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和書 508068 (363)



話せぬ若手と聞けない上司 (新潮新書)
販売元: 新潮社

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タイトルからは現在の20代の若手を中心とした世代分析論のような内容かと思ったのだが、その傾向は薄かった。博報堂で新人育成・研修を担当した著者が、自身の体験に基づいて会社内における世代を越えたコミュニケーションの必要性を繰り返し説いたもの。実例としては現在20代前半〜半ば過ぎの若手と40歳前後の著者との対話を軸にしているが、中堅以降が若手を理解し得ず世代間に溝があるというのは昔も今後も変わらないだろうから、テーマとしては普遍的なものだと思う。
とにかく世代を越えて話してみよう、まずは理解できなくても相手を認めようと説き、どうしたらわかりあえる部分があるかを話していればある程度は理解もできるようになるだろうと訴える。
ただしコミュニケーションの技術や方法論はない。あくまでも意識付け・動機付けの本である。著者自身と若手たちとの間で多く交わされた代表的な対話の事例集としての色合いが濃く、今の若手の特質は事例紹介の補助解説的に語られ、彼らを特徴づけた時代背景も若干交えている。
本書で指摘された現在の若手の代表的な特性は以下のようなもの。
・「オンリーワン信仰」が強く「自分を大切に」と育てられてきたので、プライドが高く叱られると殻に閉じこもる。
・ケータイ世代である彼らは人との接触が極めて選択的になり、会いたい時に会いたい人とだけ会う、話したい時に話したい人とだけ話す傾向が強く、同質の人間とだけ付き合い異質な人間との接触が少なかったため、不特定の対人コミュニケーション力が弱く、社会に出て強制的接触をすると「怖い」人が増えて間合いの取り方がわからなくなる。
私自身もマーケティングリサーチで20代の特性を分析したり、社内で実際に若手と接した感触から考えても、納得できるところは多かったように感じた。ただ個人的には職務での経験上あまり目新しい視点などはなかったので、辛めで★3つ。




阪神タイガース (新潮新書)
販売元: 新潮社

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三原脩・水原茂を第一世代、川上哲治・西本幸雄を第二世代とするならば、第三世代にあたるのが、広岡達朗と吉田義男でしょう。

この本によると、広岡と吉田は、ご承知の通り、巨人と阪神の名遊撃手でしょうが、それ以前に早稲田と立命館の遊撃手同士だったそうで、大学時代から、相当、お互いを意識していたそうです。
当時、広岡は六大学のスターだったそうで、それで同じポジションということもあり、当然、吉田は意識したそうですが、何と、それ以上に意識していたのが、広岡だったそうです。
何故かと言うと、早稲田の監督が、「うちの広岡より、あの吉田と言う子の方がうまい」と発言したからだそうで、これにはいかにも広岡らしくカチンと来ていたようで、試合中に一塁ランナーとして出塁した広岡は、なんでもない併殺のときに、わざと二塁に滑り込み、そのスパイクは、辛うじて避けた吉田の足をざっくりと削り取ったとか。
(江夏などは、吉田のことを今でもぼろくそに言いますが、私は昭和60年の優勝を語るまでもなく、一回目の監督のときでも、結構、その采配は悪くなかったと評価しておりました。)

タイプとしては、三原、川上、広岡というのは、冷徹という点で同じタイプの人間だったと思います。
水原・西本・吉田もまた、同じタイプだったのかもしれませんが、それだけに、吉田のこの著書は川上のような小難しい理論に終始することなく、結構、楽しめました。
ちょっと、2003年の阪神の優勝に舞い上がっているキライがないでもなかったですが・・・。
おっと、そう言えば、三原、川上、広岡の三人は全員A型ではないですか!
もしやと思って調べてみたら、水原・西本・吉田は全員、O型でした。
うーん・・・、血液型恐るべし(笑)。




真っ向勝負のスローカーブ (新潮新書)
販売元: 新潮社

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著者の星野伸之氏といえば、最高でも135kの球しか投げないが、
オリックスでは、長くエースとして、プロの強打者を次々に抑え
込んでいき、通算で176勝も挙げた名投手である。

弱肉強食、結果がすべてのプロの世界の中で、どうして球速で
いえば高校生にも及ばない星野さんが活躍できたのか、やはり
それにはそれ相応の理由がある。
この本を読むと、球速を数字以上に見せるためのカーブやフォーク
を上手に使い、緩急と駆け引きでプロの世界を渡り歩いてきたこと
が窺える。

星野さんご自身が「自分は普通のピッチャー」と本の中で述べて
いる。驚いたことに一度高校時代に野球部を退部した経緯もあるそうだ。

清原や松井、松坂のように体や能力、センスに恵まれ、常に野球界の
中心を歩んできた人とは違う感性を感じることができる。その点でも
凡人の自分からすれば親近感がわき、心強い。

今野球をやっている人(特に高校生など)は読めば、また違った勝負の
仕方というものを感じることができると思う。






新入社員の90日―一歩先んじる自己研修の本 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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自家製 文章読本
販売元: 新潮社

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井上ひさしさんは「自分の考えを自分の言葉で書くことが一番大切」と考えているのだと思う。この「文章読本」は信頼できる。名文や美文を誉め讃え、お説教を垂れたりしない。文章を書く者として読者と一緒に考え、悩み、迷う。ほんとうに楽しい時と満足を与えてくれる本。




自分学のすすめ―いま男としてなすべきこと (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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上司が「鬼」とならねば部下は動かず (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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最初の「一頭のライオンに率いられた百頭の羊の群は、一頭の羊に率いられた百頭のライオンの群に勝つ」という諺で、読む前から読みたくなくなりました。逆ならまだいいような気がします。私が本を書くなら、トップは男女を問わず人間味のある人間、女を武器にしてたくさんの男に面倒を見てもらった女とその女の男は案外どこかで損をしてる、などでしょうか。




砂の海の航海―パリ・ダカール・ラリー (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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戦後プロ野球50年―川上、ON、そしてイチローへ (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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元新聞記者である著者は、豊富なデータや経験を基に、書き下ろしている。戦後50年のプロ野球史の意外な歴史が記録されている。
これに限らず、著者には独特のネタがある。「ーであるのは、ーひとりしかいない。」 これは著者の「必殺技」かもしれない。
これはプロ野球通にはおすすめである。




セ・パ分裂 プロ野球を変えた男たち (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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