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和書 508066 (43)



アジア新潮流―西太平洋のダイナミズムと社会主義 (中公新書)
販売元: 中央公論社

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アジア政治を見る眼―開発独裁から市民社会へ (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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 1949年生まれの現代アジア政治経済学研究者が2001年4月(9・11テロ直前)に刊行した230頁ほどの新書本。韓国・台湾・インドネシア・マレーシア・シンガポールといった現代アジアの諸国家は、それぞれの個性を持ちつつも、大きく見れば共通した戦後史をたどっている。それは1940-60年代の脱植民地化と国家統合の時代から、1960-80年代の開発独裁の時代を経て、1980-90年代の民主化の時代に至る歴史である。著者はこの内、開発独裁=国家優位から民主化=市民社会優位への転換(マレーシア・シンガポールでは未だ変化が小さいが)に特に注目し、その過程・要因・程度・課題等を各国別に分析している。この転換の根本的要因は、開発独裁下での輸出志向型の経済発展が中間層とNGOの台頭をもたらし、開発独裁の基盤を掘り崩すというものだが、その際韓国では対北朝鮮関係が、台湾では外省人対内省人の対立が、インドネシアではイスラムの台頭や華人政商とスハルト体制の癒着が、マレーシアではブミプトラ政策の動揺(種族政治の再編)とイスラムの台頭が、シンガポールでは小国であること、英語教育中間層と選挙制度の問題が、それぞれ影を落としている。またアメリカの人権外交の影響についての指摘も興味深い。5カ国を比較しているためか、やや議論が錯綜して分かりにくい感はあるが、概して本書の内容には教えられるところが多い。ただ、アジア全体の中でのこの5カ国の位置付けはいまいちはっきりしない(フィリピンの分析も欠如)。また本書は一部にグローバル化についての指摘もあるものの、基本的には「一国主義的」な「政治史中心」の「モデルの比較分析」であり、ないものねだりかもしれないが、国際経済史の視角や「地域」単位での分析が欲しいところである。

                         




アジア・食べまくり一人旅―足でかせいだ安くておいしい生情報 (PHP文庫)
販売元: PHP研究所

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 著者はアジアを中心に世界各地の旅行本を執筆している人物。紀行文、ガイドブック、知恵袋集など様々だが、いずれも文章がつまらなくて内容が薄いのが特徴。しかし、本書は例外的に、そこそこ読める方だった。
 タイ、ベトナム、シンガポール、韓国、マレーシア、インドネシア、香港、台湾の料理がカラフルな写真とともに紹介されている。美味しそうだ。料理の簡単な説明、国ごとの特徴、面白い食材など、誰でもが楽しめるように書かれている。
 ただ、アジアの食の本を他にも読んできた読者には物足りないだろう。




アジア超帝国の興亡と謎―草原と砂漠を制した騎馬帝国の興亡史 (ラクダブックス)
販売元: 日本文芸社

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アジアの海の大英帝国―19世紀海洋支配の構図 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 大英帝国はシーパワーと交易活動に立脚した「海洋帝国」とも言われますが、その洋上覇権を支えていたのは何だったのでしょうか。また、海軍力の充実はどのように帝国拡大に結び付いていったのでしょうか。
 本書では、19世紀中葉の英国海洋制覇に関し、ひとりロイヤル・ネービーの活躍だけに注目するのではなく、植民地海軍力の建設や民間海運への補助などにも光をあてつつ、その実態を実証的に解説しています。
 また、英国による海軍力の「活用」振りについてのケースとしてアヘン戦争からアロー号戦争に至る経緯を概観したり、海洋制覇の背景として貿易・海軍政策に関する英本国での論争を紹介するなど、大英帝国と海上権力との関係が総合的・多角的に考察されています。
 他方、もともと何本かの論文を一冊にまとめ直したということもあってか、解説が行きつ戻りつしてみたり、同じ内容が何度も出てきたりと、構成や記述振りの面では本書は決して読みやすいものとは言えません。文章面でも、地名や艦船名といった固有名詞が必要以上に多いように感じられ、何とかもう少しメリハリを付けて読みやすくできないのかと思ってしまいます。
 とは言え、英国海洋支配の構造を実証的に解明しようという著者の構想は、我が国では他にあまり類を見ず独創的かつ野心的です。また、論証のための労力のほどにも相当なものが伺われ、そうした点でも筆者に対する敬意を禁じ得ません。タイトルほど派手な内容ではありませんが、一読するだけの値打ちはあろうかと思います。




アジアの帝王たち (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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『アジアの帝王たち』は、英雄好きの植村清二がアジア史上に君臨した帝王について情熱をこめて語った評伝です。取り上げられたのは、アショカ王、秦始皇帝、唐太宗、成吉思汗、忽必烈汗、アミール・チムール、アクバル大帝、シャー・アッバス、清の康熙帝の九人、いずれも歴史の時間に聞いたことのある名前ばかりです。

本書で紹介された帝王たちも、当然のことながら、影があります。たとえば、仏法の帰依と普及で知られるアショカ王も、大量殺人を行っています。名君中の名君と謳われた唐の太宗も、クーデターを敢行、兄と弟とその子供たちを皆殺しにして帝位につきました。酸鼻の極みです。でも、後世に名を残すには、それだけの治世の実績がありました。

それぞれの帝王の生涯と治績に関する記述は、分量的には多くありませんが、中身は充実しています。植村の著作の魅力は、その文章のわかりやすさと力強さにあります。名調子というのでしょうか、思わず引き込まれてしまいます。そして学殖の深さが随所に滲み出ています。そこに、植村の著作の醍醐味があります。




アジアのビッグビジネス (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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アジアの歴史―東西交渉からみた前近代の世界像 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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アジア飯店―食にはじまり、食に笑い、食に苦しみ、食に泣いた、人情紀行 (青春文庫)
販売元: 青春出版社

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 著者はアジア各地を貧乏旅行したバックパッカー。
 本書は旅のなかで出会った食事を30ほど取り上げたもの。南海のサザエで中毒した話、マンゴー泥棒と疑われた話、牡蠣で一儲けしようとした話など、興味を引くようなものが集められている。ところが、それぞれは面白いのに、なんとなく空虚感が拭えない。というのも、食べ物の場面だけがピックアップされ、そのほかの場面がすべて削ぎ落とされてしまっているからだ。旅とは日本出国から始まり、飛行機、入国、ホテルの選択、街を歩くなど様々な場面から成り立っている。こうした過程をこなしていくことで、異国の雰囲気に入り込み、食への期待も高まっていくというものだろう。それが省略されてしまっているから、本書には奥深さとか感慨とかが欠けているのだ。
 軽く読む一冊ということだ。




アジア四小龍―いかにして今日を築いたか (中公新書)
販売元: 中央公論社

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『ジャンパン・アズNo.1』でバブルの頃、日本人を喜ばせたヴォーゲル氏がその博学振りを発揮してアジアNIESを分析している好著。
官僚の優秀性をとく点は日本に関してと同じ。ただし、儒教精神を過大評価するなどの問題点もある。


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