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和書 508068 (136)



日本語のレトリック―文章表現の技法 (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本を読まないと言われる最近の子供たち。でも、テレビのお笑い番組を見てゲラゲラ笑っている。

笑いの対象はことばの面白さ。実はそれは本を読むことで得られるものと一緒。と思う。

ボケのセリフにキョトンとし、ツッコミで笑いが生じる。レトリックがあばかれた瞬間だ。

気付かなくても、僕らはレトリックを知っている。もっとそれを意識的に使えば、表現力は豊かになるに違いない。たぶん。





目を閉じて心開いて―ほんとうの幸せって何だろう (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

三宮さんはいつも生き生きしたエッセイを披露してくれますね。
ジュニア文庫というこで、少し、わかりやすく書かれていると思いました。

今後も楽しみにしています。
生きるって楽しいよって、言っている三宮さんの強さを、もらいたいです。




若いやつは失礼 (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 こういった本にありがちな、若いやつへの愚痴まじりの批判だけかと思いきや、年寄りへの批判も怠らない。読んでいて「ごもっとも。」と、思えることも多数ある。




ギリシア・ローマ名言集 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 薄い本だが 読後感は濃厚だ。

 ギリシアとローマの時代の名言を集めた本だ。2000年以上前に語られた言葉が 今なお新鮮味を失っていないという事実が嫌になるほどわかる。これを読んでいると 2000年経っても あまり人間は進歩していないのではないかとひしひしと感じてしまう。

 人間は生まれ、育ち、年月を経ている間に学び、そうして死んでいく。一人の人間が学べることには 本当に限りがある。学んだことは その人の死と同時に消え去るわけだ。
 但し 学んできたことを後世に残し 引き継いでいくことで 確かに 人間の「諸科学」は発達してきた。数学、物理学、化学、経済学、法学などは すべて過去からの遺産の上に現在がある。
 但し 人間自体はどうかというと 余り発達したとは思えない。いや 本書を読む限り 若干退行しているような気すらしてくる。それが本書の魅力でもあるのだ。

 それにしても 日本が縄文時代だったころに かような言葉が語られていた国があったことには改めて感心する。




古典のことば―岩波文庫から (岩波文庫 (別冊10))
販売元: 岩波書店

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本のなかにみられる、もはや格言にできることばの数々。それを集めて
原文と和訳を左右にならべたのが本書だ。
英語、フランス語、ドイツ語のものが多いが、ほかにも多数の言語の作品
が収録されている。
大昔からいろいろな人がいいこと、ためになること、面白いことを言って
いる。「人間は、努力をする限り、迷うものだ。」というのは励ましに
なろうし、「経験と歴史が教えてくれるのは、民衆や政府が歴史からなにかを
学ぶといったことは一度たりともなく、また歴史からひきだされた教訓に
したがって行動したことなどまったくない、ということです。」という
記述にはうなずけるだろう。
原文がついているので語学堪能な人にはますます面白いのでは。
巻末に作家のかんたんな紹介つき。




新編 綴方教室 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

基本的には、公に出てくる子どもの文章はキライなのです。
例えば、新聞の投書欄の小学生の投稿など。
表現力が拙い割にテーマや内容が高度で、「あぁ、周りの大人が
何か吹き込んだことをそのまま書いてるんだろうな」という感じ
がぬぐえないから。

けれども、豊田正子ちゃんは違うようです。
自分で見たこと、自分で考えたことを、忠実に文章にしている。
後半はまるで作家のような観察力と表現力をもって、読み手は
彼女の周囲に起きたできごとを映画を見るかのように楽しめます。

文章の成長を楽しめるし、文章を通してこの家族の有り様も楽しめる。
(お父さんとお母さんが江戸っ子で、会話が楽しいのです。)
さらに、昭和初期という時代も楽しめる。(あまりにも貧乏なので
正子ちゃんは放課後に工場でバイトをしています。)
前半では先生の指導の過程が記録されていますが、
良い文章とは何か、私自身が教えを受けたような思いがします。

大事なのはリアリティと素材だ。
リアリティとは、素材をどう具体的に描くかがカギなのだ。
と納得した1冊。








釣魚雑筆 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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文章の話 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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文章の話、まさしくそうですね。それも文章の書き方や文学論といったものではなく、そのまま「文章の話」。この本を読むまでに何冊か文章、文学というものを扱った本を読んできましたけど、この本の内容には頭ばかりが先行していた自分にそもそもの読むということの楽しさを思い出させてくれたような気がします。書くという行為、それだけでなく人間が考え、思うときに使用する言葉というものは一体何なのか。書くことによって私たちは何をしているのか。そういう根本的な部分を、一つ一つ丁寧に、悪く言えば愚直に見つめなおしていきます。それでもそこから見えてくるのは、人間という生き物の不思議、魅力、それを形作る物語というものの楽しさだったように思います。




山びこ学校 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

まず、戦後の山形の農村の暮らしぶりが、現代人の私にとって
とても興味深いものでした。義務教育とは名ばかりで、家の畑を
耕さなければならない、炭作りを手伝わなければならない、
親の介護をしなければならない、そんな理由で学校に行きたくても
いけない子どもたち。それを支える地域の人々や先生。この本には
戦後の農村生活を描くドキュメンタリーとしての価値があります。

さらに、子どもたちの思考のプロセス、その文章の背後に見え隠れ
する無着先生の指導と熱意を素晴らしいと思いました。
貧しい生活の中で、子どもたちが「本当にこれでいいのか」
「大人たちが言っていること(百姓は勉強しない方がいい、という
ようなあきらめ論)は本当なのか」「自分たちの暮らしをよくする
ためにはいったいどうしたらいいのだろうか?」....
作文を通して子どもたちは現状の生活の中の矛盾に気づき、
ひたすら考え、皆で議論し、建設的な結論を導き出していきます。

文章を通じて現状を認識し、問題を把握し、改善策を考え、
よりよい未来のために新しい行動を起こしていく子どもたち。
自己改革・地域改革の第一歩としては、何よりも文字にして書く
ことが重要であるということを私自身が気づかされました。

何だか難しい問題に取り組んでみたくなる、そんな本でした。






引退 そのドラマ (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 「引退」
 その言葉は、プロのスポーツ選手には、早かれ遅かれ、必ず出逢う言葉である。勿論、プロ野球の選手も例外ではなく、毎年誰か必ず出逢うわけである。
 それを決意したのには、投手として巨人に勝つことを生き甲斐にしてきたのに、その巨人戦に全く勝てなくなったこと、長年チームの大砲として君臨してきたのに、全くホームランを打てなくなったこと、あるいはトラブルに巻き込まれ、プロ野球界にいることが出来なくなったこと・・・等々、実に様々なドラマがある。その個々のドラマをプロ野球をおよそ30年に渡って専門に取材して来た近藤唯之さんが、様々な選手の例を全盛期の頃、プロ野球選手になり立ての頃などの様子、そして選手本人が言った語録を交えて記録しているのである。

 私は、ここまで詳しく有名なプロ野球選手の現役生活を記録しているのが凄いと思う。しかしそれ以上に、「引退」という2文字をテーマにしてこの様な本にした近藤さんも凄いと思う。
 これは新聞記者として、プロ野球を専門に取材してきた近藤唯之さんだからこそ書けるドラマと言えるのではないだろうか。


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