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和書 508066 (128)



王朝貴族物語―古代エリートの日常生活 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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物語を読んでだけいてはなかなか知り得ない、平安貴族の公私に亘る日常生活を平易な文章で記した新書です。貴族社会のヒエラルキーを「ワン・ピラミッド・クライマー」といった、従来の古典の入門書にありそうでなかった、身近な表現で説明しており、それがあまりに的を射すぎていて、かえって慣れるまでピンとこないこともありましたが、そういった今の社会のなぞらえがたいへん新鮮でした。また、兼家、道長と続く藤原家の変遷を、多くの物語、日記を軸にしつつも、全体を俯瞰できる大きな視野も、「王朝歌壇の研究」の著者ならではでしょう。ただ、僭越ながらひとつだけ注文を付けさせていただくなら、道綱の母の口を借りた「蜻蛉日記」の一人語りはすこしウェットに過ぎるように個人的には思われました。しかし、今年は「源氏物語」の千年紀だそうで、関連した書物もちらほら目に着きますが、そういった書物を読まれる前に一度本書に当たっておくと、奥行きのある、また違った楽しみ方ができると思います。




王朝政治 (教育社歴史新書―日本史)
販売元: 教育社

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王朝政治 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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応仁の乱と日野富子―将軍の妻として、母として (中公新書)
販売元: 中央公論社

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王妃オリュンピアス―アレクサンドロス大王の母 (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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王妃カトリーヌ・ド・メディチ―ルネッサンスの悪女 (PHP文庫)
販売元: PHP研究所

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王妃カトリーヌ・ド・メディチ (福武文庫)
販売元: ベネッセコーポレーション

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 後の絶対王政の時代と違って、王侯貴族も決して優雅で贅沢な宮廷生活を送っていたわけではなく、暗殺、戦争、宗教対立など、絶えず起こる災難にいつ命を落とすか分からない、荒々しい時代だったことがよく分かります。
 

 そんな時代に、統治能力に欠ける息子たちを支え、政治的に大きな役割を果たしたカトリーヌ。悪女のイメージが強いことは否めませんが、彼女がどんな思いで権力を握り、必死に生きたかがよく分かる一冊です。巻末の篠沢秀夫さんの解説もよかったです。
 

 それにしてもカトリーヌは、嫁のメアリー・スチュアートや夫の愛人ディアヌ・ド・ポアチエなどと比べると、美人ではなく、性格的にもどこか暗さを感じさせるばかりに、かなり損しているような気がします。




王妃マルグリット (福武文庫)
販売元: ベネッセコーポレーション

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王妃マルグリット・ド・ヴァロア―フランス宮廷の悪の華 (PHP文庫)
販売元: PHP研究所

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平易な表現で書かれたマルゴ王妃、ことマルグリート・ド・ヴァロワの一生に関する本です。単行本が文庫化されて、冒頭の写真図版は割愛されてしまったものの、主要登場人物や略系図などが掲げられているので、この時代のヨーロッパ史に疎い人々でも、気楽に読み進めて行くことが出来ます。
ただ惜しむらくは、典拠・出典の明示が欠けていることと、小説めいた余計な脚色が幾分小うるさく感じられるといった点が短所と云えるでしょう。




沖田総司と新撰組の旅 (旺文社人物グラフィティ)
販売元: 旺文社

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