戻る

前ページ   次ページ

和書 508066 (132)



大江戸おもしろ事件史80―八百八町なるほど珍かわら版 (にちぶん文庫)
販売元: 日本文芸社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






大江戸花鳥風月名所めぐり (平凡社新書)
販売元: 平凡社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

野鳥の会関係者である著者が,江戸の人々が楽しんでいた花鳥風月の跡を辿っている.特に鳥類の記載が厚く,江戸に棲みついていた鳥の図鑑のようでもあり,それが四季の移ろいの中でどこにどのようにいたかがわかる.東京から消えたヒクイナ,里山に生息するオオタカが皇居を根城に繁殖していること,行徳までチドリ観賞に来ていた話など,野鳥の生息と人々の生活の変化が書かれている.「江戸名所図会」のような史料が挿絵として使われているが,その素朴な江戸の姿をよく見ると,現在の東京がいかに自然とのハーモニーを失っているかがわかる.
厳密な江戸だけではなく,市川の国府台・真間も楓の名所として詳記されている.





大江戸観光 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

読んでから、著者が亡くなったことを聞き、驚きました。
エッセイには、江戸時代への愛が溢れています。
合掌。




大江戸奇術考―手妻・からくり・見立ての世界 (平凡社新書)
販売元: 平凡社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 奇術史という確固たる分野が存在するかは知らないが、奇術史というのは本当に面白い。
 奇術の歴史は本当に古い。代々、宗教的権威付けの小道具「神の御業」としても重要な役割を果たしたし、エジプトは三大ピラミッドの時代で既に娯楽としても栄えている。奇術とは、まさに人類の文化と共に発展した芸術であり技術であり娯楽であり魔法なのだ。

 本書は、そういった奇術史を日本に特化して詳述している。特に、インドから輸入された技術や、年代ごとの文献の比較から真相を探ることは、考古学が持つ楽しみに等しい。
 また、歴史小説が好きな者にとっては嬉しいことに、もちろんあの「飛び加藤」も「果心居士」も登場する。
 そして江戸以降になってくると、それこそ資料が極端に豊富になるおかげで、かなり正確な知識を得ることが可能になってくる。近代科学以前の技術でも、江戸に発達したからくりの技術は、もうひたすら凄い。ここまでやるかお前等!そんな感じである。
 奇術史と、近代科学以前でも、人間が工夫と発想だけでどれほどのことができるか、という実例の一つを知るためにも、お勧めの文献である。

 ただし、類書には本書よりも優れた文献が複数存在する、あるいはするであろうことから、江戸限定として推奨しておく。




大江戸“奇人変人”かわら版 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






大江戸曲者列伝―太平の巻 (新潮新書)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 週刊新潮03年6月26日号から2年以上、「OH! EDO物語」として連載された人物伝のうち、大体ペリー来航までの時代の45人をピックアップして収めたもの。ペリー以降は「幕末の巻」で、38人を取り上げている。著者はこの連載後も週刊新潮に「幕末バトル・ロワイヤル」を連載し、そこからすでに新潮新書2冊がまとめられているが、連載は現在も継続中。人気シリーズであることが伺える。
 とにかく読んでいて肩が凝らず、しかし人物の簡潔な肖像を通じて確かに時代の断面が見えてくる気がする。また、端々から著者のかなり捻くれた人間観なんかも窺えて、楽しめる。
 例えば本居宣長と上田秋成の日の神論争について、「良識と信念がぶつかった場合、良識の側が勝つことはまずない」(p83)とか(笑)。頼山陽が弟子の江馬細香と「愛人関係」を結んでいた話では、「細香は師に詩の添削を乞う。山陽もこまめに直しては、寸評を加えて返す。褒めるのがうまいのである。『大いにおもしろく愛吟手をおかず候』などといって嬉しがらせる。いつも褒めっぱなしではなく、時たまは『君の詩にしては今一息に候』という言い方をする。緩急自在の呼吸である。女性にもてるのはその辺にコツがある」(p145)なんて観察に感服。鳥居耀蔵の手先の立ち回りについては、「汚れ役はけっきょくダーティなことしかできず、処遇には常に不満を抱く人種なのである」(p210)とバッサリ。
 現代との比較では、「決して笑い事ではない事態が次々発生していたが、困ったことには、江戸のノーテンキ人間にはさっぱり真面目に受け取れないのである。何もかも茶番に見えてしまうのだ。(中略)物みな笑いに終わる。爛熟度では昔の江戸なみの水準に達した東京文明も、遠からず笑いながら滅んでいく運命にあるのではあるまいか」(p158)、なんてネ。いや、ここは鼻先でフフンと笑うところじゃないですよ!




大江戸曲者列伝―幕末の巻 (新潮新書)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 あとがきで著者自身、「ここに集めた三十八人の挿話にはあまり美談がない。さまざまな形で切羽詰った人々がなりふり構わず土壇場を切り抜けた、あるいは切り抜け損なった姿の方に関心を向けている」(p213)と書いていますが、確かに「太平の巻」は読んでいて頬が緩むような場面も多かったのに、この巻は読んでいて辛い話がエンエンと続く印象があります。
 しかし著者は上の引用の直後に、「歴史はドタバタで作られる。その感触を楽しんでいただくのが狙いである」とも書いています。当方の受容能力の都合もあって、著者のサインを全部受け取れたとは言いませんが、意図するところは了解です。
 さて、この巻でも、随処に著者のクセのある人間観察が顔を出します。幕末の勤王詩人梁川星巌を評して「六〇年安保の頃、ベレー帽をかぶって集会で嬉しそうに挨拶していた左翼文化人と似ているところがある」(p31)なんて、すごく嫌味な感じでいい。その星巌の妻について書いた部分でも、「昔から《女の論理》に男が勝てたためしはない」(p33)なんて、どっかからブーイングが来そうじゃないですか?
 面白かったのが、学習院過激派の話(p82〜)。1846年、「宮廷公卿の子弟に伝統的な和漢の学を講じる教育機関」として設立されたが、1862年、「尊王攘夷運動の高まりの中で、朝廷に国事御用掛が設置されてからは性格が一変した」。尊攘派の若手公卿や尊攘志士が大量に入り込み、「ウブな公卿お坊ちゃんの耳に激烈な討幕思想を吹き込んだ。学習院は政治集団のアジトになった」。いやあ、この伝統は今でも受け継がれているんでしょうか…なワケないよね。




大江戸豪商伝 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






大江戸裁判事情―名奉行と捕物帳にみる (広済堂文庫―ヒューマン・セレクト)
販売元: 廣済堂出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






大江戸残酷物語 (新書y)
販売元: 洋泉社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

題名どおりに残酷と思うかは時代の価値観の相違ということもあるだろうが、なかなか日の当たらない出来事を採り上げている。単なる興味本位な採り上げ方だと思う人もいるだろうが、きれい事だけでは真相はつかめない。たとえば山田浅右衛門の名は知っていても明治以後斬首刑がなくなってからの消息までは知らないだろう。読めば意外な事実を知らされる。また血達磨伝説では実際にあったことなのかを追求する著者の執念を感じた。絵や写真も多く載っていて飽きさせず、ボリュームも適度の好著。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ