和書 508052 (377)
フォークロア世界への旅 (ミューブックス)
販売元: 毎日新聞社
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チャイハネという横浜中華街に本店のある民芸雑貨屋さんの店長さんのエッセイ。
内容はチャイハネの「BOSS」である著者が、トルコで比較民俗(芸能)研究のための留学をしたり、教えていた高校の創作ダンス部でフォークロア、民俗芸能/伝承といったものに興味を抱き、そこからフリーマーケットで民芸品を売り始め、それがチャイハネ1号店になり、その1号店が老朽化に伴い改築されるために壊されるまでのお話です。
著者の民芸への愛情が端々から感じられ、輸入雑貨や「なんか民族っぽいもの」に興味のある人は是非読んでみると面白いと思います。
個人的には全体的に死(破壊と再生)のイメージが何度となく出てきた点に惹かれるのですが、それもフォークロア自体が人間生活の象徴化されたものであって、常に生と死の象徴であるのだから当たり前なのかもしれません。
ちなみに現在チャイハネは何十店舗もある大きな会社になっています。
香港読本 (福武文庫)
販売元: 福武書店
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日本ペンクラブと福武書店が組んで出したアンソロジーのシリーズ。ほかに『ニューヨーク読本』や『インド読本』などがある。
香港の選者となったのは、山口文憲氏。『香港 旅の雑学ノート』(新潮社,1985年)
や『香港世界』(筑摩書房,1986年)の著作で知られる香港通。
選ばれたのは沢木耕太郎、藤原新也、アグネス・チャンなど13人。現代の作家ばかりでなく、村岡伊平治や末常卓郎など戦前・戦中の文章もある。それぞれに味わい深いが、むしろ、旅行記の変遷がたどられている印象。香港という場を通して、旅人の目がどう変わってきたか、わかるのである。
なお、いずれも書き下ろしではなく、既刊の単行本から引かれたもの。
マドンナの真実 (福武文庫)
販売元: 福武書店
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ロック読本 (福武文庫)
販売元: 福武書店
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ルネサンス 冨山房百科文庫 (9)
販売元: 冨山房
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とても難解で奥深い内容の本ですが、この作品はオスカー・ワイルドら唯美主義に深く影響を与えたそうです。ルネサンスの魅力について、ヴィクトリア朝時代のイギリス人の目で語っている作品です。
古畑任三郎大事典 (扶桑社文庫)
販売元: フジテレビ出版
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僕は、涙の出ない目で泣いた。 (扶桑社文庫)
販売元: 扶桑社
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薬害によりほとんどの視力を失ってしまった少年が、両親の勧めるままにヴァイオリンを手にした。
ヴァイオリニスト、川畠成道の自伝です。
本書でも多くのページがさかれているので、どうしても薬害によってもたらされた数々の苦難の方に、目が行きがちになってしまいます。
けれども、私はあくまでも一人のヴァイオリニストの自伝として、興味深く読みました。
確かに、薬害の後遺症によって、ヴァイオリンを練習するにも他人の何倍もの苦労があったのだと思います。
けれども、その後遺症があるからヴァイオリニストになれたわけではありませんよね。
更に言うと、才能があっただけでもダメだったと思います。
著者がヴァイオリンを始めた年齢は、他のヴァイオリニストに比べてやはり遅いと感じますが、それでも彼が大成したのは、才能とそれを活かすためのかなりの努力があったからだと思います。
あらすじに「奇跡」という言葉があるのですが、別に奇跡によってヴァイオリニストになったわけではなく、才能プラス多大な努力によってヴァイオリニストになったのではないかと考えます。
とは言え、本書は、そんなに、努力努力と、堅く重苦しい内容ではありませんが。
むしろ、どこか光があって、やわらなか明るさがある本だと感じます。
スラスラと読める文章で、内容も良く、一気に読んでしまった本でした。
ワーズワース55の法則 (扶桑社文庫)
販売元: フジテレビ出版
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マリリン・モンローの真実〈上〉 (扶桑社ミステリー)
販売元: 扶桑社
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マリリンが演技の勉強のためにニューヨークへ行きアクターズ・スタジオに入るエピソードと、劇作家アーサー・ミラーと再婚したことが、私には何とも可愛らしく写ります。この本を読んでみると、マリリンは生涯で10回以上も堕胎手術を受けているから、まあ、処女でないことは明白ですが、それでも、彼女の「心」の方は、あくまで処女であると思いたい。と言うか、この本を読んでますます、マリリンは「大人」ではなかったのだなという思いを強くしました。
マリリン・モンローの真実〈下〉 (扶桑社ミステリー)
販売元: 扶桑社
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マリリンが演技の勉強のためにニューヨークへ行きアクターズ・スタジオに入るエピソードと、劇作家アーサー・ミラーと再婚したことが、私には何とも可愛らしく写ります。この本を読んでみると、マリリンは生涯で10回以上も堕胎手術を受けているから、まあ、処女でないことは明白ですが、それでも、彼女の「心」の方は、あくまで処女であると思いたい。と言うか、この本を読んでますます、マリリンは「大人」ではなかったのだなという思いを強くしました。