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和書 508062 (100)



わたしの渡世日記〈上〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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この本は上下2冊からなっていて、上巻は著者の生い立ちから太平洋戦争が終わるまで、下巻は戦後から松山善三氏と結婚するまでを描いている。
「文庫版まえがき」に本を書いた経緯が書かれてあるが、当時週刊朝日の編集長だった扇谷正造氏が昭和50年の記念プランとして連載エッセイを頼みにきたのは49年の末だった。著者はあまりに強引な勧誘に半分やけになって引き受けたと書いてあるが、恩師山本嘉次郎監督の死去が49年の9月でその葬儀があまりに寂しかったと本に書かれてあるのを読むと、書いたのは山本氏の死去と無縁ではなかったと思われる。

著者の銀幕でのきらびやかな活躍とは裏腹に私生活では複雑な養父母との関係や東海林太郎が別の養父として現われたり、ろくに学校へ通えない環境など多難な日々を送っていた。著者の青春時代は戦争と重なり、血染めのブロマイドの話や「同期の桜」を特攻隊員の前で歌って途中から涙で歌えなくなると、それに誘われるかのように隊員も泣き出したというエピソードを添える。若き日の黒澤明助監督との淡い恋の描写は秀逸。谷崎潤一郎や田中絹代など豊富な人間交流を丁寧に描写しており、貴重な写真も数多く載っていてそれも楽しい。




わたしの渡世日記〈下〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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後半は上巻の最後で特攻隊員を涙で送った著者が、日比谷の東宝劇場を急遽米軍用に改造した「アーニー・パイル劇場」のステージで、超満員の米兵を前にアメリカの流行歌を歌っているところから始まる。「人には言えない、妙なうしろめたさが、私の背後に忍び寄って」くるが、「人々は食料を奪いあって道義は地に堕ちた」とも書く。
戦後の東宝大争議に巻き込まれて当時の「赤いスタジオ」の様子を描き、また自殺直前の意外な太宰治の印象や、恐れ多くも昭和天皇・皇后両陛下に御植樹の介添え役で会われたエピソードを書いている。これらの描写が抜群にうまくて面白い。あまりにうまくて解説で沢木耕太郎氏がゴーストライターの存在の有無を書いているほどであるが、その疑いはその後多くのすぐれた著作を残していることで明らかである。仕事は猛烈に忙しかったが、母親との確執はますます先鋭化し、プロデューサーとの金銭トラブルや深みにはまった泥沼の男女問題も生じていた。これらを一掃したくてパリに逃避行するが帰国後も人気は衰えず、「二十四の瞳」などの代表作を残した。

尊敬する小津安二郎、谷崎潤一郎、梅原龍三郎、木下恵介、成瀬巳喜男らとの交友は写真も載せて楽しい読み物になっている。沢木は「言いたいことを言いたいように書く。容易そうに見えてこれほど難しいことはない」と書き、それをいとも簡単にやってのける著者の才能をほめているが、自伝の場合は特にそうだ。著者は恥の上っ面だけ撫でたような気がして不満が残るというが、身内のことや金銭、男女問題などかなりきわどい話も赤裸々に書かれていて、飾りッ気のない著者のさっぱりした性格が反映されている。








わたしの献立日記 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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結婚して間もないころ、毎日の献立に頭を悩ませていた私はこの本をみてすかさず購入しました。

だって、毎日毎日の献立が全部記入してあるのですよ!女優さんとしてとても忙しいのに、でもだからこそ手を抜かない、工夫するということの大切さ、人とのお付き合いの潔さなど本当にためになりました。でもこの本のレシピどおり「そら豆のクリームあえ」つくってみたけどうまくできなかったので、星1つマイナスです。(きっと自分の腕前のせいだと思うけど・・・・)




わたしの脇役人生 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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わたしはスポック (扶桑社ノンフィクション)
販売元: 扶桑社

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 オリジナル版スタートレックファン、とりわけミスタースポックファン
なら、絶対読んだ方がいい。

 スポックというキャラクターは、世界に様々な物語がある中でも、とり
わけオリジナリティあふれる興味深いキャラクターではないだろうか。
俳優が役を演じるに当たって、その登場人物の性質やしぐさや特徴的行動
などについて、俳優の意見や思いが反映するのは多かれ少なかれ一般にあ
ることだとは思う。しかし、スポックのまさに根幹をなすような、スポッ
クの思想や性格に、こんなにも、レナードニモイ本人の思想や信条が反映
しているとは思わなかった。ニモイが演じたからこそ、このキャラクター
が存在することができたのだということが、本書から極めてよく理解でき
る。

 興味深い記述もいろいろある。スポックのファンの大半が女性であると
いう記述に自分はかなり驚いた。ファンは、自分と同じような、理系の男
性だと思っていたが、違ったらしい。

 また、ニモイは、宇宙大作戦シリーズの撮影が進んでいく中で、不満を
募らせていったようだが、その内容についても細かく記述されていて、た
いへん興味深い。スポックのファンであれば、それらのほとんどは的確な
不満であると思うのではないだろうか。スポックは、テレビシリーズの3
年間と、6本の映画にしか登場しなかったが、いろいろな成り行きが違っ
ていれば、もっとたくさんのスポックを見られたかと思うと残念である。

 各エピソードの話題も豊富であるが、スタートレックを過去に見た人は
それらのエピソードを忘れてしまっているかもしれない。できれば、とり
あげられているエピソードはもう一度見てから本書を読むと、本書の楽し
さは倍増し、理解が非常に深まるはずである。

 ニモイが「スポックを(アメリカ)大統領に」との車のステッカーを見
て誇らしく思ったというエピソードが出てくるが、それが実現したらどん
なにすばらしいことか、と思った。





わたしは貧乏なアニメーター
販売元: データハウス

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1アニメーターの人生の転機について作者の実体験を赤裸々に語っています。
専門学校で出会った親友とのきっかけからアニメ業界を目指すものの
実際現場の状況はコレほどの物とは…とかなり細かく紹介しています。
業界の内部事情の一部を垣間見ることが出来るとゆう点では
満足できる内容となっています。

ただ後半から終わりにかけて愚痴っぽい内容が目に付くようになり
読み終えた後はあまり良い気分になれませんでした。
本業は絵描きだから…とゆうのではなく、キチントした形でエッセイを
発行するならばもう少し配慮ある内容に期待したいところです。




わたしは鍵師 (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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 1987年に新時代社から出た単行本『金庫破り−かぎの開け方教えます』の改題・文庫化。
 著者は日本有数の錠前技術者。鍵の専門家であり、「金庫あけの名人」としてテレビにも良く出演していたらしい。
 鍵をなくしたりして開かなくなってしまった金庫に挑戦したエピソードがいくつも語られている。最新の難しい金庫もあり、江戸時代の千両箱を一瞬にして開けてしまったこともあり。読んでいて楽しい本だ。
 テレビで金庫破りに挑戦した話なども。
 後半は、鍵や金庫の歴史について。鍵のかかる機構を丁寧に説明してくれているのが嬉しい。
 なかなか面白い本なのだが、20年以上も前の本であり、色々と古くなってしまっている部分が。




わた史発掘―戦争を知っている子供たち (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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わらべ唄や民衆歌謡―万葉の歌の流れ (おおもと新書)
販売元: 大元出版

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「ん!」 (講談社X文庫―ティーンズハート)
販売元: 講談社

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