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和書 508082 (346)



ドゥルーズの哲学―生命・自然・未来のために (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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文化系でもあるし科学的でもあるし哲学的でもあるし。武田泰淳、岡本かの子らの引用からして、私的には信頼出来る著者ですけど。。。さおだけ云々より比べるのもヘンですが新書の価格でこれだけ読めたら個人的には有難いです。




動作―都市空間の行動学 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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道徳を基礎づける―孟子vs.カント、ルソー、ニーチェ (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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フランソワ・ジュリアンはキリスト教世界において、神学あるいは形而上学という形で古代から中世まで秩序付けられていた道徳が、18世紀にルソーによって覆されることを示し、次のように述べています。
  「今日、道徳は、どうしようもなく疑わしく見えるのである。なぜなら道徳は、カントが主張したように自由と手を携えるのではなく、抑圧的であるからだ。ニーチェの言い方では「畜群」による専制が問題である。また、マルクスの言い方では、反対に、有産階級による大衆支配が問題であり、さらに、フロイトの言い方では、超自我を通じて文明の感化を受けることから生じる欲求不満が問題である」、と。
そしてこの道徳の問題を考える糸口として、インド=ヨーロッパ言語とはまったく異なる極東の中国の、しかも紀元前4世紀の『孟子』に着目するのです。先に、「立命」の意味を探るために『孟子』の内容に言及しました。そこでは「仁」が問題とされています。私は「仁」とは「温かい心」だと解釈しましたが、この本では「憐れみ」だと表現しています。
 子供が井戸に落ちようとしていると、誰もが手を差し伸べたくなる、と『孟子』には書いてあるのですが、これは東西を問わない感情だということを踏まえ、ルソーが、「蜂蜜物語」(外で一匹の獰猛な獣が母の胸から子供を奪い取るのを目にする囚人という、悲壮な情景)に憐れみを感じた人物は、この出来事に対して「いかなる個人的利害関心」も持っていない、ことを指摘したことを述べています。こうした根源的な心の広がり、「人間らしさ」をルソーは問題にしたわけです。





ナルシズム―天才と狂気の心理学 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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自己愛の強い者はホモである。
ホモには天才が多い〔ヒトラー レオナルドダヴィンチ
チャイコフスキーなどなど〕
とか言って、自己愛の強い者をホモとする論理の運びには
驚くばかりでつ。




西田幾多郎の生命哲学 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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いろいろと独自の色づけもなされているが、現代思想研究者による「西田哲学入門」の書物とみてよいと思う。キー・ワードごとに、ほぼ西田の思想・哲学の変遷にそうかたちでその意味するところが説かれている。
著者には無礼になるが、内容をあえておおまかにトレースすれば、「純粋経験」の思考を深めていったのはよいがそれを「自覚」するための空間である「場所」の臨界点としての「絶対無」の位置づけをめぐって行き詰まり、田辺元による批判や自己の徹底的な反省もあって、「行為的直観」という個体に内在しつつ超越しつづけるための生成論的な認識を進化させながら「絶対矛盾的自己同一」というあの有名な世界理解の視点と方法に到達する、といった趣旨である。前半がベルクソン、後半がドゥルーズに近い思考スタイルであるとして対比的に論じられる。
「難解」で知られる西田哲学も大分わかりやすく整理できるようになってきたのだなあ、という感想をもった。日本における思想・哲学研究の発展のたまものか。弟子筋による「共感」的な解読や批判者の攻撃的な読みや用語をあげつらった素人の揶揄のどれとも違う、淡白な西田論でよみやすい。




日本を滅ぼす教育論議 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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元文部省のお役人が書いた、現在の教育論議のバカバカしさを追求する本。ただ、内容は一般的な議論で内部告発的ではない。

基本的な主張は、「教育論議が論理的にしよう」ということだ。で、実は主張はそれだけしかない。いろいろな問題点が提示されているが、そのバリエーション。ちょっと飽きてしまいました。

飽きたのは、一つには、私の意見に極めて近いからかもしれない。つまり、私にとって新しい情報は本書にはあまりなかった。わが国の議論の進め方が論理的でないとの愚痴を一緒にこぼしたって仕方ないようなあ、と言う気分。

お薦めにはするが、このような本がいくら売れても世の中変わらんだろうなあと、むしろ暗い気分になった。




日本の神々―古代人の精神世界 (講談社現代新書 (664))
販売元: 講談社

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日本の風景・西欧の景観―そして造景の時代 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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日本人の信仰心 (講談社現代新書 (712))
販売元: 講談社

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日本人はなぜ狐を信仰するのか (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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 タイトルだけで判断すれば妖怪の本の様なイメージがある。実際はほぼ正反対で、正統派の民俗学的考察という感じで驚いた。この内容にこのタイトルは不適切。つけるなら『各国の神話と伝承との狐の関係』としてほしい。思いこみではあったにしろ、狐妖怪の出現を期待していた自分はちょっと騙されたような気がした。
 ただ、本自体は非常に面白い。稲荷とはなんぞや? という疑問から始まって古事記の物語を巡り、中国の伝承、エジプトの神話、タロット、原始宗教の論理などあちらこちらに結びついて大きく議論を展開させている。民俗学その他の知識は皆無の自分には正しいかどうかは全く判別出来ないが、面白いほどに各国の宗教の様相が一致しているのは、なるほどと素直にそう思った。堅めだったがこういう物もいいと思う。妖怪目当ての方のためにもう一度言っておけばベースには狐があるが、狐:その他の神話 で割合をつけるとだいたい 3:5 ぐらいで、狐中心ではない。しかしだからこそ面白いという感じもする。
 ただ、やはり胡散臭い所はあった。科学的に説明のつくこっくりさんを霊的な物として扱っていたり、葉巻形のUFOの目撃を弥勒信仰の名残と言ったり、まさに眉唾。面白いのだが、独断らしい箇所は星一つマイナスだ。読むのにも結構専門的な知識がいるため古事記を簡単にめくった程度の自分には少し難しかった。
 しかし、まあ民俗学的なひとつの論文としては斬新なものかもしれない。


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