和書 508066 (393)
戦国時代の終焉 - 「北条の夢」と秀吉の天下統一 (中公新書(1809))
販売元： 中央公論新社
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『沼尻合戦』という戦国関東地方の歴史に埋もれた合戦を丹念に分析し、複雑怪奇な東国情勢を、分かりやすく鮮やかに描き出した快作。
南関東を基盤とする北条氏が北進、佐竹・宇都宮ら北関東連合の領主たちを徐々に圧迫し、ついに天正十二年、両軍は下野国沼尻で対陣する。
これは、同年に行われた小牧・長久手の家康軍対秀吉軍の代理戦争でもあった。
合戦は引き分けに終わるものの、北条方は巧みな戦後処理で勢力を広げ、北関東連合は窮地に陥る。
北条の関八州制覇がなる直前、徳川を屈服させた秀吉が「北条征伐」を敢行し、佐竹らのピンチを救う。
好著ではあるが、筆者が「北条の夢」とやらに過剰に感情移入していることにはやや引っ掛りを覚える。北関東の領主たちから見れば、北条は侵略者以外の何者でもないだが。
戦国武将「できる男」の意外な結末 (PHP文庫)
販売元： PHP研究所
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戦国時代の人達がどう生きて、どう考えたのかという事を知りたくて手に取った。文庫本サイズで何十人もの武将のドラマティックな生き様が描かれているのなら随分お得だと、そう思っていたが……
戦国時代を俯瞰するという意味で、実に沢山の武将達のワンシーンが紹介されている。何となく聞いたことのある武将やメジャーな武将など、戦国時代に興味を持ち始めたばかりの自分は武将一人一人のエピソードが初めて聞くようなものばかりで、面白いところは面白かった。特に唯のだめな二代目だと思っていた上杉景勝と武田勝頼の戦上手な一面が出てきたのは良かったと思う。
ただ、内容が非常に薄い。知りたい武将も、タイトルの通り、その後の結末に半分が割かれているので、よく語られるような武勇伝があまり出てこない。特に毛利元就の部分は初めて活躍らしい活躍（？）をした合戦の事しか書かれておらず、しかも約半分は影武者になって命を救った渡辺通という人物の方に解説が行っている。物語の解釈もわざわざ最後に『ご教訓』とかいう一行のもっともらしい文句にまとめる為に、かなり偏見の様なところも見られて、そういうところは寧ろ不愉快だった。書き方も何となく平淡で読んでいてあんまり面白くなく、どうせなら、最後の結末の所じゃなくて、華々しく活躍している所を見せてもらった方が面白いのに、と感じた。
もちろん何十人もの武将を文庫本一冊で全ての人が満足いくだけ紹介しろという事は無理だとは思うけれども、全体的に不満の残る本だった。
戦国武将・闇に消されたミステリー いまだ解けない80の謎 (PHP文庫)
販売元： PHP研究所
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このタイトルは如何なものかと思います。
この本に書かれている事柄の大半は戦国好きの人なら
ほぼ知ってるであろうメジャーな物ばかりです。
確かに新しい常識や異論・疑問が出ている出来事もありますが
それを｢いまだ解けない謎｣などと言われては過去の出来事の全ては
戦国時代に限らずミステリーということになってしまいます。
この安直なタイトルは真摯に歴史を紡ぎだしてきた史学に対する冒涜です。
著者自身も違和感を感じていたのか｢いまだ解けない｣というわりには文中で
ある程度結論をまとめている物も少なくありません。
出版サイドとの情報伝達がうまくいってなかったんじゃないかと勘繰ってしまいます。
内容自体はそこまで深いものではありませんし情報が古いと感じる部分もありましたが、
終始とても読みやすく基本をしっかり押さえていて良質であっただけに
この胡散臭いタイトルが余計に恨めしく思えてきます。
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戦後史〈上〉 (ちくま文庫)
販売元： 筑摩書房
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戦後史〈下〉 (ちくま文庫)
販売元： 筑摩書房
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戦後史開封 スポーツ・文化編 (扶桑社文庫)
販売元： 産経新聞ニュースサービス
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戦後史開封 昭和20年代編 (扶桑社文庫)
販売元： 産経新聞ニュースサービス
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戦後史開封 昭和30年代編 (扶桑社文庫)
販売元： 産経新聞ニュースサービス
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戦後史開封 昭和40年代編 (扶桑社文庫)
販売元： 産経新聞ニュースサービス
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戦後史開封 昭和50年代以降編 (扶桑社文庫)
販売元： 産経新聞ニュースサービス
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