミスマッチだろうと思います。




超ブルーノート入門―ジャズの究極・1500番台のすすめ (集英社新書)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

中山康樹さんの「超ジャズ入門」より、こちらのほうが面白かったです。

一時期ブルーノートに凝っていた時期があって(今でも好きですが)そのときにこの本を見つけました。
1500番台を一つのつながったストーリー(音楽)と考える面白さ。
コンピレーションアルバム(同題)も面白かったです。

ジャズ初心者というよりは、少しでもブルーノートをかじっているほうが面白く読めます。
他の聴いていない1500番台を聴きたくなる作品でした。





超ブルーノート入門完結編―4000番台の至福 (集英社新書)
販売元: 集英社

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プロデューサのアルフレッド・ライオンは,ブルーノートが擁するミュージシャンの編成をいろいろと変えて,多くのアルバムを世に出しています.

本書は,4000番台の各アルバムにまつわるエピソードを語りつつ,ライオンのアルバム作りに対するこだわりとブルーノートを作り上げてきたミュージシャン達の人物相関関係を語っています.

タイトルは「入門」ですが,登場人物が多いので私には中・上級マニア向けのように思います.それほどブルーノートは奥が深いということでしょうか.

楽曲の中身や聴き所についてはほとんど触れられていませんので,本書を読んでCDを選ぼうという向きにはちょっと合わないかもしれません.




懐かしのアメリカTV映画史 (集英社新書)
販売元: 集英社

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 1952年生まれの著者が幼少のみぎりに楽しんだ往年のアメリカTVドラマについて綴った一冊です。取り上げられているのは、日本で1956年から1967年までに放送された作品の数々です。

 ただしこれはどちらかというとドラマ史を客観的に綴るというよりは、著者の少年時代のテレビドラマの思い出を綴った、かなり個人史的な読み物だといえます。
 著者の私的なエッセイともいえる本書を読むことで、アメリカTVドラマの日本における受容史については確かに概観できるのですが、こちらの期待以上の頻度で思い出話が顔が出すのは大変気になりました。

 また著者は立教大学の客員研究員としてキューバ危機やケネディ政権の研究を専門としていた経験があるため、そのあたりの史実については極端なまでに詳述しているものの、それがアメリカのテレビドラマ史とどのような連関関係があるのか、さっぱり見えてきません。103ページ以降で5頁にも渡ってケネディ暗殺についてお勉強させていただきましたが、これはあきらかに脱線していると思います。

 さらにこの著者の文章は「ちなみに」/「ところで」/「さて」という言葉の使用頻度があまりにも高いのです。この3つの言葉は、「ここまであれこれ記述してきたことはここで一旦リセットするけど」という意味を持っています。この言葉の頻度が高いのは、文章全体の構成が事前に入念に練られていない、もしくは推敲が十分行なわれていない証拠です。直前の論を受けつつ、さらに論をひとつ上の段階へと発展させていくことによって、かっちりとした堅固で深い文章は生まれます。上記3つの言葉を繰り返してリセットばかりしている文章は、お話があちらへ飛び、こちらへ跳ね、といった具合に変化が目まぐるしく、私としては大変戸惑いました。
 
*「奥様は魔女」は「奥さまは魔女」、そして「コンバット」は「コンバット!」と表記すべきでした。





日本映画史100年 (集英社新書)
販売元: 集英社

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単なる映画ガイドではない。映画の一〇〇年の歴史が積み重ねられ、その重さがよくわかる一冊。この著者のほかの著書も読んでみたくなりました。




廃墟の美学 (集英社新書)
販売元: 集英社

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「廃墟の美学」というよりは「廃墟に関する美学史」、というのが本書の紹介としてはもっとも正しいだろう。それはそれと割り切れば、おもしろい内容ではある。ルネサンスをスタートとして各時代の廃墟に関する美学やその表象を追っていく。ただしあくまでも表面を滑っていくだけであり、各々の分野のさわりと入り方だけを示していくにすぎず、あとは自分で調べてくださいという感じか。ある意味大学教授らしい配慮かもしれない。この著者にしては中身が薄いという指摘に関しては賛同せざるを得ないが、わざとなのではないのだろうか、新書なのだから。

だがそんな作りなだけに、巻末の文献一覧が親切すぎてむしろそっちに感謝をしたい。一冊一冊に対して内容の概略と著者の感想が載っていて、一々本を取り寄せては「おもしろいんだけど欲しい情報とは違う」と嘆く作業を省いてくれている。だが、その注釈が最も必要なほど表題と中身が全然違うのは、本書そのものであるというのは何とも皮肉である。




パリと七つの美術館 カラー版 (集英社新書 (0169))
販売元: 集英社

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パリの七つの美術館と、その周辺の町並み、
画家たちの通っていたお店などが
カラー写真とともに紹介されています。

美術館は、ドラクロワ、マルモッタン、モロー、
クリュニー、ブールデル、ピカソ、ダリです。
美術館は、その前後の街歩きとともに楽しみたい、という著者が
感想をたっぷりこめて書いています。

著者は美術の専門家ではないので、
美術プラス紀行というかんじに仕上がっています。
パリ旅行の気分が味わえつつ、
ガイドブックよりはちょっと詳しい美術の知識が得られるかも。
パリ旅行前後に特にお勧めです。




ピカソ (集英社新書)
販売元: 集英社

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フランス映画史の誘惑 (集英社新書)
販売元: 集英社

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この本を読めばフランス映画の基本的な知識を習得できる。フランス人との会話でフランス映画が話題になったら、自分の意見・知識を披露できるようになろう。




舞台は語る―現代演劇とミュージカルの見方 (集英社新書)
販売元: 集英社

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