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和書 508080 (152)



思い違いの科学史 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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 科学が語られるとき、それが誤りと知的淘汰の積み重ねである、という事実はあまり語られない。そこにある誤った(言葉が悪ければ”偏った”)科学観に抗してか否かは判らないが、科学における誤信と淘汰の事例を数点集めた良書である。
 扱う話も面白いものばかりで、たとえば、日本で電燈が街中に配備されつつある時代、電気泥棒の裁判があったという。面白いのは、その争点が「電気は物である、いや違う」という論争が生じた点。これが最初に出てくるが、実に面白かった。
 生物の自然発生説、熱素(カロリック)、火星人タコ説、電池=永久機関説、骨相学、重いものは早く落ちる説、などなど有名なものからマイナーなものまで多種多様である。

 そんなわけで楽しく読んだが、要点は抑えているものの、いかんせん一章が10〜20Pくらいなので、そこまで深くは論じていないのが勿体無い。でも良書。




河童のタクアンかじり歩き (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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患者本位の病院改革 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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漢方薬は効くか (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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恐竜ポケットガイド (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞

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恐竜たちと遊ぶ1時間 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞

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動物の進化については数々の書が出ていて、ダーウィンの進化論に全面的には納得できない方も多いだろう。著者は生物には全くの素人でありながら果敢にも動物の進化に挑んでいる。航空機の設計技師として「もし神が動物を設計するならどう図面を引くか」との観点から動物のスタイルを語っている。太くて長い尾のティラノザウルスと尾のない類人猿、首長竜と首が短く鼻が長い象、これらを力学的視点から比較して説明した進化論書は少ないだろう。技術屋にとっては我が意を得たりとの感がある。新たに描かれた挿絵も迫真に迫る。




技術開発の昭和史 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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釧路湿原―日本環境の現在 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞

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建築探偵 雨天決行 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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 1988ー89年に出た単行本の文庫化。「建築探偵」シリーズの第2作。
 『雨天決行』で取り上げられているのは、中村遊郭、豊橋と函館のハリストス教会、東京駅など。そのほか、幼稚園や刑務所もいくつか取材されている。
 面白かったのは那須の別荘群。那須はいまも御用邸があるところ。軽井沢よりも早く避暑地として開発された場所で、山県有朋、大岩巌、乃木希典などそうそうたるメンバーが別荘を構えた。この別荘地の特徴はイギリスのカントリーハウスを真似たことにある。 イギリスの貴族・上流階級は田舎に屋敷と土地を持ち、春〜秋にかけてはカントリーハウスを舞台に華やかな社交を繰り広げたことで知られる。山県らも、まさにそれを再現しようとしたのだ。エステートを経営し、パーティを開き、狩猟に興じる。たとえば青木子爵邸の廊下には鹿の角がずらりと並んでいる。彼らは鹿狩りを行っていたのである。明治20〜30年代のことという。 明治維新とともに洋風の狩猟が日本に持ち込まれる。猟銃と猟犬を用い、娯楽として行われるタイプのものだ。 はじめは横浜や神戸の居留地のイギリス人が行っていたものが、次第に日本人にも広がっていく。
 そのあたりの、異文化の摂取について知ることが出来た。
 美しいし、面白い本。おすすめ。




建築探偵奇想天外 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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 1990年に出た単行本『建築探偵 神出鬼没』の再編集・文庫化。「建築探偵」シリーズの第4作。
 『奇想天外』で取り上げられているのは、グラバー邸、旧朝香宮邸など。そのほか、チェコ、スロヴァキアへの旅も収録されている。
 本書はかなり和の要素が強い。日本風の建築様式が洋館に入り込んだ例が多く紹介されているのだ。なまこ壁とか、温泉旅館とか。そのため、見た目にはかなり怪しいものが多い。楽しめる一冊だろう。


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