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和書 508066 (150)



葛城と古代国家 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この秋、平成の市町村合併実施!ご多分にもれず、奈良でも北葛城郡新庄町
と當麻町が合併して「葛城市」が誕生。葛城という古代史上、由緒あるネー
ミングは、実に相応しいと思えるが、古代の「葛城」とはその範囲を異に
する。そもそも、葛城は蘇我氏や鴨一族の本拠地でもあり、古代史上重要な
地域でありながら、一般向け古代史本は飛鳥やその他の地域に比べ意外と少
ない。門脇氏は葛城古代史のオーソリティで、本書はとてもよくまとまった
葛城古代史入門といえる。蘇我氏の出自の謎は教科書にも載らず、意外と知
られていない。また、かつては神功皇后がらみで超有名人だった武内宿ネも
葛城出身。門脇氏の大胆な推理も冴え渡っています。




化石を掘る (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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 いろいろな意味で、間違いや不適切な記述に満ちあふれた本です。化石の名前の間違い、地層の時代の間違い、採集方法や標本作成方法の間違い、標本の生かし方の間違い、博物館などの利用の仕方の間違い、じつにきりがありません。

 初心者にはとてもお勧めできません。長年やってきた経験者どうしで、間違いや不適切記述をどれくらい見つけられるか競争するのには使えるかな。




神話と歴史 (カセットできく学芸諸家-岩波の文化講演会から)
販売元: 岩波書店

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歴史学と「日本人論」 (カセットできく学芸諸家-岩波の文化講演会から)
販売元: 岩波書店

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華族誕生―名誉と体面の明治 (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

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 1994年にリブロポートから出た単行本の文庫化。
 研究書ではなく、一般向けに書かれた概説書。しかし、分かりやすくまとまっているし、内容も面白い。華族について知りたいと思ったら、まず本書に当たるのが良いだろう。
 メインテーマとなっているのは、家族制度の創設に当たって、どのように公候伯子男の境界線を引いたか。家格、収入、明治維新での勲功などが組み合わせられ、わりと厳格に決まっていったようだ。しかし、当然のごとく「あそこは公爵なのに、うちはどうして伯爵なんだ」というような不満が出てくる。それにどうやって対応したのか。どれも面白い話であった。
 著者は編集者。そのこともあってか、いささかスキャンダラスな筆致で書かれている。最初は面白いのだが、だんだんと飽きが来る。




敵討 (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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敵討の話 幕府のスパイ政治―鳶魚江戸文庫〈8〉 (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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語っておきたい古代史―倭人・クマソ・天皇をめぐって (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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手軽に読める考古学雑学本みたいなものであるが、語っていることはなかなか最先端な事を語っている。
500円以下の文庫本であるのにもかかわらず、口絵のカラーページが非常に充実している。

私は最初の章の「よみがえる古代人の知恵と技術」が参考になった。特に日本で砂鉄を使った製鉄技術が発達したのは、森林が豊富に有ったこと、稲の灌漑技術の応用が効いたこと、と書いてあるのは「目から鱗」だった。これは中国では発達のしようのない技術なのだ。だから鉄鉱石を使う製鉄技術はあまり進まなかった。そして砂鉄で造ると非常に質の良い鉄が出来る。日本刀の生まれて来た背景はこういうところにも有ったのだ、と分かる。




刀と首取り―戦国合戦異説 (平凡社新書)
販売元: 平凡社

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戦国の世では、奪い獲った首以外にも、自分の負った傷の具合を他人に証言してもらうことで戦功評価がなされた。それが「感状」として残された。著者はその「感状」に残された傷の統計を取って、戦国時代に使われた武器の傾向に結びつけようとしておられるが、、、それはあくまで生還した将兵の傷の具合の統計である。乱戦の中に実際に身を置けば、当然身体のあちこちに弓傷ぐらい残るだろう。刀傷を負うほどの接近戦ともなれば、生きるか死ぬかであり、多くは生きて還らなかった可能性さえある。そして、「感状」をもらうようなクラスの人間は、彼を守る下人に囲まれ、馬上でやや後方にいた可能性も高い。さすればこの統計の意味も、果たして著者が思うような結論に導けるものかどうか、はなはだ疑問と思わざるをえない。この論を真に受けて、日本の剣の文化が廃れることのないよう、誰にも慎重に構えてもらいたいと、願わずにはいられない。。。




合戦の日本地図[予定価格] (文春新書)
販売元: 文藝春秋

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第一章の武器の発達と戦術は興味深かった。あとは、日本で行われた函館戦争までの20の戦いが選ばれて説明されている。説明内容は、ごく一般的なもので、細かい検証を行ったり、新説や異説に触れたりすることはあまりない。深く書きはじめるとひとつの合戦だけでも多大なページ数を必要とするから、趣旨から考えて仕方のないところだろう。地図や陣形図も適時記載されており、日本で行われた合戦をざっと振り返るにはちょうど良いと思われる。たとえば、「人身掌握術に長けた家康、人望のない三成」のように、譜代と外様の人数比や出した手紙の数を引き合いにした記述ぶりはコンパクトで読みやすく、過不足なくまとまっている。

個人的には、西南戦争が取り上げられていないのは残念だった。歴史上(旧)武士階級がからんで行われた大きな内戦としては西南戦争が日本史の上で最後の戦いとなるからだ。また、日本が日本として今の形になったという点では、白村江の戦いと元寇にも触れてもよかったように思う。そのような点も含めて、読み終わってもここに取り上げられている合戦と勝敗が日本の歴史に与えた影響というものや流れが大局的な視点からもうひとつ見えてこないところがある。要は、単に合戦が20個選んで紹介してあるだけなのである。また、武将の出身地の気質を強調している箇所が散見されるが、たとえば尾張出身の武将がみんな信長みたいな性格ではないのだし、ちょっと強引な気がする。


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