戻る

前ページ   次ページ

和書 508082 (115)



意識に直接与えられたものについての試論 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






遺書―5人の若者が残した最期の言葉 (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

悲しすぎる話に涙があふれ出て、ぼろぼろ流れ出て、
なかなか次のページ、次の文章に進むことが出来ませんでした。

家族もなぜ気持ちを察せなかったのか助けられなかったのか赤裸々に語っている。
また、故人のメモの中にポケベルによる番号があり、これを解読した(本文中にも説明がある)時、衝撃を受けました。。。
   涙が止まらなかった...........




異神〈上〉中世日本の秘教的世界 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

摩多羅神・牛頭天王など由来のはっきりしない不思議な神々を、著者は「異神」と命名しています。それら「異神」に対する中世信仰のあり方に迫ったのがこの本。
 中沢新一『精霊の王』や宇月原晴明『信長』に、この『異神』が参考文献として挙がっていたので、興味を持って手にとりました。図版や資料も豊富で、大変な労作だと思います。ただ、もともと専門誌に掲載されたものなので、一般向けにわかりやすく、といった配慮は特にされていません。全くの素人の私にとっては、上下巻を読み通すのは、かなり骨が折れました。なので3ですが、専門家の評価は多分違うと思います。
 しかし、立ち上がってくる神々の姿はなかなか刺激的。また著者の筆遣いも華麗な魅力があり、この人の本をまた読んでみたいと思いました。




異神〈下〉中世日本の秘教的世界 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 想像以上に難しい本だった。が、面白いのだから文句は言えない。

 本書が取り上げる神様はマイナーで、かろうじて名前は知っているというものばかり(上巻:新羅明神、摩多羅神/下巻:宇賀弁才天、牛頭天王)。これらの多くは由来が定かではなく、本来、神道の神なのか、道教なのか、密教なのかも良くわからない。こうした神様を4つも取り上げて詳細に論じるのだから驚きです。いずれも中世日本の宗教を考える上で興味深い存在であり、その本質を無数の文献や、密教の修法、習合過程に探っていくのは大変に関心をそそられます。

 善と悪を転換させ、悪神すら信仰の対象としてしまう日本独自の宗教観に迫る力作です。図版多数。




続いじめの光景―こころの暴力と戦う! (集英社文庫)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 本当に、これはいじめにあった場合、どれ程辛いダメージを受けてしまうのかを考えさせてくれる。しかも、いじめにあった場合、場合によって後遺症はどう変わってくるかしっかり書かれているので、いじめた人の側に居た人、又は今いじめている人にとっても読む意味はあると思う。

 只、もっと衝撃的だったのは、1994年にあったあの大河内清輝君のいじめ自殺についてのルポである。これは私が初めて具体的に知ったいじめ自殺の例だが、この本を読み返すと、どれ程酷いいじめだったのか、それを考えさせられてしまう。
 これは、明らかに「いじめの光景」と並んで重要な意味を持つと思う。




異常性格の世界 (創元医学新書 (A1))
販売元: 創元社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ごく一般の人が、精神病やその患者を理解し暮らしていく手掛かりにするには、もはや社会状況にも最先端の医学にも合わなくなっている本です。
実用にしろ知的好奇心を満たすためにしろ、基礎編としては、もっと新しい別の書物の方が良いです。

それを前提とするならば、この書物の興味深さと価値は今でも薄れません。本書の根底に、「障害も個性とみなしそれと共存する」今で言うノーマライゼーションの考え方に通ずるものがあるからかも知れません。治療を受けつつ生活したり業績を挙げた、有名無名様々な人達の記録が綴られています。
実名ではないものの、わが国モダンアートを代表する芸術家・草間彌生を発掘し、偏見が激しかった時代に好意的に紹介しており、その意味でも価値の高い書物です。




異人その他―他十二篇 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

岡正雄は柳田國男と共に雑誌『民族』の発刊にあたり、日本の民族学に独自の
威光を放つ人物。発表した論考が少ないせいもあり知名度は低い。
本書は彼の業績を垣間見る数少ない論文集で、しかも文庫であり、大変貴重で
あったのだが、残念にも絶版となってしまった。江上波夫の有名な「騎馬民族
征服説」は、一九四八年に岡や石田英一郎等と行った座談会上で開陳され、衝撃
を与えた。本書中に含まれる「二十五年の後で」の中で、江上が戦時中の抑留か
ら帰還し田舎に隠遁していた岡と久しぶりにあう件がある。そこで江上は、「君と
だいたい同じ結論になったよ」と述べているので、岡自信も江上とは別に騎馬民
族征服という構想を独自に育み語り合っていたのかもしれない。天皇家の半島由
来を主張する本書中の論文が、何故当初、海外にてドイツ語で発表されなければ
ならなかったのか、岡自信が感慨深く回想している。日本民族の成立過程を重層
的な「異種族混交」と捉える見方は今や常識ですらあるが、早期にこれを展開し
ていたのも岡である。柳田国男の一国民俗学・常民的視点と異なる、混交的・マ
レビト的視点をほぼ同時期に展開しており、もっと評価されていい気がする。




異人論―民族社会の心性 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「異人」とは「民俗社会の外部に住み、さまざまな機会を通じて定住民を接触する人々」として定義されている。
それは山伏であったり、巫女であったり、遍路であったり、旅の者であったり。
そしてこの「異人」は、いつの時代でも、歓待されもしたし、排除されもした。
中には殺され、大金を奪われる異人もいた。これがこの本のメインテーマの一つである「異人殺し」である。
またあとがきで筆者は異人と妖怪の関係について述べている。
「異人」は民俗社会にとっては社会関係上の「他者」であり、また「妖怪」は、人々の想像力によって産み出された「他者」である。一方は社会的存在であり、他方は想像的存在であるが、「異人」が人々の想像力を刺激し、それに「幻想化」という処理が施されると「妖怪」が生じる。例えば、「山伏」に幻想化が施された結果として「天狗」が生じている。
他にも「恐怖の存在としての女性像」など、興味深い話が複数収録されている良書。





異人論序説 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 東北学で著名な赤坂憲雄の往年のデビュー作。

 柳田、折口から高取正男、山口昌男、小松和彦にいたる、文化人類学、民俗学系の知見、西郷信綱などの国文学、ジンメル、ベルグソンの社会学、今村仁司など現代思想系の知見を縦横無尽に駆使して「異人論」を展開。内容は極めてオーソドックスで、あたらしい飛躍はあまり見られない。たびたび引用される今村仁司に「現代思想の系譜学」という著書があるが、まあいわば「異人の系譜学」っていう印象。これだけの知見を収集したのだから飛躍して欲しい。まあ「序説」なんでしょう。
 ただ、文体は魅力的。美味しいゴハンはお米がたってるというけれど、言葉がたってます。いわく、あらゆる秩序の起源には、秘められたひとつの死の風景が横たわっている・・・
続編的位置付けの『排除の現象学』もお奨め。




イスラム聖者―奇跡・予言・癒しの世界 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ