和書 508062 (395)
氷の接吻 (ハヤカワ文庫NV)
販売元: 早川書房
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主人公、探偵「アイ」がなぜか男を殺し、金品を奪ってアメリカ中を逃げまくる女殺屋ジョアナ・エリスを追ってどこまでも影のようについていくというストーリー。梨を食べ、ジタンを吸い、コニャックを好み、占星術を信じる女、ジョアナ。彼は次第に、自分の行方不明の娘と女殺屋を重ね合わせるようになります。そしてジョアナも幼少の頃、父親に捨てられたという過去をもつことがアイの調査で判明します。孤独にさいなまれ、正気さえ失い欠けるふたり。ジョアナが男に暴行を受け、病院で意識不明の時、「アイ」は彼女に約束の指輪をはめます。けっして見捨てないと。女殺屋はだんだんと老けてゆき、美貌さえ失います。ラストまで決して会わないふたり。この小説は池上冬樹さんが、「リレテールことし読む本いち押しガイド」でお勧めしていたぐらいで話題にものぼりませんでしたが、初めに探偵小説から始まり、そしてストーカーに、最後には純愛小説で終わるというかなりの変化球ですが、傑作です。
体験的音楽論 (国民文庫 830)
販売元: 大月書店
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戦艦ポチョムキン (国民文庫 839)
販売元: 大月書店
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オデッサの階段シーンはあまりにも有名だが、この映画のテーマである「革命」は、いまや過去のものになっているのではないだろうか。だからといって、この映画の価値が無くなってしまったと考えるのは早急だろう。たしかに、この映画は、多くの映画に影響を与えたことは否定できないからだ。
本書には、映画に関するエピソードがある。たとえば、オデッサの部分には、エイゼンシュテインの母親が出演していることや、エイゼンシュテインが日本語に興味を持っていて勉強していたことなどがある。
ただ、『戦艦ポチョムキン』に詳しいひとには、量的に物足りないかもしれない。しかし、巻末のシナリオは、資料的価値が高いと思う。
国民の知らない歴史 (ワニ文庫)
販売元: ベストセラーズ
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子どもといじめ (国民文庫)
販売元: 大月書店
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子どもと詩 (国民文庫)
販売元: 大月書店
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世界映画ライブラリー (2) (国民文庫 (879))
販売元: 大月書店
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世界映画ライブラリー〈1〉子ども (国民文庫)
販売元: 大月書店
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孤高の棋士 坂田三吉伝 (集英社文庫)
販売元: 集英社
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200gのステーキを食べたあとのような満足感があった。
坂田三吉の生き方自体ドラマチックなものだ。
巷に溢れる坂田三吉は、演劇でいえばスポットライトで照らした像だ。
派手で、人を楽しませる。
だが、この本で描かれる坂田三吉は、ごつごつした岩をノミで削った像だ。
風雪に耐え、存在する。
棋譜は後世にのこる、という言葉が印象的だ。
なにかに一心になることは、なかなか貫くのがむずかしいからこそ、感動する。
心の声を聞きながら〈上〉 (扶桑社ロマンス)
販売元: 扶桑社
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