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和書 508052 (395)



安田靫彦―清新な美を求め続けた日本画家
販売元: 中央公論美術出版

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作家論集 (保田与重郎文庫)
販売元: 新学社

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南山踏雲録 (保田与重郎文庫)
販売元: 新学社

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後鳥羽院 増補新版 保田与重郎文庫4
販売元: 新学社

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戦後随想集 (保田与重郎文庫)
販売元: 新学社

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戴冠詩人の御一人者 (保田与重郎文庫)
販売元: 新学社

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改版 日本の橋 (保田与重郎文庫)
販売元: 新学社

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 西洋の橋も日本の橋も此岸から彼岸への交通を目的とするという点では共通している。しかし、その精神的な意味は大きく違う。わが国の橋はより自然に近く、しかも深い信仰心と結びついたものが多い。これが、所収の文章中でもっとも有名な「日本の橋」の主題だろう。ここではわが国の橋の美しさの叙述を通して、わが国の文化の美の本質が語られているのである。

 収められている評論の中では、「木曾冠者」がもっとも充実している。芭蕉も木曾義仲を愛した。「木曾を知る少年たちは、みな木曾を愛する。」保田與重郎もこの人物に並々ならぬ愛情を持っていたことが、文章をとおしてひしひしと伝わってくる。(滋賀の義仲寺にはこの三者の遺跡がそろっている。)私も『平家』の中では「木曾殿最期」のくだりが好きだ。義経ばかりでなく、義仲も英雄として扱われるべきことを保田は強調する。判官と冠者。文芸文庫と違って、歴史的仮名遣いで収められているので、けっして読みやすいわけではないが、じっくりと読めばそれだけのものは得ることができる。この著者独特の大和の風景を髣髴とさせるようなしみじみとした文体も歴史的仮名遣いのほうが一層魅力的である。




文学の立場 (保田与重郎文庫)
販売元: 新学社

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日本に祈る (保田与重郎文庫)
販売元: 新学社

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日本の文学史 (保田与重郎文庫)
販売元: 新学社

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 「日本の美術史」の姉妹編ともいえるが、やはり文人保田の本領はこちらに出ているように思われる。本書は、保田の一貫した文学史観(というより、国体観というべきだろうか)に基づいて書かれた本だけに、それを受け入れられないかたにとっては少々辛いところもあるかもしれない。本書の執筆の目的は、読み進めてくればわかるとおり、日本の現状を憂うところにあると思われる。そして、天皇を中心に育まれてきた上代の純粋さが後年になって薄れ、それが江戸期に復活し、そして明治維新を経てそれが近代の流入とともに誤解されてゆく、という史眼である。
 しかし、本書を手に取ろうと考えるかたは、もう保田與重郎の思想については疾くにご承知だろう。本書は、もちろんスタンダードな日本の文学通史ではなく、あくまで保田の眼にうつった日本文学の変遷である、ということを念頭において読むならば、満足度はたかいとおもわれる。


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