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和書 508072 (387)



すみだ川・新橋夜話 他一篇 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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「スントミ町」と発音する。(東京都中央区新富町のこと)ですって。まるで外国語習得の心得か?荷風って本当に江戸っ子になりたかったんですね。というか、江戸とかパリとかとっても素敵!みたいなノリだったんだと思います。

荷風って本当に「作品より人物が面白い」って定評のある人ですが、この本も実に愉快。若旦那になりきっています。「新橋夜話」の「色男」なんか実にそのもの。でも、この頃の人達ってみんな谷崎もはじめ、俺はいいところの坊ちゃんだったんだぞ!みたいにエバる?性癖があって可笑しいです。本物の米問屋の坊ちゃんだった仏文学者鈴木信太郎先生なんか、全然自意識過剰なところがなくて、さっぱり気取っていませんでしたけど、すごいベランメエで圧倒されます。100%ネット純粋江戸弁です。って関係なかった?

だけど、逆に言えば、こういう「なりたい症候群」の人が結構よく出来た文学作品を残すのかも知れないです。ヨソ者の方が、世界をよく観察出来ますから。でも観察出来ても、ここまで表現出来るか?っていうと話しはまた別かもしれません。というわけで星四つ。




すみっこのすみっこ (双葉文庫)
販売元: 双葉社

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すみれの花の砂糖づけ (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 おんなのこでいることも、おんなでいることも、

 あまくせつなく、痛い。

 そんなものだ。

 
 江國香織は誰よりもそれを表現できる。






すれすれ (光文社文庫)
販売元: 光文社

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すれちがいの純情 (角川ルビー文庫)
販売元: 角川書店

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すれっからし (小学館文庫)
販売元: 小学館

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この女優には偏見を持っていた。過去に苦労をしてきたということは耳にしていたが、どうせそれもヤンキーが自暴自棄になった末での結果なのだろうと。
しかし、ここまで壮絶な苦労だったとは…。
13歳で300万、26歳で1億の借金。生死をさまよった喘息の発作、コロコロと移籍した事務所、アルコール中毒からの脱出、暴力を振るっていた過去…。
ざっと並べてみただけでもゾッとするが、本書ではこれらがあまり感情的にではなく、比較的淡々と綴られている。これが“壮絶な過去”を乗り越えてきた者の強さだろう。
私が感じたのは、そんな苦境の中にあっても、杉田かおるは自分はプロだという意識を常に持っていた、ということだ。仕事を休まないことはもちろん、どんな仕事もこなし、自分なりにやりたい芝居はどんなものかをしっかりと持っている。酒で酔ったまま現場へ入り、ある映画監督に叱咤されて、それを「やはりあの監督のところへ押しかけてよかったと思っている」と追想する彼女には、芝居へのプロ意識を感じずにはいられない。
芸能人の、わけのわからない脳天気な内容の本が氾濫する昨今だが、私はこういった、自分の“汚”の部分までさらけ出してみせるもののほうが好ましいと感じる。芸能界という虚構に満ちた世界に存在しながら、ありのままの自分を公に晒すのはとても勇気の要ることだし、何よりもその内容に流れる人間臭さに胸を打たれるからだ。そして、そういった人間臭さを持つ者こそ、素晴らしい仕事ができるのだと私は思う。




すんごくスバラ式世界 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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小学生ぐらいのときを思い返すと、ものすごく恥ずかしい体験が山ほどあります。へたするとトラウマになってるような、人に言えないぐらいの話なんかもあるかも。
でも、他人のだと、そういう話ってものすごく笑えます。

「スバラ式世界」シリーズは、そうったお話の大全集。


「すんごくスバラ式世界」も、読んでるとニヤニヤしてしまうので、電車で読めませんでした。あまりにおもしろいので、途中でストップさせました。
(もちろん、家に帰ってから、思い切りニヤニヤしました。)

特に、「ケンベン」のエピソードはツボでした!
もうこれでもかというぐらい、笑わされました。('∀`)ヒー
個人的には小学生以来の第2次ウ○コブーム到来です。

「すんごく」も、ハラダさんの描写は天才的。
文字の並びでこれだけ笑わせれるのはすごい。

わかりやすくて、ちょっぴりお下品で、とにかくおもしろいお話が大好きな方におススメの一冊です。





ずいぶんなおねだり (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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 本書は「オール讀物」連載の「男の分別学1992年9月〜97年1月掲載」掲載分より抜粋した15本エッセイと対談であるが、現在年に一回出版されている「丸かじりシリーズ」とは違い食物に関するものばかりではない。彼のエッセイの面白さについては、今更あれこれいうこともないので、ここで紹介するのは5本の対談である。
 対談者は次の5人であり、いずれも短くまとめられているが、どれも、笑わずにはいられないものばかりである。

1.里見真三 元祖B級グルメライター。高校生時代はラーメン屋を経営。彼の著書である「ベストオブラーメン」「ベストオブ丼」等は、著者が丸かじりシリーズで選ぶ店のネタ本になっている?そして彼の「ベストオブ」シリーズは文春文庫ビジュアル版で発売されていたが現在は廃版のようであり残念。

2.江川紹子 あのテレビでみる江川紹子からは想像できない笑える対談。なぜ、彼女は飲み屋のママになるのか?
 
3.下森真澄 柴口育子 文春文庫ビジュアル版の「B級グルメシリーズのライター。当時の彼女らの取材の苦労は笑うしかない。このB級グルメシリーズも著者の丸かじりシリーズの取材ネタ本になっている?
このB級グルメシリーズは昭和の終わりから10冊以上発売された名(迷)ガイドでエッセイとしても秀逸な作品であったが、現在は廃版のようであり残念である。

4.小泉武夫 大学教授。発酵学の権威。テレビでみたことがある人もいるかもしれない。大学教授とは思えない語り口が絶妙。著作多し。

5.ナンシー関 惜しい人を亡くした。合掌。

 ショージ君はエッセイの名人であるばかりでなく対談の名人でもあるのだ。
 なお、ショージ君の対談で私が最初に面白いと感じたのは、「ショージ君の満腹カタログ 文春文庫」掲載の『焼芋おじさんかく語りき』であるが、これはもう市井の人へのインタビューとしては絶品である。
 是非、本作品とあわせて読んでみて下さい。




ずっこけ侍 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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ずっと、ずっと、あなたのそばに―映画「いま、会いにゆきます」 澪の物語 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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これはこれでありかと思います。
「いま、会いにゆきます」の澪の視点で書かれた物語という事でしたが、作者が全然違う人なので大した期待はしてませんでした。
でも、読んでみると市川拓司さんの世界観や言葉を中心とした進め方が引き継がれてたし、女性の気持ちを女性が書いてるのでとてもよかったと思います。
ただ、原作とも映画ともちょっと違うストーリーにちょっとガッカリするシーンもありました。
澪が巧のバイト先に行くシーンが無かったり。
あそこは凄く大事なところだと思うので、女性の視点で澪の気持ちを書いて欲しかったです。
あと、話が所々前後しててわかりづらかったりしました。
市川さんはそういう書き方はしてなかったと思うので、ちょっと残念です。


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