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和書 508066 (395)



戦争概論 (中公文庫―BIBLIO20世紀)
販売元: 中央公論新社

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「戦争はこれを全体として見た場合には科学でなく術である」「チャンスが同等であれば法則の格守は必ずや成功にまで導いてくれるものである」。

クラウゼヴィッツの戦争論を読むのは大変だったが、これは流石にそこまではしんどくはない。何しろ分量が違う。戦争論を読んだ方はついでに読んでみるとよい。ただ、あくまでも概論であり、少量で、しかも英語からの重訳であるから、対等に比較するのは問題がある。

ジョミニは戦聖と呼ばれていた位、長年に渡って活躍した名将である。そして、クラウゼヴィッツとジョミニは時代が重なっており、互いに相手を意識をしていたようだ。特に、本書ではクラウゼヴィッツの名は頻繁に出てくる。「しばしば理論の一貫性を欠いていたクラウゼヴィッツ将軍は、...」などという記述もある。本書の中に登場する解説にも、両者の比較が見られる。

「第三章 戦略一般」「第四章 大戦術と戦闘」の2章が中心だろう。第六章の後半の、情報と戦争と司令官の特性に関する記述は現代にも通じるところがある。

決勝点での決戦主義者ではあるが、軽戦の連続で勝つこともあるとしていることなど、柔軟な面もある。簡潔だが要点はよくまとまっている。個人的にはクラウゼヴィッツとの比較よりも、孫子と共通する点が散見されるのが興味深かった。

尚、他の方が書いているが、兵站に関しては、クレヴェルトの「補給戦」もお勧めである。




戦争私書 (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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戦争の記憶―日本人とドイツ人 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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まず著者、訳者に拍手。熱意に感服しました。過去を直視・批判するドイツ人。曖昧なままの日本人・・・といったイメージでしかなかった事が事実であることを強く認識させられた。やはりドイツの話が多いが(6:4)、私にとっては日本のことでも新事実がかなりあった。長崎市長銃撃、花岡事件等。ドイツでも日本でも現場に足を運んで綴った文章に読んでて熱くなりました。

この本を読み始めて強くひきつけられた一節は、著者が本書を執筆することを友人(ドイツ人)に話し彼にいわれたこと『あまり日本人との共通点を強調しないでくれ』心底日本人とは違ってほしいご様子・・・




戦争の記憶をさかのぼる (ちくま新書(552))
販売元: 筑摩書房

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私は戦争は嫌いだ。なべて反対である。かといって何をするわけではない。戦闘行為に参加したことはないから、無垢の高みに安住している。そういう自分の立ち位置を振り返らされた。考えることの多い本だった。
また、私は偽善者である。利己的であることを否まない。他者に自らに奉仕せよと命じることなく、かつ、視野狭窄で中途半端な私利私欲で墓穴を掘りたくない。私の大事な人たちが幸せでないとき、私もまた幸せを満喫することはできない。私のために、私は他者の幸福を願い、平和を祈り、環境を守り、健康を恃む。そういう回路において、私はとことん利己的な偽善者でありたい。
戦争は、今もどこかで行われている。たとえば、グローバルな経済に巻き込まれている自分も無関係ではありえない。戦争を知らないと言い切るのは、自らの鈍感さを露呈しているだけなのかもしれない。
殺しあう苛烈さに思いを馳せることは、正直なところ、私には難しい。しかし、大事な人を失う悲しみや、自らが死ぬかもしれない恐怖であれば、私は思うことはできるだろう。




戦争論〈下〉 (中公文庫―BIBLIO20世紀)
販売元: 中央公論新社

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ナポレオン強いよ。フリードリッヒ大王も強いよ。
でもね、所詮政治の道具。
持ち上げて落とす。かなり上げられました。滞空期間長いです。
一ヶ月二ヶ月どころではありませんでした。半年?いいえ一年。
一年かけて浮いてました。いや〜落ちてよかった。
このまま浮きっぱなしだったら、泣いてたでしょう。
とにかく、その不安定な浮遊感を楽しめる方は読んでほしいです。
また、防御(下巻第六部)において、国周辺と均衡を保ち、力関係が安定するように、政治力学が働くというあたりは、読んでいて感心させられた。人間本来の姿というのを晒しつつ、その中で国を守るという事は、そういう均衡の中で、形作られた姿だと思うと、世界各国の情勢を、違う視線で見られるのではないでしょうか。




ブルクハルト (Century Books―人と思想)
販売元: 清水書院

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戦乱の日本史107の謎―覇権争奪に隠された黒幕たちの策略 (にちぶん文庫)
販売元: 日本文芸社

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千里眼事件―科学とオカルトの明治日本 (平凡社新書)
販売元: 平凡社

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 映画「リング」などでもモチーフになっていた,科学者による超能力実験。本書は,史実としての御船千鶴子,長尾郁子の実験の様子を丹念に描写した力作。
 明治43年から44年にかけて,相次いで「千里眼」の能力を持つ者が出現し,東京帝大の福来友吉助教授,京都帝大の今村新吉教授らが実験を行った。山川健次郎ら東京帝大の諸教授列席のもと実験は繰り返され,好成績を挙げた回もあった一方で,全く当たらなかったり,千鶴子が試験物をすり替えたりという回もあった。いずれにせよ,作為の余地をなくすような実験の提案には千鶴子らが応じなかった(疑いの目で見られると能力を発揮できないという)ので,超能力の科学的な証明に成功したとはいえなかった。
 福来は,その後も超能力の存在を信じて研究を続け,最後には「人間の霊魂は宇宙の太霊とつながりて,結局一如である」と書くほどに心霊主義への傾倒を強めた。
 他の教授らには確信できなかった「千里眼」を,福来は確信していたのである。

≪学者の欲望。それはなにも,世界的な評価を受けたいとか,歴史に名を刻みたいとか,自分の発見・発明によって利益を受けたいといったものとは限らない。それ以上に,自分が望んだような実験結果を得たい,自分の仮説を証明する真実に出会いたいという願望こそが,学者に冷静な判断を失わせることになりがちであることを,われわれは知らなければならない。≫(49頁)






戦略戦術の「三国志」 (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

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この本に出てくる人物は、それぞれの意志や野望を中国大陸という広大な地に描いた。個性的な人物たちが、その友や民衆、己のために駆使した戦略、戦術とは?この本では世間で言われている三国志の常識を覆して、新しい三国志の世界が表現され、それが現代に生きる私達にあらたな驚きを誘う。かれらが生きた時代だけが特別ではなく、現代でも繰り返して行われる人間の決断や行動は何に左右されるのか?




川柳で読み解く「お江戸」の事情 (プレイブックス・インテリジェンス)
販売元: 青春出版社

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