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和書 508072 (234)



うたと日本人 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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 当然のことながらキーワードは「魔」である。何故に歌が「魔」なのか、と読み進めるスリルがこの書のねらいである。
 古代の日本人は言葉にもアニマ(霊魂)があると考えた。それを言霊と呼んだ。言葉の呪力である。言霊をもって自分を侵害する他者とたたかった。その相手となるものは、ときに人間であり、ときには自然界にひそむ悪霊であった。折口信夫によれば「歌ふは訴ふ」と同根だという。白川静も、神に自分の願望を聞き届けさせるための「烈しい祈りの言葉」がリズムをもったものが歌の起こりだという。古代の歌垣にも、戦後まで続いた沖縄の毛遊びや奄美のウタカキにも、それは見られる。歌は、こうした呪力をもつ言葉のたたかいの中で、効果をあげるために洗練されていった。
 本書の主軸になる第3章「挽歌の展開ー柿本人麻呂を中心に」を取り上げてみる。巻2、3の挽歌では、人麻呂を中心とした異常死者への挽歌が目に付く。不条理な死への強い憤りと悲しみを表すだけでなく、生者をかえりみずに死んだ者へ「いかさまに思ほしめせか」の恨みとなって現れる。鎮魂の言葉は穏やかなものではなかった。
 恋の原義は「乞ひ」であった。『万葉集』において、相聞(愛の歌)も、挽歌(死の歌)も、相手の魂乞いの歌であることから、その区別がつきにくくなることが多い。人麻呂終焉歌が巻2にある。石見の国で人麻呂が死に臨んだ時自らの歌「鴨山の岩根しまける我れをかも知らにと妹が待ちつつあらむ」(223)これを受けて妻の歌「今日今日とわが待つ君は石川の貝に交りてありといはずやも」(224)これらの歌をフィクションとして宮廷サロンにおける歌語りとも推測できるという。
 総じて本書は、日本の歌を共同体の詩とみなして、民俗学的視点を大切に、呪力をもつ言葉(呪歌)としてとらえており、読み応えがある(雅)




うたの心に生きた人々 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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うた日記 岩波文庫
販売元: 岩波書店

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うちには猛犬がいる (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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うちのにゃんこは世界一! (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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 週刊朝日の読者投稿欄「犬ばか猫ばかペットばか」に掲載されたもの中から、猫にまつわる話を集めて一冊の本にしたものである。
 ただの猫自慢に終わっているものもあるけれど、変わった癖のある猫の話や、感動する話、我が家の猫を思い浮かべて思わずにやりとしてしまう話など、猫好きならば、退屈しないだろう。
 本書に収録されているさまざまな猫の話を読むと、猫の愛情の深さや、頭のよさにあらためて感心する。もっとも、なんてったってうちのにゃんこが世界一だと思っている人ばかりが書いたものだから、かなり贔屓目なところがあるとは思うけれど、書き手も猫好きなら読み手も猫好き、それで問題ないのである。






うちのわんこは世界一! (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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うちのイキモノ様 (文春文庫PLUS)
販売元: 文藝春秋

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なんとも可愛い雰囲気の文体におじゃる丸とはまた違う優しい風を感じました。
今や生活のなかにおいて当たり前の存在であるペットにも個性があり登場する動物がすべて微笑ましいです。
忙しい日々に疲れたとき手にするとページをめくるたびにほっと顔をほころばされてしまうような和かな作品です




うちの妹のばあい (パラダイムノベルス)
販売元: パラダイム

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うちの宿六 (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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うちゅういち―中尾彰秀詩集 (ポエム・ポシェット (13))
販売元: 竹林館

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