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和書 508066 (254)



続日本紀〈中〉 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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シルクロード (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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白旗伝説 (講談社学術文庫 (1328))
販売元: 講談社

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歴史のなかの新撰組の著者である宮地正人氏は、ペリー白旗問題についてイデオロギーの見地
から否定をしており、これに対して松本氏はペリーは降伏をしたければこれを掲げよと白旗を
渡したという。
この本はその白旗問題の原典ともいうべき本である。沖縄の少女の白旗に始まり、ペリーの白
旗、源平合戦の紅白の旗といった白旗のルーツや逸話が書かれている。

個人的に興味をそそられたのが、会津藩の降伏の際に白旗が掲げられた際に、小説家の中村彰
彦氏が松本氏に対して「降旗」であって「白旗」ではなかったと反論をされている。それに対
する松本氏の反論が掲載されているのだが、どちらの視野と底が厚いのかは一読されればおの
ずから分かると言うものである。




秦漢帝国―中国古代帝国の興亡 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 始皇帝、楚漢の戦い、漢の武帝、王昭君---。日本でも人気の高い秦・前後漢の時代だが、その400年を通観して詳しく解説した本は実はさほど多くない。そんな中、本書は各方面からの評価が高いようで、あちこちで引用されているのを目にする。内容は重厚だがよくまとまっており、通読すればこの時代(後漢半ば頃まで)のあらましが自然に理解できる。正史のほか、いわゆる「居延漢簡」など20世紀に発見された史料も豊富に示されており、竹簡に記された税金の申告書や兵営の備品の点検簿など、二千年も前の社会システムがけっこう今と似ている事が感じられて何だか嬉しくなってしまう。
 やや残念なのは、資料が文献中心のため、内容がどうしても政治史・思想史に偏らざるを得なかったことか。このため、当時の技術水準や民衆の日常生活についての記述はあまり見られない。また、本来が1973年に出た本の改訂版ということで、最近の調査についての情報が乏しく、近年重視されつつある科学的手法を使った研究についても触れられていない。
 とはいえ、最初の執筆から30年以上経った今も、決して古びない内容を持った良書であるのは確か。読み物としても面白く、特に入門者にお奨めしたい。




秦の始皇帝 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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春秋戦国期、燕、趙、斉、魏、韓、楚、秦と分裂した古代中国は始皇帝により統一された。元々西方の辺境に位置する秦は遊牧民が起源ともいわれ、進取の気風あり、外国より人材を招き、強力な軍事国家を建設した。趙の人質だった秦の王子の子楚に近づいたのが呂という商人。呂は彼に歌姫出身の自分の妻を差出し、後に秦で権勢を得た。妻は子楚に与えられる前に既に子を宿していたという。その名は政。後の始皇帝である。政は、自分の両親かもしれない呂と大后となった妻を粛正し、有能な法家思想の政治家李斯を登用し天下統一に乗り出す。李斯と同じ大儒学者筍子の弟子と言われる韓非子に心引かれるが、自分の祖国の韓の存続を嘆願する韓非子は、李氏の讒言により自殺させられてしまう。その後は首都建設(後の前漢の長安)中国全土の中央集権制の施行、度量衡、貨幣、車軌、文字の統一など最後の清王朝まで続く中華帝国の礎は、全てこの時代に定まるのである。




進歩がまだ希望であった頃―フランクリンと福沢諭吉 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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地震の社会史―安政大地震と民衆 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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災害社会史です。著作されたのははあの阪神淡路大震災以前。都市を襲った直下型地震を資料から構成した歴史的な構想力。それは認めるのですが・・・復興期の民衆パワーへの楽観的な視点は、「民衆は災害にうちひしがれる」というワンパターンな民衆観と違った画期的なものだったようですが・・なんというか・・近代の都市直下型地震を経験した<いま>となっては、あまりに楽観的な「力強い」民衆達の造形が逆にプロトタイプのように思えます。
阪神淡路大震災でも中越でもインド沖大津波でも、人々は「うちひしがれながらも」明日のために生きていこうと全力で立ち上がるしかないのであって、それは決して「予想を越えた力強さ」とか(のんきに、後世がおどろいて)言われるような代物ではありません。
ささやかな被災体験者としては・・。
また、解説に至っては輪をかけて呑気です。解説者が当時神戸在住だったからといってあの大震災のすべてを見ているはずもなく。これこそが、都市を襲った直下型地震の恐ろしいところで・・安政地震でも被害の地域格差が余りに大きかったわけですから。見たものしか信じないというのでは、知的怠慢のそしりを甘受すべきかと。
歴史の教訓から学ばない歴史家が生まれることを危惧します。






ジャポニスム―印象派と浮世絵の周辺 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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十字軍騎士団 (講談社学術文庫 (1129))
販売元: 講談社

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 中世ヨーロッパが生んだ騎士団という特殊な階層集団は、間違いなくこの時代を最も強烈に特徴づけるもののひとつである。
 本書はこの十字軍について、その成立、展開、興亡の歴史を多くの事例をあげて叙情的に述べていく。その規律や生活についても深く知ることができる。特に十字軍活動やテンプル騎士団訴訟事件な度は興味深い。
 現代にも脈々と息づく中世精神を学ぶことができる。知っているようで知らない中世ヨーロッパの世界をよりよく理解できることは請け合いだ。




縄文文化と日本人―日本基層文化の形成と継承 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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「日本文化は稲作文化である」とか「狩猟採集社会より農耕社会の方が優れている」と言った常識を覆してくれる内容である。また縄文文化と弥生文化が、現在の東日本文化と西日本文化の違いとしていまだに残っていることを、東西日本間の婚姻が少ないことなどを例に挙げて指摘している点も興味深い。しかし著者は、「ナラ林文化と照葉樹林文化」と言う枠組みで縄文文化を捉えなおしているように植生へのこだわりが強く、遺伝人類学などの成果に関しては触れられていない。突如、北九州に出現した完成された稲作農耕が急速に西日本に広がったことなどは、異民族の流入と考えられないだろうか? また「ナラ林文化と照葉樹林文化」の違いが植生によってのみ生じたとするなら、植生によって生活が左右されなくなった現在にまでそれが影響し続けるとは考えにくく、遺伝人類学などからのアプローチも必要だったのではないかと思った次第である。


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