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和書 508082 (351)



私、今、そして神 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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平易な語り口で極めて質の高い哲学的問いに挑む、永井氏の新著。「開闢」とは「私」の事であり、さらに「今」の別称でもある。言葉によって「私」を理解したとたん、「私」はその本質を失ってしまうというパラドキシカルな「私」の構造。或いは、言葉の持つ共通理解という本質的機能が唯一無二の「私」と言う存在の理解を阻むと言う矛盾。永井氏がひねもすたれながす哲学的思索は、私がその言わんとするところを捉まえたと思った瞬間、まさにパラドキシカルな「私」の構造と同じように、私の手から零れ落ちてゆくようだ。かなり難解な問いも含むまれるが、知的誠実さを貫く哲学者永井均氏の最新の思索の痕をたどれる好著だ。小さいながら相当に歯ごたえのある本で、その点心して読まれたい(H19.4.11)。





私はどうして私なのか (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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「私」とは一体なんだろうか。本書では、この「私」について、言語の面から考察を進めていく。筆者はまず、「私」と言う自称語の特殊性について述べる。本文中に出てくる例として、「たっくん」という人物がいるとする。たっくんが自分のことを指す時に、幼い子供が良くやるように、「たっくんはね…」というのはわかりやすい自称語の使い方である。ところが、たっくんが「僕(私)はね…」という時、「私」と言う言葉に秘められた自己と他者を区別する概念の萌芽を見る、と筆者はいう。つまり、たっくん以外の誰が使っても自分のことを指す「私」と言う言葉を使うためには、言葉と物体の単純な1対1対応を把握しているだけではいけないということである。目の前に立っている相手が「私」という時、そこには自己以外の存在である別の「私」があり、自分自身の「私」とは異なる何かがある、ということである。言われればなるほどと思える議論であり、ごく当たり前に身につけてしまっている概念だけに、本書を読んで改めて指摘されると、その不可思議性が顕著になる。

人間の概念、思考その他諸々の事象は、言語の基盤の上に成り立っている。「私」について回る指標性の謎に対する本書の考察は、単なる言葉遊びではなくれっきとした哲学である。きわめて難解なテーマを扱っているにもかかわらず、非常に読み進めやすく書かれており、理解もしやすい。ハイデガー哲学で挫折してしまった私でもテンポ良く読み進めることができた。おすすめ。





知性はどこに生まれるか―ダーウィンとアフォーダンス (講談社現代新書JEUNESSE)
販売元: 講談社

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著者はアフォーダンス理論の日本への紹介者として有名な方。

同執筆者による、もっと定評のある入門書としては『アフォーダンス 新しい認知の理論』(1994,岩波書店)があるが、そちらの入門書よりも、こちらはだいぶぼんやりとしたことが書かれている。

ただ、ぼんやりと、「雰囲気」だけを書いている分、『アフォーダンス 新しい認知の理論』を読んでも、アフォーダンスという概念の基本的な雰囲気がいまひとつわからなかったのが、本書を読んでなんとなくのみこめたような気がした。この著書のみを読むよりも、併せて読むといいのかもしれない。




悩む性格・困らせる性格 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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輪廻転生を考える―死生学のかなたへ (講談社現代新書―ジュネス)
販売元: 講談社

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予言者で奇跡の医者―ノストラダムス (講談社 火の鳥伝記文庫)
販売元: 講談社

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いちおう小学生を対象した本のようですが、大人にもお勧め。
ノストラダムスは慈愛の医者。
ノストラダムスは占星術を使って予言をしていたのではなく、予言詩に星の位置を示すことによって日にちを指定していたのです。
「1999年7の月」で始まる詩の「アンゴルモア」は「モンゴリア(モンゴル・中国)」の字謎という説があります。
また「アンゴルモア」はフランスの地名で、農民一揆があったところのようです。過去のアンゴルモアとよく似た事件が起きるのではないか?と飛鳥氏は考えられています。
ある集団が、民衆を救おうと行動を起こし、日増しにその集団に加わる人が増えていくことを予言していると私は考えています。




新編「在日」の思想 (講談社文芸文庫)
販売元: 講談社

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ドイツ悲哀劇の根源 (講談社文芸文庫)
販売元: 講談社

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日本浪曼派批判序説 (講談社文芸文庫)
販売元: 講談社

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「日本浪漫派」入門として手にとったが、わかったようなわからないような。
というのもこの論文が「日本浪漫派」体験を前提にして書かれているためだ。
現在、「日本浪漫派」も保田与重郎も正規の文学史では扱われることは少ない。そうした環境において、いきなり「批判すべし」といわれてもピンとこなかった。
「日本浪漫派」の雰囲気をしるためには、保田与重郎を読むことももちろんだが、三島由紀夫やドイツロマン主義の文学理論に通じている必要があると思う。




埴谷雄高思想論集 埴谷雄高評論選書 2 (講談社文芸文庫)
販売元: 講談社

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