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和書 508062 (113)



会社観光 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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会社を「見学」しに行くのではなく、散歩のついでに「観光」するという発想がそもそもユニークですが、対象の会社も個性的なところが選ばれています。特に銭湯でよく見かける湯桶のメーカー「ケロリン」のビルを訪ねる章や、食糧庁の職員用食堂で米飯を食べる章が印象的です。出版元の朝日新聞社もちゃんと対象になっていて、「やるなあ」と思いました。この著者のほかの本と同様、場面がはっきり目に浮かぶ文章で読みやすいです。




街道をゆく〈36〉本所深川散歩・神田界隈 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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本所深川については、司馬遼太郎は「歩かなきゃよかった」とでも思ってたんじゃないかと思う。
確かに江戸落語の吉つぁん八つぁん熊さん、半公に源坊、
本所の叔父さんといったような人情に厚い人びとの故郷だが、
ある時期からは宅地と鉄筋の橋があるばかりのありふれた「東京」である。
住んでいるのも、鳶の頭も深川芸者もむろん江戸っ子ではなく「東京人」。
その辺の苦しさはかなり正直に、ただし陰影を彫るようにして書いているので、
珍しく「苦しい街道をゆく」を読んでみたいという好きな読者に向く。

で、早々と神田界隈に移行。
差し替え企画か何か分からないが、あらかじめ断りでも入れるように、
当時電気街だった秋葉原は秋葉神社くらいに触って切っておき、
神田の学校の密集してる辺りやら何やらの話へと続く。
別に司馬遼太郎が悪いんでも、本所が悪いんでもないのだが、ちょっと寂しい展開。

表紙は聖橋のタモトにあるドーム屋根のニコライ堂だが、
メインストリートに面してるせいか、今や排気ガスですっかり煤っぽくなった訳の分からない建物、
というような感じで、古い結婚式場と言われればそうも見える。
隣には何かの医者か何かが入ったビルが建っている。




対談集 九つの問答 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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椎名誠写真館 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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時代の風音 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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堀田善衛氏のエッセイで、現在も出版されているものはほとんど読んだだけに、この本には深く失望しています。

司馬遼太郎氏の小説は二十年前に数冊読んだきりですが、同じように、この小説家らしさというものが生かされていないままだという気がします。

宮崎駿氏のアニメーションも好きでよく見ています。しかし、堀田と司馬という、全くタイプの違う著者をまとめての座談会の司会者としては、適役でしょうか。

それぞれの教養の形成や思い、というものに興味のある方は、他の代表作を読んで下さい。お手軽にまとまるようなスケールの作家ではありません。加藤周一氏が、ヨーロッパの知識人は、ありもしない本についてさえ読んだふりの会話を続けることができると言っていましたが、この本は、買うより、そうやって読んだふりをした方がいいと思います。




原宿日記 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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マリコさんの結婚前後のお話から、着物の世界にどっぷりつかり始め、バンクーバーの別荘に夫婦で出かけ、、。幸せ満喫状態、でも挙式の日をつづったときのような雲の上を歩いているような感覚ではなく、落ち着いてかみしめているという感じの日々エッセイ。最後の1篇にある、「空気というにはあまりにも甘やかな存在が、夫という男である」という一文は、本当に良かったね、マリコさん!という気持ちになれます。




美の季節 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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松田聖子論 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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小倉氏による「山口百恵」「松田聖子」というふたつの表象の知的な解読は、カル・スタの最良の成果の一つであると同時に、「フェミニズム嫌い」二こそぜひ読んでもらいたいフェミニズム入門書である。とりわけ、本書後半の「松田聖子論」は圧巻で、本書全体が『松田聖子論』というタイトルになっているのも頷ける。しかしながら、氏が高く評価する「松田聖子的なるもの」が、実はバブル経済に支えられたものであったこと、バブル崩壊後の今、「山口百恵的なるもの」が香山リカの言う「プチ・ナショナリズム」とともに日本社会に回帰していることも否定できない。こうした状況をどう考えていくか、それは読者に与えられた課題なのかもしれない。




私の仕事―池波正太郎自選随筆集〈2〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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エッセイストとしても定評のあった池波正太郎氏自選による全3巻かならなるエッセイ集の第2巻です。エッセイの内容としては、タイトル通り、著者の仕事である小説、芝居、映画に、著者自身あるいは昔の俳優たちがどういう風に関わったのかが中心になります。
著者のエッセイは、面白いことはもちろんなのですが、色々感じるところが多いのも特徴でしょうか。とりわけ、今回、印象深かったのは、著者が小説家として、身を立てる前に、長らく携わっていた新国劇に関するエピソード。中でも、新国劇の設立者にしてスタアであった沢田正二郎を始めとする昔の俳優たちの、お客様を喜ばせるため、あるいは芸を深めるための仕事へのうちこみようは、わが身を振返って、反省すること仕切りとなる凄まじいものでした。
他にも、著者が愛した映画や俳優たちのエピソードが満載で、池波ファンであれば、楽しく味わえる1冊です。






私の風景―池波正太郎自選随筆集〈3〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞社

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