和書 508066 (289)
日本の中の朝鮮文化〈8〉因幡・出雲・隠岐・長門ほか (講談社文庫)
販売元: 講談社
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日本の中の朝鮮文化〈9〉阿波・土佐・伊予・讃岐 (講談社文庫)
販売元: 講談社
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日本史勝ち組の法則500 徹底検証 (講談社文庫)
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日本史七つの謎 (講談社文庫)
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松本清張他、などといってますが彼はあくまで対談者の一人ですので彼の歴史推理を期待して買うとがっかりします。しかし参加者が歴史学者と作家半々という構成は良い。ゴリゴリのアカデミズムでもなく、作家の垂れ流し座談会でもない興味深い読み物になっている。
信長の謎―徹底検証 (講談社文庫)
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信長・秀吉・家康―勝者の条件敗者の条件 (講談社文庫)
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敗者の贈物―特殊慰安施設RAAをめぐる占領史の側面 (講談社文庫)
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反逆の系譜 (講談社文庫)
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幕末気分 (講談社文庫)
販売元: 講談社
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標題は「幕末気分」とありますが、「幕末七つの物語」とも言うべき作品のように思えます。
かなり面白いです。出色の出来のように思います。とても味わい深い作品です。三回読み直しました。
それぞれ異なった視座から投射された光線によって各人物あるいは出来事がそれぞれ固有の色彩に彩られ甦り、そして踊っているように感じられます。
確かに一定の考証が基礎とはされています。しかし、描き顕れたのは、結局は江戸っ子としての、そして一度はマルクシズムの洗礼をうけ、さらには三島由紀夫と正面から対峙した作家の真情のようであり、また作家としての見事な包丁さばきにようでもあります。
多くの印象深い記述がちりばめられています。それぞれが、時には詩情に溢れ、時には鋭利な分析精神の輝きを帯び、さらには勝手きままな奔放さに彩られていることさえあります。
まさに巻を措くに能わずです。
ただ、慶喜については余程相性が悪いのでしょう、個人的不快感を隠そうとしないその筆致にはいささか過激を感じます。大阪城をこっそりと退去する直前、籠城して一戦交えんと具申する老中板倉勝静に慶喜は詰め寄ります。「そもそも我方に西郷は在りやなしや。しからずんば大久保はいかに。いずれも在らずして如何にして戦わん」ヤッチャアオレナイよ、というところです。それじゃあ指導者として無責任だろう、といえばそれはそうでしょう。しかし、このようなところにどこか日本的な大時代的おおらかさを感じます。またこのような精神は、別のところで記述されているように、明治維新という一大政府転覆劇の過程で失われた人命が2万人弱と、欧米のそれと比較して一桁少なくすんだという要因に、遠く共鳴する部分があるように感じます。
なお、本作家には、できましたら大仏次郎の「天皇の世紀」に匹敵する大長編に取り組んでほしいと強く思います。本書のような作品にとどまるのはいかにももったいないと感じるものです。
幕末テロリスト列伝 (講談社文庫)
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