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和書 508052 (331)



動くことば 動かすことば ―ドラマによる対話のレッスン ちくま学芸文庫
販売元: 筑摩書房

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ノアノア (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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ヨーロッパを逃れて
はるばるタヒチまで来た。
63日の航海だったと。
ゴーギャンは随所にヨーロッパを感じて
げんなりするが、
文章からは、タヒチの人々の
固有の雰囲気が、染み出るように感じられる。
読み出したら、なかなかとめられない。




反解釈 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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作品にあらわれる「純粋な、翻訳不可能な、官能的な直接性・・・」
それがいかにそのものであるかに、形式にもっと注目せよ、とのソンタグの忠告。

"この作品が意味するのは・・・"と当たり前のように使っていたが、芸術は
思想や文化に吸収させるべきではないのだ。
「いま重要なのはわれわれの感覚を取り戻すことだ」とソンタグがいうように、
視覚的・感覚的に芸術を理解することをあまりに恐れていたことに気づかされた。

14歳ぐらいのときに読んでいたかったなあ、と思うのです。




筆蝕の構造―書くことの現象学 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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評伝 柳宗悦 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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 「美信一如」この四字熟語がぴったりの人。
 仏教で言い習わされた言葉を借りて「他力道」と言っている。美の世界における「他力道」の確立と、他力の聖典による美の法門の樹立が志向された。
「善も聖も美も結極一つである。現れ方が異なるとしても、道は一つなのである。私達はどんな言葉で美を説くにしても、聖典以上の言葉でその真意を述べることは出来ない。そこには美に就いての金言が無数に潜む」 
 宗悦の師は学習院時代から禅の世界的碩学鈴木大拙だった。
『美の法門』の著述は、柳宗悦の半世紀にわたる思想の遍歴を【美信一如】という前人未踏の世界に導き入れた。民芸館における「東洋思想講座」において、美と信とを一如とする独自の美思想を説いた。
 本来の実相から外れ、小我に妄執して醜に堕ちている現実を、本有の性である【美の浄土】へ帰らしめること。柳宗悦の「美の法門」の使命はそこにあった。彼が生涯の最終の目標は「仏教美学」の樹立であった。
 宗悦の茶への注目は工芸の美への注目とともに早く、かつ深い。
「茶境は美の法境である。そこに流れるもろもろの法規は、宗教のそれと何ら変わるところがない。
 古来茶道と禅道とは密に結び合ふ」と述べている。すべて彼の眼を惹き心を捉えたのは、それらの美となって具現されている「宗教性」であった。




美学の逆説 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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カントや記号論、グリーンバーグなど美学の基本問題を論じて入門的(?)でもあり面白い。あらゆる種類の学問領域がそうであるように、学として不安定な美学の根本から論じている。自分としては社会学的な美学問題を扱ってくれているのがとっつきやすいかった。




美術という見世物―油絵茶屋の時代 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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 かつて兵庫県立近代美術館学芸員として「日本美術の19世紀」という衝撃的な展覧会を開いた著者が、その内容の一部をさらに詳しく論じた書物。生人形、見世物としての油絵など、幕末明治期の美術の周辺に置かれてきた造形表現を広く探り、日本近代美術史の再考を迫った。著者は、もちろん移植された制度としての〈美術〉に自覚的だが、制度自体の沿革をたどろうとするのではない。あくまでも具体的な資料そのものから眼を離さず、大量の物と文献とを注意深く公平に検討することを通じて、この制度の呪縛から軽やかに逃れ出ている点がすぐれる。江戸時代までと明治以降との連続性を常に意識し、いわゆる古美術に対する判断にも偏見がない。そこに浮かび上がるのは、美術行政・美術教育・美術展覧会の外側で、そして美術史学の外側で作られ続けていた幕末明治の造形の多様でエネルギッシュな姿にほかならない。平凡社の叢書が初版だが、ちくま学芸文庫で復刊されたのは、より広い読者を得るために喜ばしいことだった。




美術の解剖学講義 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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やさしくかかれた、良い本です。近頃の頭の鈍い、お坊ちゃん、お嬢ちゃんにもするりと飲み込めるような仕組みだ(これでもムリな人もいるようですが、そういう人は無視してよい!)と思います。「絵を描く」って何なの、と言うみんなの素朴な質問に画家(写真家)として、誠実に答えようとしてることが良く分かります。内容は、ちょっと目には軽薄でインチキ(この人にとってはすごく重要な考え方だと思う)なのですが、実は美術というか芸術創造の、極めてオーソドックスな事を述べていると思う。本当は、画家は絵を描くことで自分を表すのだから、コンセプトを述べ立てる事ではない、などという事はまさに実作者の苦しみの声が聞こえて来る気がしました。ブレッソンやベラスケスの発見も面白かった。でも、これからの所がちょっと……、むずかしー。でも初めて見た「森村泰昌のモナリザ」の写真に時に感じた、ちょっと変てこりんの、この画家(写真家)の素晴らしさの原動力が良く分かりました。




ヘルメスの音楽 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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浅田先生は小林秀雄を「けれん味たっぷり」とこき下ろしているが、同じくらい自分もけれん味たっぷりなのに気付いていないのかな。「浅田先生のおすすめ」と言う理由だけで、ブーレーズやロジャー・ベーコンのようなちょっと外れた現代芸術家のファンになっちゃっている人はいないかな。私はこの本に提示されているものの美しさについてはちょっと懐疑的。故に本当に先生はそれを美しいと思っているのですかと直接ききたいが、「目に見える美しさは何とかかんとか」と巧みな弁舌でかわされるのがオチだな、多分。ちなみに浅田先生が某テレビ番組でマーラーの第九に非常に的外れな解説を加えた時のあの勝ち誇った上半身の反り方は忘れられません。




ベンヤミン・コレクション〈1〉近代の意味 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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ベンヤミン著作集を読んだ世代には、このコンパクトな3巻の著作集は歯がゆいばかりに要領よくまとまっている。晶文社版はいわば野村修全集とでいえる野村翻訳節が通底している、好村節もあるが。ドイツ語版の読めるものには、この晶文社版の印象はややつらい。ベンヤミンのドイツ語は明晰だし、スピードも速い。その文章的な魅力を的確に訳しだした浅井さんの訳は、お奨めである。新訳が出たことを喜びたい。




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