戻る

前ページ   次ページ

和書 508062 (178)



浄瑠璃素人講釈〈下〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






菅原伝授手習鑑 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






世事見聞録 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






日本精神史研究 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

収録されている論文は飛鳥時代の政治的な理想から源氏物語や道元を経て歌舞伎にいたるまで多岐にわたる。したがって、日本精神の歴史を一貫して構造的に叙述したものではない。しかし、どの文章も伝統文化的作品や思想などがその時代精神を具現したものだという立場で貫かれている。日本精神の流れの中で各対象はいかなる位置にあるのか。

 和辻の文章のすばらしいところは、豊富な知識や見識と柔軟にして明快な叙述との一致にある。それを可能にするのは鋭い感受性であろう。対象の直観的情的把握は生硬な叙述を許さないからである。なかでも白眉は「沙門道元」である。道元の高尚にして簡潔な紹介としてはいまだに最適のものだと思う。あまり知られていないが、この一編は若き日の小林秀雄が讃嘆し、愛読したものであった。日本人でもこのような文章を書ける「学者」がいるのだということに鼓舞されたのである。後の比類なき小林の「批評」精神の形成に和辻の「学問」が大きく寄与していたということ、これもまた美しい日本精神の「歴史」の一端であるにちがいない。
 




ニュー・アトランティス (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

どんな本かというと、航海記に模した未完のユートピア物語です。
孤島「ベンサレムの国」の歴史、外交政策、社会体制を伝え、
学問研究所「サロモンの家」の構想を語る。
科学技術の進歩の夢と予言に満ちた本書は、政治不信の現代への警世の書としても読める。

難そうに思われましたが、読んでいくと、物語風で違和感なく読めます。
ただ、最後のほうは、未完なだけあって、理想の科学技術などを語っていくのですが、
発想は面白いのですが、ただツラツラと書き連ねた印象。もったいない…。
ちゃんと完成したのを読んだら、そうとう面白かっただろうに…。

排熱利用したエネルギー政策や、バイオテクノロジー、遺伝子技術など、
今でも、まだ完成していない技術を予言しているのは驚嘆するばかりです!




抜目のない未亡人 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

財産家の老人と結婚し、夫の死後未亡人となったイタリア人のロザーウラは美貌と才気を兼ね備えた賢い女性。
イギリス,フランス,スペイン,イタリアの地位も財産もある男たちに求婚され、失われた人生の春を取り戻すため、再婚を決意する。
最も誠実な男性を選ぶため、男達それぞれの出身国の女性に化けて誘惑に負けるか試すのだが。
ロザーウラの義弟に言いよられる妹エレオノーラの花婿探し、フランス人の小間使いマリオネットや宿屋の小遣いアルレッキーノの活躍も楽しめる。
四カ国の男達に代表される国民性の違いと、近代的で自立したロザーウラの魅力的な個性が見物である。




灰とダイヤモンド〈下〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






白秋愛唱歌集 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






続・文楽の研究 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

正編に続く文楽研究書の続編。ただ、「浄瑠璃素人講釈」の少しあとの時代あたりから書かれた正編と比較すると、敗戦後の四ツ橋時代、分裂騒ぎなどもあって文楽に対する危機感が強く出すぎたせいか、それとも、それなりにお年を召して文楽界でもプレゼンスが高くなってしまったせいなのかはわかりませんが、やや断定的な記述が増えているように感じます。当時の大夫さんたちも、研究者風に色んなことを聞かれて、さぞや困っただろうなぁという感じがするところがあります。著者が京都住まいのときはともかく、わざわざ東京から来てくれて、マスコミにあれこれ書いてくれるから、つれなくもできないし…というところだったかも知れません。(これは読みながらの勝手な推測で、事実を確認して書いているわけではありません)ただ、私が存じ上げているちょっと前の文楽の方々は、正しい意味で「芸人さん」でしたから、あまり細かいことを聞かれても理屈を言える人は少なかったのでは…とはいえ、近時の文楽の歴史を知る上では、必ず目を通しておくべき本であることは間違いありません。




役者論語 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

岩波文庫の2003年春・リクエスト復刊の1冊。元禄期の有名な歌舞伎役者が語った教訓・逸話などが収録されている。文体などは初刷の1939年当時のままなので読みやすい代物ではない。

しかし、少々の読み難さは我慢するだけの価値はある(・・・と私は思う)。それに、薄い本なので根負けする前に読了できる可能性が高い。パラパラとページを繰ってみて興味を覚えたら挑戦してみてはどうか。

内容そのものは工芸、演劇、スポーツなど「技(芸)」でもって生計を立てている人にとって貴重と思われることが少なくない。そうかといって、歌舞伎などの技術的なことだけではない。日頃の行いの善し悪しが芸の善し悪しとなって現れるので平生の心掛けが大切である、といったような処世訓も幾つか含まれている。このように現代の生活でも十分通用することも含まれているので、芸能・スポーツなどに疎い人でも読んでみると良い。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ