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和書 508076 (127)



キーワードで読む戦後史 (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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技術と文明の歴史 (岩波ジュニア新書 (349))
販売元: 岩波書店

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行政ってなんだろう (岩波ジュニア新書)
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ギリシア神話 (岩波ジュニア新書 (40))
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空中モグラあらわる―動物観察はおもしろい (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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 タイトルを見て、最初は怪しい本かと思ったが、なんのことはない。研究室内に針金のパイプでトンネルをつくり、そこにモグラを住まわせて生態観察を行った話であった。きちんと真面目な動物学の本である。
 岩波ジュニア新書として出たものだが、大人が読んでも十分に面白い。
 著者は動物学の分野で有名な今泉一族のひとりで、フィールドワークから動物の生態に迫る研究をしている。
 本書では、ネズミ、モグラ、ムササビ、リスの4種類が取り上げられている。ネズミが毒の餌を食べないのはどうしてか、モグラの餌の取り方は、ムササビの住処と餌場の関係、リスがクルミをかじるときの方法など、どの話を読んでも面白かった。
 いずれも、「発想の転換」が研究の基礎となっており、新鮮であった。
 また、動物と人間の関係についても、斬新な発想が織り込まれている。人間が主・動物が従であってもいけないし、単純な動物保護でもない。新しい世界観を感じた。「岩波ジュニア新書」としても意味のある一冊と思う。




クジラ 大海原をゆく (岩波ジュニア新書)
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クルマ・20世紀のトップランナー (岩波ジュニア新書)
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車イスから見た街 (岩波ジュニア新書)
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 「車イスの弁護士」といわれる著者(1937年生)は1才半の時にせき髄性小児マヒにかかり、両足の自由を失いました。この当時は障害者の生活を補助する道具は整備されていず、乳母車に乗って小学校の通学、三輪車イスを使って高校、大学へ通学、そして大学卒業後、足の手術を受けて補装具と松葉杖で10〜15m歩くことと階段の上がり降りを可能とし、法律事務所で書生として働きながら司法試験に合格し、その後は車イスで弁護士として活動をはじめました。この著者の半生とともに、現在の日本の生活環境で車イス利用者が直面する様々な障害、車イス使用者のトイレ使用などの具体的な生活方法、そして車イス使用者の介助方法などが書かれていて、大変、参考になります。岩波ジュニア新書のシリーズですが、この分野に関心ある大人にも是非、読んで欲しい本です。




クローンの世界 (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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 クローン羊のドリー誕生が1996年、この本はその3年後に書かれた訳ですから、かなり話題に乗っかった本か、と思えばもっと基本から書かれています。もちろんタイトルが「クローンの世界」ですから、クローンの定義、つくり方、問題点が書かれているのですけれども、各章も「細胞の増え方」「自然界のクローン」・・・「クローンを越えてー性の意味」と、クローンに関わる生命の基本的な現象から説明しています。
 きちんと丁寧に書かれていて、内容は「ジュニア選書」ではなく、普通の新書であってもおかしくないぐらいと思いました。言い換えれば、そのぐらい成長した「ジュニア」でないと読みこなせない、高学年用の「ジュニア選書」です。近くの市立図書館では児童図書コーナーにありました。中高生は、まして大人は覘かないですかねえ・・・。大人にだっって「面白いだけ」の最近の新書よりはよっぽど知識を満足させてくれると思うのですが。

 著者はホヤの研究をする生物学者。だからでしょう、無脊椎動物や植物なども大きく視野に入れた、基礎生物学の目線で説明してくれ、いきなり「クローンはいいのか、悪いのか」みたいな論議に行かずに冷静です。ホヤについて詳しすぎるほどの説明は、ご専門ですからしかたないでしょうね。少し知っている人は面白くても、そうでない人には横道に入ってしまったようで本筋が見えにくくなるような気もします。著者のおっしゃるとおり「わかるところだけまずよんで」進めばよいでしょう。ホヤの群体で個体同士の血管がつながっていて一緒に流れているものがあるのは、何処までが「個体」か、という問題にも思えて興味深かったですし、自己、非自己の認識の問題にも関係する現象も多種の生物の現象を知ることで人間の免疫についてもよりよく理解できる可能性を感じましたけれど。

 最後の章「"クローン人間”を考える」では、「技術を野放しにすることは人類の自滅につながっています。当然のことながら、人間社会はみずからつくりあげた技術の使い方について発言する権利と義務があります。一方、科学者には研究の自由があり、それが保証されてこそ、科学の"予測できない”発展が可能になります。」と、科学者の立場からの発言が書かれています。「立ち止まるとき―明日の地球のために」というのが、最後のタイトル。よく議論しなくては、ということは誰もが否定はしないことですが、実際の社会、科学の世界では、常にいっそう早く、速くと走っているばかりのように思えてなりません。多分、誰かが一人だけ立ち止まることでは駄目なことで、みんなが一斉に少しだけ歩調を緩めないと駄目なのかも。そのためには科学以外の力、智恵が要求されてくると思います。

 ジュニア選書、ということで大人の目に触れないところに分類されてはもったいない、しっかりした内容の本です。




警察はなぜあるのか―行政機関と私たち (岩波ジュニア新書)
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