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和書 508066 (101)



失われたイエスの12使徒「八咫烏」の謎
販売元: 学習研究社

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本作品は、続刊「失われたキリストの聖十字架「心御柱」の謎」への布石に
相当する。

続刊では八咫烏との熾烈なやりとりが非常に楽しめるわけだが、
その八咫烏が何者なのかを説明するためだけに一冊本を書いてしまった感じ。

正直なところ、続刊に比べるとどうしても盛り上がりにかける感は否めない。
本作品以前の「失われた〜」日本史シリーズを未読の方には、
続刊を読む前に前提知識を得るために読むことをお勧めする。

ただし、内容を信じるかどうかは、あなた次第!

こういった作品に目くじらたてて噛み付くのではなく、ある程度許容しながら
楽しむのも悪くないかなぁと最近感じるようになりました。




失われたキリストの聖十字架「心御柱」の謎―裏神道の総元締め「八咫烏」が明かす封印された第三の伊勢神宮と天照再臨 (ムー・スーパーミステリーブックス)
販売元: 学習研究社

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面白いです。最初こそ論理の飛躍に戸惑ったものの、それは著者が弁解しているように他著を見れば整合性のとれている話なのかもしれません。そこからです、面白いのは。

読み進めていくにつれて、神道を裏でつかさどる八咫烏(やたがらす)とのスリリングなやり取りと、飛鳥昭雄の解説が同時進行して、並みのサスペンス小説より面白いです。さすが「サイエンスエンターテナー」と自称するだけのことはあります。

初めは分からなかった、ひとつひとつのピースが大きな全体像となって結末を迎えるあたりは圧巻ですらあります。誉めすぎでしょうか。そうは思いません。

この本は興味半分で、知識のない無垢な人を騙してお金を盗ろうという本ではありません。想像するに、神道や原始キリスト教についての前提知識がある人ほど、この本に引き込まれざるを得ないように思われます。

近い将来、この本に書かれているような事がもし現実となったならば、日本は想像を絶するような役割を世界に対して果たすことになります。果たしてそのような事があるのでしょうか。それは皆さんが本書を読んで判断してみて下さい。






失われたアイデンティティ (ペーパーバックス)
販売元: 光文社

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聖徳太子はキリスト教徒だった!

東方キリスト教が景教として仏教以前に日本に伝わり、やがて仏教の中に。日本の仏教は形は仏教のようでも実はキリスト教的な要素が多いと説く。

そういえば、法要などでの説教を聞いていると、言葉は仏教用語だけどなんだかキリスト教のようだと思ったこともあった。仏陀が拓いた仏教とは全然違う気がしていた。

この本を読んで、日本人のルーツ、日本人の宗教、日本人とキリスト教についてもっと知りたくなった。

JETの学生とのボランティア活動の部分もグイグイ引き込まれた。

"Boys,be ambitious!"にこめられたクラーク先生の真意も初めて知った。キリストの愛を確信して何が大切なのか、何のために生きるのかを考えなさい、と。




宇宙考古学―人工衛星で探る遺跡と古環境 (丸善ライブラリー)
販売元: 丸善

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SFチックなタイトルだが、考古学の対象は宇宙ではなく地球。人工衛星から探ってみると、いままで掴めなかった遺跡の全体像が判ったり、発見されていなかった遺跡がみつかったりもするという。文系の学問であった考古学に理科系からアプローチした試みが興味深く読める。

文系的な歴史学では文明の衰退を説明するとき、主に経済的側面から“その成立要因の中に衰退要因が内在されていた”などと説かれることが多いのだが、本書は“その衰退の原因は気候の変化”などとバッサリ切ってくれたりする。う~ん、人は経済的動物だが、自然にはそれ以上に抗えないということか。

高校のときに学んだ世界史・地理の断片的知識が、面白いように繋がってゆく心地よさを覚えた。世界史・地理を選択する受験生は必読!!




馬・船・常民―東西交流の日本列島史 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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特に面白かったのは最後の「天皇と日本」。森さんによると、北朝鮮で伝東明王の円墳が発見されたが、これは高句麗の歴史が出来上がってくる過程で、始祖王の墓をデッチあげたということが考えられるという。その円墳の横には廃寺が発掘されている。日本では聖徳太子の時代に高句麗からやってきた慧慈という指南役が智恵をつけて、神武稜をつくらせたのではないか、と森さんは推測する。その根拠となるのが神武稜とされている周辺からは高句麗と同じように廃寺の遺跡が発見されていること。

 また、網野さんは『東と西の語る日本の歴史』で、武士たちが御成敗式目(貞永式目)をつくったとき、評定衆の起請文に天照大神の名があがっていないということを、西と東の差の一例としてあげていた。そして、御成敗式目のような法律を破ったものには天罰が下るというこの種の起請文に掲げられる神さまとして、これ以降、関東地方では天照大神の名があがらなくなった、という。

 その理由として、網野さんは貞永式目のコンメンタリーには「虚言ヲ仰ラルル神」であるから、という記述から説明をしていたが、森さんは関東の武士の信仰を集めた八幡の言い伝えに、八幡は応神天皇であり、中国の南朝の王女が陽にあたって妊娠した子供を流して、九州に着いたのが応神だったという鹿児島神宮(大隈正八幡宮)の話を持ち出してきて、この伝説をとれば「応神以後の天皇は天照大神に結びつかない」。だから「天照大神を排除し」たとも考えられるとしている。




海を渡った幕末の曲芸団―高野広八の米欧漫遊記 (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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海を渡る新幹線―アジア高速鉄道商戦 (中公新書ラクレ)
販売元: 中央公論新社

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ずいぶん昔の話だが、アメリカのロッキード社が自社開発の旅客機トライスターを全日空に売り込むために、時の首相に多額の賄賂を渡した事件(ロッキード事件)があった。

本書では日本の台湾、中国への新幹線売り込みをドキュメンタリータッチで描いている。
「新幹線は世界最高の鉄道技術であり、開業以来1名の乗客死亡事故を出しておらず安全性、信頼性は極めて高い。」という自負のもと、あくまで「技術的優位性」で勝負するのが日本の基本姿勢であった。
ところが、それで勝負がつくほど海外市場は甘くない。冒頭の「露骨な賄賂」は、今はさすがにないだろうが、売り込む相手国の実力政治家への接近、ライバル社の製品に対する容赦ないネガティブキャンペーン、最初の見積りは低めに出して契約を勝ち取り、その後追加仕様に対して割高追加費用を要求する等の、一見なりふり構わない行動はごくあたりまえなのだ。
台湾では「敵失」もあり、車両も含むかなりの部分を応札することができた。
次の中国では、車両の一部を応札できたにとどまる。ライバルは欧州メーカーだけではない。中国自身が輸入を最小限に抑え、いずれ国産化を考えていることが台湾とは違う。

2002年9月出版なので、一部の情報が古新聞である感は否めない。ただし、「海外大型プロジェクト」を取ることが、「政府も含めた総力戦」であることえを理解する参考書としては、よい例であろう。




海から見た日本史 (KAWADE夢新書)
販売元: 河出書房新社

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日本列島が大陸から分断されてから、日本独自の縄文文化が発生する。
この本は、日本と海外との交流を大陸から切り離された時代より遡り現代まで詳しく説明してくれている。

紀元前から日本人の営みが海外の影響を強く受けていることに非常に驚かされる。
そんな昔から海外との交流が盛んにあったなんて!!




海から知る考古学入門―古代人との対話 (角川oneテーマ21)
販売元: 角川書店

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相変わらず問題意識の多い(高い)著者が、「ぼつぼつ自分なりにこの国の長所や短所を纏めてみたい」(まえがき)という観点から、「一気に書きあげた」(まえがき)ものが本書です。

第一の対話「情報」から第九の対話「大地の創造と塩」まで、著者の豊富な知識と問題意識から論述されていて飽きることがありません。海を中心として語るその内容は多岐に渡っていて、読者を更なる考古学・古代史へと誘う道しるべとなるでしょう。評者が特に勉強させられたのは、第四の対話「港と潟」、第七の対話「アワビと倭人」でした。特に演説会などで現在でも「津々浦々の皆さん」などと何故言うのか(P.58)、など改めて考えさせられました。また「潟の周辺に、異常なほど古墳が集中する」(P.67)という指摘など、これからの古墳研究に無くてはならない指摘かもしれません。また本書では、森さんのゼミ出身の方数人が紹介されていて、今後の活躍が楽しみでもあります。

通論風の考古学や古代史に飽き足らない人・海を中心に改めて日本考古学・古代史を勉強したい人にお勧めです。




海から見た戦国日本―列島史から世界史へ (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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現代の日本が国際的潮流に洗われているように日本列島は太古の昔から国際的潮流に洗われ続けてきた。現代の日本人の生活が国際場裡に取り込まれているようにその祖先も一貫して国際的な影響の下にあった。つまり日本人は鎖国的日本の枠内に収まりきらない伝統の下に国家を形成してきた。歴史的に大きく変貌をとげた現代の日本人にも遠く遡ることのできる歴史的祖先が厳存していた。それがいまだにそうでないかのような印象があるのは徳川政権下の鎖国、それに続く万邦無比の皇国史観が生き延びているからである。

本書は日本史そのものではないが、副題に「列島史から世界史へ」とあるように、日本人が明治以来徐々に、そして今になって突如として国際舞台にのぼったものではないことを教えており、より広い視野で、これから書かれるべき日本史の姿を示している。

本書に描かれている日本は交易列島であり、和寇、琉球にそれぞれ一章が割かれ、十三湊を中心とする東北の安東氏、それに世界の銀の3分の1を産出した石見銀山についても詳しい。かつての日本は、現在とは逆で、商品貿易の大赤字国として世界に大量の流動性(銀も商品ではあるけれど)を供給していたことをどれだけの日本人が知っているだろうか。遅まきながら石見銀山は世界遺産に登録される段取りになっている。


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