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和書 508066 (321)



三蔵法師 (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

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 三蔵法師といっても何人もいるが、著者が取り上げているのはもちろん玄奘である。
 その誕生から死までを追っているのだが、伝記というわけではなく、玄奘がどのような人物で何をしたのかということを探りながら、中国においてどのように玄奘の人物像が作られてきたか、ということを探っている。

 玄奘に関する記録がみな事実とは考えられないが、そう記録されている、ということが重要なのだ。
 文章はわかりやすく、当然のことながら、『西遊記』との関連についても触れていて、『西遊記』が仏教の論理だけでなく道教の論理を取り入れていることを再認識した。




三蔵法師の歩いた道―巡歴の地図をたどる旅 (プレイブックス・インテリジェンス)
販売元: 青春出版社

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シルクロードブームの現況下、玄奘三蔵の歩いた地図やら現地の写真が載せられ、現実味を帯びて楽しく読みました。バーミャンの大仏は破壊される以前の写真で、現在からすれば、非常に貴重です。何故、玄奘がアレだけ歩けたか、そして、翻訳事業ができたか、超人並みの功績に驚いています。まさに古代のスーパーマンです。年表が添えられ、調査は丁寧です。老年期の話も面白かった。著者の検証した著作物もあるようで、好奇心がそそられます。





三大陸周遊記 抄 (中公文庫BIBLIO)
販売元: 中央公論新社

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イブン・バットゥータの『三大陸周遊記 抄』です。抄というのがポイントでしょうか。アラブの書なので神や預言者を讃える言葉あたりが原文では多いと考えられます。それを省いてコンパクトにしたということだと思われます。それでも文庫本、かなり厚いです。

まるでアラビアンナイトのような物語的不思議なエピソードも幾つもあります。だから史料特有の無味乾燥さとは無縁で、読んでいて面白くはあります。その代わり全体として、細かく読み込めば読み込むほど、史料としての矛盾点や不備は出てきそうな感じです。
ただ、14世紀のアフリカ、インド、中国に至るまで広範囲の状況を記した史料が他にいくつもあるわけではないでしょうし、大いに参考になるとは思います。

本書を読んだ上で千夜一夜物語を読むと、更に時代状況の想像力が膨らんで面白く読めるという感じがします。




長篠の合戦 (山日ライブラリー)
販売元: 山梨日日新聞社

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山梨の経塚信仰 (山日ライブラリー)
販売元: 山梨日日新聞社

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三百諸候、おもしろ史話 (ミューブックス)
販売元: 毎日新聞社

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サンフランシスコ平和条約・日米安保条約―シリーズ戦後史の証言・占領と講和〈7〉 (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

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参謀の戦争―なぜ太平洋戦争は起きたのか (PHP文庫)
販売元: PHP研究所

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ノモンハン事件から対米開戦までの二年間を、おもに陸軍内部から解析した書物。
元々は陸上自衛隊幹部学校の講義に使われた自作のテキストということらしい。

学校の標準的テキストとしては取り上げた内容に偏りがあるが、自衛隊の内部学校だから
陸軍中心になるのは仕方がない(陸軍が日本を戦争へ導いたというのもある意味正しいし)。
それよりも本書の視座が、戦争となったら直接戦火を交えなければならない組織にあるので、
なかなか示唆に富んで面白い内容も含んでいると言える。
著者は陸士出身で、戦車連隊中隊長までつとめているから、ここまで旧陸軍の汚点を
いろいろ書き連ねるのは、勇気が要っただろうなあと感心もする。

しかし、陸軍→陸自のコースを歩まれたから仕方ないかも知れないが、海軍の記述が
頼りない。
山本五十六が連合艦隊司令長官としての職を賭しても海戦を阻止すべきだったのでは
ないかという井上成美の批判を、家族を養わなくてはならない身では職を賭するのは
簡単ではない、と評しているあたりは、のちに山本長官は「職を賭して」何かゴリ押し
しませんでしたっけ?と突っこみたくなった。
(普通は軍人も家庭人だから、何が何でも国のために身を滅ぼせとは言わないが)。

加えて東條英機が首相に就任したときすでに日米関係は「衝突圏内」にあったという
記述には「やっぱ陸軍の人か」と思わされる。
もう政府・軍部が抗しがたい流れの中にあったと言えばそれはそうだが、
その流れを作った人々の中に東條はいたから、自業自得と言えなくもない。
(彼は開戦間近の時点で首相になるのを、実は嫌がって他人を推している)。

このような「流れ」を捉えていないから、こういった断片的な記述が延々と
続いてしまう。開戦史はこれだけと言われたらチョット待ったと言いたくなる。
ただ、ひとつの読み物としては面白い一冊だし、取っかかりとしては悪くない。
妙な本がたくさん出回っている昨今では、むしろお勧めできる作品。




参謀は名を秘す―歴史に隠れた名補佐役たち (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

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三略 (中公文庫BIBLIO S)
販売元: 中央公論新社

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アメリカの《成功哲学》は確かに素晴らしいが、一つだけ欠けているものがある。それは、人間に対する《洞察》、特に、人間の悪に対する《洞察》である。その点に関して言えば、やはり中国の古典は素晴らしい。人間の悪に対する深い《理解》と、悪に対する《対処法》が、実に簡潔に描かれている。アメリカの《成功哲学》を補完するものとして、中国の《古典》をオススメします。本書も、時代を越えた素晴らしい名著です。


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