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和書 508074 (102)



精進百撰 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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著者は70歳のときに心筋梗塞を患い、39日間の集中治療室での治療と約3年間の病院生活を送って生還できたが、3分の2の心臓は壊死してしまった。退院後、胃の中に直径5センチの悪性腫瘍が見つかり、内視鏡での切除手術も2回行なった。
そういう著者が残った心臓を大事に、栄養もバランスの良い食事を摂って生きようと、田園生活を長野県佐久郡北御牧村で始めることになった。北御牧での生活は斜面を上り下りせねばならぬので適度な運動となり、時にやってくる異国の娘らと中学時代に覚えた英語を使って会話してボケ防止の頭の体操をし、畑仕事もし、竹紙を一緒に漉いて、草の煮汁で絵を描いて年に1、2度展覧会をやって楽しむ生活が続けられた。著者はこうして85歳まで生きた。

北御牧村に生活を移し、畑をつくって野菜を育てながら、とれた野菜で精進料理を自ら作って食してきたわけだが、その料理内容をまとめたのがこの本である。元々著者は若いとき寺で小僧として修行し、禅宗の調理を上の人から教わっていた。作り方は大まかで、あくまで素材の味を大事にする。写真がきれいで食欲をそそる。
心筋梗塞の再発を防ぐにはコレステロールと中性脂肪を低く抑え、また血圧を低くコントロールしなければならない。これらの料理の作り方には塩分制限についてはあまり強調されていないが、食事の量そのものが少なければ、つまり粗食であれば、あまり気にしなくていいということだろう。ダイエットにも効果的。




星の林に月の船 声で楽しむ和歌・俳句 (岩波少年文庫(131))
販売元: 岩波書店

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 声で楽しむ和歌・俳句と、副題にあるように、声に出して読むといっそう歌の持つリズムや言葉の響きが心にしみてくる。大人の私にも和歌や俳句の入門書として大いに楽しむことが出来ました。表題を「星の林に月の船」に決めたのは、柿本人麻呂歌集の「天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」にヒントを得たとありましたが、ほんとうにイメージが彷彿とする美しく力強い歌で、暗唱してみたくなります。
 時を超えてもなお感動する心は変わらないと、四季折々の自然の中に生まれたことの喜びを改めて感じないではおられませんでした。
 




易のはなし (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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「易のはなし」という何となくやさしそうなタイトルにつられて読み出すと最初の1頁目でつまづくだろう。本書は一般論ではなく、中国の明の末期から清の初期を生き抜いた王船山の易を論じたものだ。朱子の易に慣れた者には「最も痛快で面白いが、注釈としては面白すぎるかも知れない」(本田済「易」)。なお、船山の著作で和訳されたものは多くないが、同著者で汲古書院「王船山易学述義上下」がある。いずれも非常に読みづらいが、読み込めれば多くの感銘がまっているはずだ。本書は私の易の精神的柱だ。





健康ブームを問う (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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子育て―小児科医の助言 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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子どもを産む (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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千利休―無言の前衛 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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茶の湯の事なんて全く知らなかったのですが、まんが「へうげもの」(山田 芳裕著)を読んで以来、凄く気になるようになりました。また、その当時の人物、文化、歴史の事が、いつもの通り私にはマッタクわからないので、ちょっとネットで調べていたら、気になったのが、赤瀬川 原平が書いてます!!トマソンの赤瀬川さんですよ!!で、興味が湧き、読んでみました。まだ完結していませんが、マンガ「へうげもの」も、かなりオススメ致します。


千利休という人を路上観察学会の、物事を様々な角度から考え、なお、楽しもうとする方からの考察が楽しくないわけありません。


要約してしまうと面白くないので、興味のある方には是非読んで頂きたいのですが、まるで禅問答です。そして日本人論にも話しは広がります。考え方の柔軟性が求められる本でありますが、レベルは違いますけれど、山本 七平著「『空気』の研究」と同じくらいの目からウロコ本です。様々なことに波及する考え方を分かる本でもあり、それでいて笑える楽しさを両立させられる稀有な感覚の持ち主、赤瀬川さんの本です。反復する儀式の、あるいは○○道のような真面目な哲学的面白さを、そして真面目が滑稽に繋がる、笑える側面もまた認められる方におススメいたします。





東洋医学 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ファッション―蝶は国境をこえる (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ワインの常識 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 他のレヴュアーの方とほぼ同じで 読んでいるとだんだん鼻に
ついて来る。当たり前ながら 自分のワイン(や 美食)体験を 
他人に嫌味なく 披露することは 誰にとっても難しいものだと
思う。また 各産地での 細かいワイナリーの話も 「これが
本当に『常識』にしなければならないのか?」という疑問を常に
懐いてしまう。もちろん これが 単行本であるなら分かるが 
岩波新書で「常識」を謳う内容であるかどうか?

 それにしても ワインは本当に定着したことも確かである。昔は 
家の小さい冷蔵庫に白ワインが 後生大事に半年位冷えていたのを
思い出す。ワインは 何かの記念に飲む飲み物だったのだ。冷蔵庫
から何かお菓子をくすねる際にも 子供心にも ワインを恐る恐る
眺めたものだ。昭和40年代の 懐かしい思い出である。

 

 


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