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和書 508066 (117)



江戸の町は骨だらけ (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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 江戸時代の書籍は最近花盛りですが、一般人が手に取りやすい
書物は雑学集的なものが多く、江戸の町を百科辞書的ではなく構
造的に理解させてくれるものはほとんどありません。

 本書は、400年前の江戸をごくごく身近に感じさせてくれる書物
です。それは、江戸の町を成り立たせる根本的な思想を前提に、町
の成り立ちをダイナミックに解き明かしているところによるもので
す。普段通る高速道路の下に400年前の何が眠っているかというこ
とがひどく身近になりました。

 著者の鈴木理生氏が立派だと思うのは、あまり各著書での重複
がなく、それぞれの書物をそれぞれ買って損をしないところだと
思います。要するに同じ事ばかり手を替え品を買え出すことも世
の中多いと思いますので。




江戸のまんが―泰平の世のエスプリ (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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非常に数多くの図が収録されていて、必要十分で簡潔な解説が付けられている。
昨今の"雑学の為の雑学"ではなく、資料としてきちんとまとめられているところに好感が持てる。
個人的には、これが手軽な文庫サイズであるところも堪らない(文庫サイズ大好き)。

一口に漫画といっても、判じ絵、もぬけ絵、寄せ絵など、細かい様式の違いに
それぞれ名称がちゃんとあるのが面白く、本書をたよりに好きな様式の漫画を見つける
手助けにもなると思います。この手の書籍では久々に当たりでした。




江戸の無意識―都市空間の民俗学 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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江戸の役人事情―『よしの冊子』の世界 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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江戸の宿―三都・街道宿泊事情 (平凡社新書)
販売元: 平凡社

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江戸の遊歩術―近郊ウォークから長期トラベルまで (知恵の森文庫)
販売元: 光文社

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 江戸時代の散歩から旅行までの様子を活き活きと紹介した本。ご隠居が携帯焜炉を持って近郊に出かけ茶を楽しんだり、庶民が大久保あたりの下級武士の庭に咲き誇るツツジを見に行ったり、贅沢ではないけれど豊かなレジャーを楽しんでいる。遠出といえば伊勢参り。そこまで行かずとも箱根へ湯治となかなか楽しそう。物質文明で忘れたものをこの低成長時代にもう一度見直してみたくなりました。




江戸の妖怪絵巻 (光文社新書)
販売元: 光文社

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 著者は川崎市市民ミュージアムの学芸員。妖怪の展覧会を手がけているほか、関係の著作も多い。
 本書は江戸の妖怪文化を総合的に紹介したもの。絵巻、版画、玩具などの写真を示し、大人から子どもまで、庶民から武士まで、妖怪趣味が広がっていたことを教えてくれる。出版文化についても突っ込んでいる。単なる妖怪の紹介本というよりは、妖怪を通して江戸を知るための本という感じがする。
 以前、著者の手がけた妖怪の展覧会を見に行ったことがあるが、本書はそれを本の形にまとめたようなもの。教育効果が意図されている。ただ、展覧会では実物が目の前にあり、細部まで楽しめるのに対して、本書では小さな写真が(多くは白黒で)載っているだけである。説明されても細部が分からないものが多い。また、どの話題も表面的に触れられるだけで深みがない。もっとじっくり論じて欲しかった。そういうところも、展覧会っぽいか。




江戸の蘭方医学事始―阿蘭陀通詞・吉雄幸左衛門 耕牛 (丸善ライブラリー)
販売元: 丸善

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江戸のリストラ仕掛人 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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江戸の流刑 (平凡社新書)
販売元: 平凡社

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 刑罰制度の一つとしての流刑を学術的に論じた本ではなく,「こういう流人がこういう遠島でこうやって暮らしました」というようなエピソードを色々紹介してくれる本。

 江戸の流刑地は伊豆七島とされていた。自給自足できる佐渡や隠岐などと違って自活が困難な島々で,随分と悲惨な状態だったらしい。
 特に重罪人(当初は思想犯が主だったが,後には一般の無頼漢が増えた)は八丈島に流された。
 八丈島の流人1号は,関ヶ原の戦いで西軍だった宇喜多秀家一族である。隔年ごとに加賀前田藩(秀家の妻の実家)から潤沢な仕送りがあり,島内で子孫は繁栄した。赦免された明治2年には20家を数えたという。
 記録では1865人が流され,このうち,赦免された者(死後赦免を含む)489人,島抜けを企てたもの82人。
 1860年には利右衛門を主犯とする30名による島抜け騒ぎがあった。副将格の兼吉が落とした連判状から足が付き,30名全員が自殺又は処刑された。8人の島妻(流人が現地の娘を妻としていた)も足枷等の刑罰が科された。伊豆大島では各種の私的な仕置きがなされていたが,特に八丈島では,(崖から)突き落とし,木槌で頭を打ち砕く,牢屋の中に縛って放置し死なせる,というような残虐な刑罰が行われていた。
 八丈島への流人は,三宅島で数ヶ月風待ちをしたが,この間に,江戸から持ってきた見届け物(島に持参する金品)を三宅島の流人に奪われることが多かった。
 飢饉になると,島民には1日当たり男2合,女1合の米が支給されるが,流人には支給されなかった。このため,多数が餓死した。

 とりあえず八丈島関係のエピソードをいくつか紹介したが,どれも面白く(悲惨な話が多いが),江戸時代の刑罰をイメージしやすくなるように思う。



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