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和書 508068 (343)



不良老年のすすめ (集英社文庫)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

タイトルがいいでしょう。それに表紙デザインも・・。スイマセン、ハッキリ言ってこの方の本始めてでした。
でも、読み進んでいくうちにいつしか私の頬は緩んでいたんじゃないかと思うくらい文章のタッチも小気味いいし、とにかく気持ちいい。
『やっぱりみんな不良に憧れてたよね、でも今までの人生ってどうしても柵に抗うことが出来なくって、いい人演じてきたでしょ。でも、もうそろそろいいでしょう、残りの人生自分の思い通り、チョット粋にカッコよく生きようよ』って感じで、彼女自身の思いと、彼女を取巻く粋で、いかすオジサン・オバサンの生き様を紹介しながら読者に指南をしていく。そして死を迎える準備まで・・。 それにしても楽しい。・・・いくつになっても恋をしてよう、遊び心を持ちつづけろ、金にはケチケチするな、欲しいものは我慢するな・・とか。某雑誌の編集長が聞いたら泣いて喜びそうなコメントのオンパレード。 でも還暦を過ぎたオバサマは鼻にかけず、実際彼女が実践したり、具体的に名前を挙げて紹介している彼女の友人達が実践している事ばかりで、決して厭らしくないんだよねあ。 よかったなあ・・。
そんでもって最後には言ってくれてますよ、『大切なのは“こう死にたい”と思うこと。どう死にたいかで生き方が変わる』って・・。 45歳くらいからこのくらいの心の準備をしてもいいんじゃないかな・・。





文体とパスの精度 (集英社文庫)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

インテリ同士のくだらない座談ってとこだな。
何でも計算通りに行くほどサッカーは甘くないし、以外性があるから面白いんだという事だよ。
まあ中田英寿先生には分かりやしないだろう。優等生ぶったインテリにサッカーは向いていなかったという事だろう。




誇り―ドラガン・ストイコビッチの軌跡 (集英社文庫)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

名古屋グランパスで活躍した、ピクシーことドラガン・ストイコビッチの伝記だ。天才的サッカープレーヤーが、最もよい年齢の時に祖国の崩壊と、それに伴う国際大会からの閉め出しに失意して、極東のサッカー後進国の弱小チームに来ることになる。彼はチームを優勝に導き、年齢を乗り越えて、国際大会に復帰し活躍する。その道程を、ピクシーとユーゴサッカーに対する深い尊敬と愛情をもってまとめている。たいへんお薦め。

これが、木村元彦のデビュー作だ。彼は、その後、サッカーよりユーゴ情勢に傾いて、『悪者見参』『終わらぬ「民族浄化」』と佳作を発表する。本書でも、ユーゴ情勢は背景として重要であるが、むしろ、ピクシーと周囲との関連・葛藤に焦点が当てられている。実際、著者も本書執筆時点では、ユーゴスラビアの深刻な状況をそれほど深く理解していなかったようだ。本書の取材で、ユーゴに行った際の記録にも、ナイーブな質問をして、現地のサッカー関係者に呆れられている。そう言う意味では、本書が木村元彦の原点になって、それから、ユーゴ情勢にのめり込んでいったのがよく分かる。私はイビチャ・オシムという人に興味をもって、『オシムの言葉』を読み、木村元彦を知り、『悪者見参』『誇り』と時間を遡って読み進んだので、却って、彼の政治意識の深まりを感じた。一連の著作は、良い入り口から入って、粘り強く掘り続けた成果だ。

処女作だからか、ユーゴ情勢に深入りする前だからか、その後の作品のような深刻な重苦しさはない。でも、この明るさ(と言っても、その後の作品と比較すればね)はその後の作品の後に読むと清涼に感じられた。サッカーについて少しでも興味があれば、きっと楽しめるだろう。




星と嵐―6つの北壁登行 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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ガストン・レビュファは「攀じる詩人」。サン・テグジュペリを啓蒙していることもあって、レビュファ自身も優れた実行者でありながら優れた表現者です。文体は、写実的でありながら、情感的。人間の厭らしい部分が微塵も感じられない清らかな文章です。そして、文章の至るところにアルピニズムの輝きが散りばめられている。アルピニズムがいかに進化しようが、「自然を介在しての、内なるものとの対峙」って本質はいつの時代も変らないですよね。レビュファの著書を読むと、登山という行為の精神的側面がよくわかります。




骨は自分で拾えない―モタさんの死の心得 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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僕のトルネード戦記 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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イチローはすごいぞ!しかし、野茂はもっとすごいんじゃないか?彼がメジャー・リーグに行ってからというもの、就職先(球団)に困ることなく常にプレーし続け、コンスタントに成績を残している。ノーヒットノーランもやってのけた怪物なのだ。

野球に対する彼の情熱、辛いことがあっても「こういうこともあるもんだ」的な感じでひょいと乗り越えてしまう(内的な葛藤や努力はあるだろうが)。とにかく一度読んでみると、彼の人となりが少し分かる。




ボクサー―渡嘉敷勝男にみる「男」の研究 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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マイケル・ジョーダン物語 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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著者のボブ・グリーンは、記者会見やテレビ番組で見るようなマイケル・ジョーダンではなく、素のマイケル・ジョーダンと話をしています。この本を作ることはボブ・グリーンにしか出来なかったでしょう。ジョーダンについての本で、本書のようなものは他にありません。
けっこう長い本ですが、読み始めたら時間を忘れて一日で読んでしまいました。前から知っていたことですが、マイケル・ジョーダンという人は、バスケにおいて神と崇められていますがそれ以前に一人の人間として素晴らしい人格の持ち主だと、改めて実感しました。




楽天的ライフスタイルノート (集英社文庫)
販売元: 集英社

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悪者見参―ユーゴスラビアサッカー戦記 (集英社文庫)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 ユーゴスラビアサッカー戦記とある。
 が、むしろサッカーを切り口とした世紀末ユーゴ情勢ルポというべきだろう。
 世紀末とは1998年〜1999年。仏W杯前からユーゴ代表が欧州選手権への出場権を手にするまで、である。
 下敷きには90年代の旧ユーゴ崩壊と国際社会からの孤立があり、ユーゴ連邦を構成していた諸民族間の対立がある。
 そして世紀末に起こったトピックとして、NATOによる新ユーゴへの空爆(1999年)がある。
 この複雑極まりない状況のもとでバルカン(旧ユーゴ全域をとりあえずこう呼ぼう)のフットボーラーたちは何を思い、どのように行動してきたか。

 著者の軸足はピクシーことストイコビッチの出自たるセルビア=新ユーゴに置かれている。
 しかし、舞台はセルビアにとどまらず、クロアチア、マケドニア、モンテネグロ、コソボへと転じ、行く先々で出会うフットボーラーを通じて、諸民族の視点からバルカン情勢が語られる。
 例えば、セルビア人から見たコソボ紛争とアルバニア人から見たコソボ紛争。それぞれの目にはまるで異なる像が結ばれている。
 セルビアへの熱い想いを持つ著者は、そうした異なる視点に出会うたびに混乱し懊悩する。
 同じ章の中に様々な視点からの叙述が交錯し、タッチも距離をおいて描写したかと思えばいきなり感情移入たっぷりのコトバが飛び出してくる。
 著者の当惑が読者をも惑わせる。

 著者が繰り返し論じているのは、つまるところスポーツと政治とメディア。
 スポーツと政治が関連付けられないわけにはいかないバルカンの情勢。
 メディアごとの立場(政治的、経済的)によって生じる情報の差異。その結果生まれる人々の認識の落差。メディアの脅威と限界。

 サッカーというものをツールにして、そんなことどもを考えさせられる僕たちは、そしてそんなことを考えるツールにされちゃうサッカーってモノは、果たしてシアワセなんだろーか。
 少なくともバルカンの人々よりはシアワセなんだろーな



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