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和書 508066 (271)



ロシア士官の見た徳川日本―続・日本俘虜実記 (講談社学術文庫 (676))
販売元: 講談社

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ロシアとソ連邦 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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世界各国史を記述するということはかなりの労力を必要とする作業です。ロシア史もその例に漏れません。山川出版からも少なくないロシア史の出版物があります。

本書は、ロシア通史を見るにあたって最適な一冊です。章立て、分量から考えても現代史に分量が偏っているまたはその逆ということもありません。また読みやすく、テンポ良く読めることでしょう。このことはひとえに筆者の力量におうところが大きいと思います。

扱われている時代範囲が1991年までであるということ、やや文化、社会史についての記述が少なめになってしまっている点は致し方ないところです。ただし、巻末の参考文献集は前著のものを参考にとしていますが、読者の便宜を図り、できる限り掲載すればよいと思いました。特筆される点は第12章「第二次世界大戦後の日ソ関係と北方領土問題」です。ここまで日露交流のなかで始まった日露日ソ関係史について記してくれるのはおおいに助かります。

北方領土問題の根源について考えるときに読んでおいて特になる章であると思います。全体的に良くまとまっていることを評価して、星5つにします。




倭人と韓人―記紀からよむ古代交流史 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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倭人の成立と韓人の成立を並行して考えていかないと本書には反発を感じるだけだろう。
本書は、もっと朝鮮半島が混沌として時代を前提として、その半島から渡ってきた弁韓の一派が大和政権と何らかのつながりを持つと考えている。
そう考えれば、かつて任那と呼ばれた地域に大和政権が権益を有していたとする主張も合理的な考え方であると思われる。
終盤では言語的な考察を行っている。
英語とドイツ語ほど日本語と韓国・朝鮮語は近くないのだという。
韓国・朝鮮語は、新羅語に端を発し、新羅語と百済語は近い関係であったことを紹介している。
逆に、日本語は、加耶語を介して高句麗語と近いと考えられるそうである。
本書は、日本人としてはいささか反発を感じないわけではないが、広い心をもって読んでおくべきであろう。





私の見た東京裁判〈下〉 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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この本を読むまでは東京裁判っていうのは、共産主義国家でおこなうような人民裁判で、ろくに審議もしないで被告を有罪と決めつけるいい加減な裁判だと思ってきました。

でもこの本の目次を眺めてみれば分かるように、東京裁判はちゃんと形式をふまえておこなわれているのでした。検察の言い分ばかりとりあげて、弁護側の証拠を認めず、さっさと判決したきらいはありますが。それでも判決まで三年もかかっているのです。東京裁判の日本文速記録は、文庫本にして3万7500ページを越す膨大な分量だという。要約するだけでも大変な作業でしょう。

当時から侵略戦争や否やの議論はあったことが分かりますし、現代の政治家達が、現代史に言及するとき、賛成反対の是非に関わらず、東京裁判の判決をふまえて発言しているのが感じられます。

東京裁判史観から脱するための入門書として読まれてはいかがかと思います。




太平記―歴史おもしろゼミナール (講談社KK文庫)
販売元: 講談社

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コロンブスは何を「発見」したか (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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ゴシックとは何か―大聖堂の精神史 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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作者は、バタイユの研究者で法政大学教授。サントリー学芸賞受賞作品。東欧を旅行し、ゴシックのエネルギーに興味を持っていたところ、この本に出会いすぐに買って読む。ゴシックを建築様式の分析だけでなく時代精神との関連において歴史的に考察している。そして、バタイユの研究者らしく、過剰なもの、アンバランスなものを認める精神で。

ゴシックとは、ゴート的であるという意味であるのはよく知られているが、ルネッサンス期のイタリア人がアルプスの北から伝播してきた大建築の様式を、グロテスクであると侮蔑をこめて呼んだことに起因するようである。実際は12-3世紀のフランスで始まった様式でありゴートとは何の関係もないのだがーー。

ゴシック大聖堂は、都市へ流入してきた農民の失った巨木の聖林への憧憬と、裁きの神イエスへの脅威が作らせたと説得性を持って説く。そして、それは同時に、司教と国王の自己を権威の象徴にしようとする意図とも合ったものだったとしている。ゴシックは16世紀ごろより、グロテスクなものとして芸術的に、そして、プロテスタント精神に合わないものとして宗教的に否定され衰退していくが、18-9世紀になって英、仏、独によって、それぞれの復古的理由で見直されるようになっていく。

10数年前に私が美しいと思ったウイーンの市庁舎や、イギリスの国会議事堂は19世紀の復興ゴシック。
新書本としてはオリジナリティにとんだ本であり、知ることの喜びを刺激する本である。




サラリーマン武士道―江戸のカネ・女・出世 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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はっきり言って面白い!!!
時代劇大好きの私にはとても楽しく読めた!!!
ただ、旧帝大卒や国Ⅰ合格などの経歴がかつての身分のような役割を果たしている、という認識には同調致しかねる!!!




参勤交代 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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参勤交代と言うと「下に~、下に~」と言って進む姿をまず思い浮かべるのですが、「下に~」という言葉を使えるのは御三家だけだということや、実際に参勤交代を行う際の複雑な手続き、道中のトラブル解消手順等、参勤交代について様々な情報がわかる本です。
実例がたくさん載っているので今まで漠然としたイメージしかなかった参勤交代の姿がおぼろげながらも見えてくるような気がしました。
面白かったです。




三国志と日本人 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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 中国では,曹操は極めつけの悪人とされており,演劇の影響から張飛がヒーロー扱いされている。これに対して,日本では曹操の人気が高い。これは,日本人が小説本で三国志に親しんできたからであり,とりわけ,「ひと口にいえば,三国志は曹操に始まって孔明に終わる二大英傑の成敗争奪の跡を叙したものというもさしつかえない。」とまで曹操を高く評価した,吉川英治の影響によるところが大きい。

 本書は,「日本書紀」から最近のテレビゲームまで,日本人が三国志とどのように接してきたかを説き明かしている。
 三国志に興味がある方は,一読して損はないと思う。



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